その辺にあったマンガ。医療原案 富野浩充 デザイン AFTERGLOW 初出は紙版の月刊コミックゼノン2021年2月号から2021年6月号。
ネタバレ。この、反ワクチン派の頭目というのがかなり肩透かしで、ぜんぜんガンガンにワクチン推進派とやりあわないんですよ。医師や薬剤師たちと自然派ママ友連合のあいだで揺れ動いてたママが、食生活や生き方はみなさんのやり方を取り入れつつ、今回娘にはワクチン受けさせますねとLINEしたら、LINEグループから削除してきて、それだけ。で、LINEグループからハブられることは、当初このママさんが心底おそれていたことのはずだったのに、いざそうなってみても、夫含め家族はいるわけだし、それ以外のつながりもあるわけだし、ナレッジも蓄えたしで、ほっとして肩の力が抜けただけで、かえって気がラクになった、餡汁よりイモが安し、否、案ずるより以下略だったという。
けっきょくこうやってFUD攻撃で彼女を身辺において、「よい商品」をススめて売って利益を上げるのが目的な商人バラモンなので、ホントウに断薬信仰の原理主義を貫こうとしてるわけでもなく、かよわきこひつじが懐疑心を抱き出してブレインウォッシュがうぃっしゅになったらバイナラ。巨大な敵を討ちません、ここでも。残念閔子騫でしかないです。韓国と戦うより、韓国の捏造主張を代弁するサラ・パヨッキーな潰れてしまえ新聞を叩くヒーロー論客に拍手喝采し、胸のすく思いをして目がキラキラしてそれで終わりな世相をよく反映してるです。
それはそれとして、アウンサンシンデレラをビルマ語で書いてみました。単語の切れ目に入る「:」をうまく入れられない。အောင်ဆန်စင်ဒရဲလား
“仕事〟を超えてでも伝えたいことがある。
予防接種を忌避する患者家族のため、
勉強会を開催する葵みどり。
しかし、そこには反予防接種派の
元薬剤師も参加していた――。
一方ドラッグストアに勤める小野塚の元には、
大量の咳止め薬を買い込む青年が現れる…。
確かな医療を届けるため戦う薬剤師の記録、第⑦巻!!
咳止め小僧の話は、エナジードリンクを「エナドリ」と略すのを知らなかったので、勉強になりました。頁105の腹減らないは、サイン。あと、一週間便が出なかったりしたかな。それはかなんと思った。ので、そういう遊びで時間を浪費する連中は連中として、自分はその時間バイトしてた気がします。そういえば、京都で夜高熱出して時間外診療に行った時、前のシートにいた、彼女につきそわれて腹痛で来てたイケメン青年が、便秘の診断で浣腸されてたのを思い出しました。あの時はただ笑っただけだったけど、今考えると何かのODで便通が止まってたのかもしれません。
その次の、原案者を想起させるパイセンキャラの新人時代の回想は、さらにそのまた先輩の人の名前を「陣」でなく「陳」と空目っていて、途中で気づき、なんだ、ちんさんじゃなくてジンサンか、と少しがっかりしました。副作用がよく知られていなかった抗がん剤の乱用で、三百人も死んだってのもけっこうおおごとだと思うのですが、いくらでもそういうことがあるとマヒするのかもしれません。韓国の家庭用加湿器殺菌剤による相次ぐ死亡事故、「家の中のセマウル号事件」否「家の中のセウォル号事件」〈안방의 세월호〉を、ちょっと思い出しました。
以上です。