ODAKYU VOICE home "For those who enjoy every day" January 2021 ISSUE 114 特集_おうち時間に楽しみたい小田急線沿線ゆかりの作品 読了

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苦し紛れ。新海誠作品の「秒速5センチメートル」が小田急であることは理解していましたが、参宮橋とは知りませんでした。下の坂なんか、代々木上原かと思ってました。でも未見。

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高原書店狂騒曲が次に登場。麿赤児の褌姿に夢中。あとゼルビア。まほろ駅前戸田便利軒。

その次に、秦野ロケ映画と、小田急なので、大島優子主演のロマンスカー映画。どちらも見ませんでした。

その次に、吉本ばななのシモキタエッセー。吉本ばななはまったく読まないのですが、以前、『歩道橋の魔術師』邦訳者が台湾文學関係のシンポジウムで配った、台湾に関する日本現代文学作品リストの中にばななが入っていて、他の作品、台湾新幹線を扱った『ルー』や、山東をひっくり返してセカンドラブなどそうそうたる作品の中に、なぜこれが、と思うような、バリのウブドでも韓国の仏国寺でも沖縄のセーファーウタギでも代替可能なパワースポット的存在で台湾のどっかだかなんだかが出てくるばななリパブリック小説がまざっていて、しょうことなしに読んだのですが、後から考えると、こんな大いなる無駄、贅沢のきわみな時間だったと、レジュメにこれ入れてくれた人に感謝しています。ので、これも読んでみようかなと思いました。

三浦しおんがもう一冊出て来て、『風が強く吹いている』は祖師ヶ谷大蔵だとか。小田急沿線のいろんな大学が箱根駅伝を目指しているので、そんな特定の地名にしてるとは思わなかったです。JFLからアレした時の国士舘サッカー部の物語は描かれないでしょうけれど、こういうのなら。

浅野いにおの『ソラニン』は和泉多摩川だそうで、西島大介の『ディエンビエンフー』のベトナムベトナムでなくてもいいのと同じくらい、和泉多摩川でなくてもいいのではないかと思いましたが、多分作者的には埼玉県や登戸ではダメだったのかもしれない。

で、小田原が、エヴァンゲリオンでも富野由悠季を育んだ揺籃の地としてでもなく、世界のハルキ・ムラカミ『騎士団長殺し』の舞台として登場していて、へーと思いました。最近、ナベツネ新聞の年末の日曜版で、堀あとやら、出城やらを紹介する記事を読んだばかりです。記者はこれも念頭に置いていたのか。

沿線まちあるきは町田で、カンボジア料理店は出ませんが、ラズウェル細木が、馬肉といえば町田といった馬肉が出ます。私にはまったくそういう印象がないのですが、そういうものだそうで、町田。以上