まるまるねこ
今朝は、めずらしく目覚ましが鳴っても気づきませんでした。眠りが深かった。お湯を沸かして、お茶をあげて。ストレッチはあとにします。おなかの調子が少しゆるいので、正露丸飲んで行きます。『恋するソマリア』には、著者の便秘の場面がありますが、今朝の私は少しゆるいかも。涼しければ涼しいで、ほっとして、こうなったりもするという。
今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。
書店スタンプラリーで買った本。
以下後報 【後報】
カバーデザイン/金子哲郎 写真は筆者。単行本は2015年1月同社刊。初出は小説すばる2014年6月~10月号。「おわりに」「文庫あとがき」あり。解説は枝元なほみという下記の人。ビッグイシューに料理コーナーなんてあるんですね。私が買ったことないのがこれでバレた。
著者の前書(下記)を読まないと、やっぱ話が早くないです。
stantsiya-iriya.hatenablog.com
本書もカート三昧。というか、カートって、ウィキペディアだと「チャット」って書いてあるんですが(スワヒリ語かな)なんで作者は一貫して「カート」って書いてるんだろう。ナイロビにも邦人の友だち(女性)が住んでるそうなので、「チャット」という表記を紹介してもよさそうにも思います。で、日本ではどうか知りませんが、欧州ではオランダ以外法で禁止済だそうで、ソマリ人はじめカート文化のある人々(難民なのか移民なのか)は、オランダから密輸されるカートで暮らしてるとか。連載時点ではイギリスもおkでしたが、単行本化の時点で禁止された由。でも作者は、それを日本とソマリアを結ぶビジネスにしようとはしてないんでしょうね。麻薬取締官をホントにマンガみたく「マトリ」と呼ぶのか私は知りませんが、内偵くらいはされてる気もする。お大事に。
中古車ディーラーと結託して、ドバイ経由しないといけなかったソマリア近辺の中古車ビジネスを、直で陸揚げしようと頑張る部分が少しあります。もし作者がソマリアと日本を結ぶビジネスでいろいろ小商いをしたいのなら、私のほしい商品は木ブラシです。歯磨き出来る木の枝なんて、保健所はどうかしりませんが、絶対試してみたい。それが可能な価格なら。
頁12、ソマリ人は東アジア人のことをインダ・ヤル、小さい目と呼ぶそうで、そうやってことばから入る所が、作者のいいところだと思います。あるいは早大探検部の伝統スキームなのか。チベットに行こうと思うとチベット語。最初に作者がソマリ語を学んだ日本国籍のソマリ人は相模大野に住んでいたとあり、逢ってたらオモロいなと思いました。その後ロンドンに移住したとか。
頁29に出てくる会社を検索したら、調布の会社で、笑ったのですが、そうやってすぐ上から目線で笑うから私は貧乏なんだなと確信しました。
その会社の社長の書いた本が公式にありました。
アフリカで超人気の日本企業―アフリカビジネスで急成長! ビィ・フォアードの成功哲学
グーグルを驚愕させた日本人の知らないニッポン企業 (講談社+α新書)
私は頁278の木ブラシを使ってみたいです。日本だと気候があいませんでしょうか。
頁79に出てくる「バッダ・アス」は下記かな。再生回数だけで判断してます。本書で「アブディナシル」と紹介されてる歌手の下の名前(父親の名前?)が分からないし、なんで語頭にシーがついてるのかも分かりませんですけど。
これだけ聴いてると、アフリカンやアラブの音楽のスゴいのとまるで無縁やん、こんなんで黒人音楽名乗ってええのん? ホンマ、ただの歌謡曲やわと思ってしまうのですが、そういう「バスケとラップがへたな黒人のレーゾンデートル」みたいなブラックジョークはダメです。作者はソマリ料理を学ぼうと苦戦して、最終的にあるソマリ人姉妹のもとで修業して、ヒジャブなしの姿どころか、二人が踊りまくる姿を動画撮影させられたりします(が、光量不足で映ってなかった)が、そのダンスは本格アフリカンで、そこでやっと作者は、ソマリ人はアラブ寄りだと思ってたが、やっぱサハラ以南のアフリカだなあと思ったとあります。そういう音楽を紹介してほしいなと少し思います。
文庫の解説者はそういう男子厨房に入るの作者の執念をホメてますが、まーこれは姉の夫の理解があったからであって、アフガンでは同じことは出来ないと思います。回教社会をなめてはいけないと。やっぱ女子の世界は女子の取材者がいいと思いますので、作者の嫁でもいいのですが、南陀楼綾繁の嫁が適役ではないかと思ったら、本書刊行のだいぶ前に離婚していた。しかもエンタメノンフ文芸部として作者と共に活動してるそうで。いっしょにソマリランドとかノルウェーに行けばいいのに。それはそれで高野嫁がどうこうするか。下は本書の帯。
※シリコン製 吉岡理帆のスペシャルムービー「夏びらき。」ナツイチHPで公開中!
しおりはなくなってたみたいで、もらえませんでした。
なんでこんな昭和エロみたいな絵で止めてるのか分からないつべの集英社アカウント。さすがシリトーの小説を多数、品切れ再販未定の塩漬けにするだけのことはある。
頁170、四人組を英語でシャンハイ・ギャングと呼ぶとは知りませんでした。まー私は義和拳教徒をボクサーと呼ぶとも、浅田次郎の陳皮の井戸を読むまで知らなかったわけですが。本書を読んでも、作者が興味ないことは書いてませんから、ソマリアのすべてが分かるというわけにはいかないです。
頁271
ザクリヤが大きな目をさらに見開いて、「タカノ、俺は割礼してない娘とやりたい。一人紹介しろ!」と突然激しい下ネタを飛ばすと、ハムディが自分の履いていた木のサンダルを脱ぎ、ザクリヤを容赦なくぶっ叩く。
(中略)
ちなみに、ハムディがいつもサンダルで男子連中をぶっ叩くのは彼女が荒っぽいからだけではない。ムスリムの女子は男子に直接触れてはいけないから、叩くのにも武器が必要なのだ。
これ以外にも前の何処かに一ヶ所、女子割礼をにおわせる記述はあったのですが、ここでハッキリ、ソマリもその文化圏だと分かります。でも作者の興味はそこにないし、だからおもむかない。表紙の女性がたぶんハムディで、いくら異教徒の日本の本とはいえ、ここまで顔出しさせるなんてすげーなー、危なくないのかよ、と思いながら、彼女の氏族がソマリでいちばん戦闘的だとか、ジャーナリストより、政治家になって有名になりたいと願ってるとか、顔出しおkもありかな、という記述は続いていくのですが、それでも、500ドルは別として、安全圏といえるところに話が進むまで、ある程度ハラハラするのは事実です。そこが本書のキモで、だから、『恋するソマリア』なのかもしれない。
頁279
アル・シャバーブはアフガニスタンのタリバン同様、過激な生活規範を住民に押しつけている。音楽を聴いてはいけない、映画を観てはいけない、酒やタバコは絶対禁止、男はズボンの裾を短くしなければいけない……。これらに違反すれば、みんなの見ている前で舌をナイフで切り取られたり、喉を搔き切られて殺されてしまう。
誰かに命令されることを何よりも嫌うソマリ人がなぜアル・シャバーブの言うことを聞いているのか。支持する人が多いのか。
それは田舎では別に「過激」でもなんでもないからだ。電気がないのだから、音楽や映画などあるわけがない。酒やタバコなどといった贅沢な商品など買える人はそうそういないだろう。ズボンの裾どころかズボンを穿いている人がいない。男子は女子同様、みんな腰巻きである。
以前、取材で訪れたアフガニスタンの村でも同じだった。だから、私は前からタリバンやアル・シャバーブのようなイスラムの厳格な過激派勢力を「マオイズム」ではないかと思っていた。農村主義である。都市の人間は堕落し、田舎に正しいものが残っているという考え方だ。
都市の堕落とは酒やタバコや不純異性交遊、音楽や映画・スポーツといった享楽であり、とどのつまり西欧文明である。だからこそ、彼らは西欧社会やキリスト教徒を嫌う。
マオイズムとは都市と田舎の格差を埋める経済的な闘争なのだ。地方が都市のようになろうとするのではなく、都市を田舎の側に引き戻そうとする運動である。ソマリアで今現在起きていることもそうであろう。そして、アフガニスタンで思ったことを、再び思ってしまう。
――こちらの生活のほうが正しいのではないか……。
(中略)
これは別に新しい考えでもなんでもない。(略)ではアル・シャバーブを支持するのかと訊かれたら、それはノーと答えるしかない。今現在も、私は油断するとその農村主義者たちに拉致されたり殺されたりしかねないのだ。(略)
中村哲医師の講演を聞きに行った時、このお年でこの人は、タリバンをどう捉えるかで揺らいでいる気がしました。この文章はその一助になりませんでしょうか。その気持ちで写しました。
作者と政治家とジャーナリスト一行の地方取材は、アミソムという、エミネムの親戚みたいなウガンダ軍主体の国連アフリカ連合派遣治安維持軍によって守られてるのですが、ソマリ人たちは、客はホストに何してもいい慣習のとおり、ウガンダ軍をさんざん侮辱して愚弄するので、ウガンダ軍将校もキレて、政府軍と組まずにアル・シャバーブと組んで政府軍を攻撃してやろうか、そうしたらソマリアはすぐ平和になるぞ、と言います。それは作者によると、そのとおりらしいです。ウガンダ軍は精強、そしてそれがゆえに国際社会で非難を浴びている。それをかわすため、メリットのないソマリアのような地帯にも来ている。
AMISOM - African Union Mission In Somalia | Peacekeeping Mission | Somalia
African Union Mission to Somalia (2007–present) - Wikipedia
文庫あとがきでは、その後、世界的な密航大ブームの供給源の大きなパートを占めるようになってしまったソマリ世界はこれからどうなるのか、と結んでいます。まだまだ面白いことがありそうだ、と書いてますが、面白いじゃねえよ、と言い返されそうな感じで、海外ソマリ人社会から何かが立ち上るのか、祖国で荒廃に歯止めがかかるのか、そういったことが執筆のテーマにもかかわって来そうな、そんな気がします。さて、どうなるのか。そして表紙の女性のその後や如何に。以上
(2019/9/16)
せのびするねこ
「映画「レッド・ブル」でアーノルド・シュワルツェネッガーが演じた役名は?」「イワン・ダンゴー」
チャルメラのパッケージの広瀬錫の写真が変わりました。
9月2日の写真の整理が出来ていません。"Find my TOKYO"を撮っています。いつ整理出来るかな。
自転車保険について、保険屋の姉ちゃんに電話しました。十月から神奈川は義務化するので。
雨どいやビニルトタンを補修してから次の出勤日で、それまで、千葉の停電がそんなすごいとは思いもよりませんでした。陸続と人海戦術で応援に駆け付ける東電の作業車たち、全国津々浦々から馳せ参じる自衛隊車両、給水車など。湾岸線も海ほたるも、それを見ないことはなかったと思います。トイレを電化してはいけなかったかなとか、やはり不安になることは不安になります。
それとは別に、リモコン以外電気のスイッチのない部屋とか、貯めた湯を太陽熱で厚くするシステムの配管が業者間のすれ違いで、水を混入させつつでないと太陽熱のお湯を湯船に張れないとか、訳が分からない点が次々見つかっています。減築そっくりさん。
人間ドックの予約をしようとしましたが、一度も電話がつながりませんでした。
来週伺う予定の千葉の佐原的故事に、電話して、つながってほっとして、営業再開にほっとして、鉄道の運行復旧を聞いてほっとしました。
今日のカナダとチリとペルーとアルゼンチンとアイスランドとスウェーデンとリトアニアとウクライナとベラルーシとデンマークとドイツとイタリアとオーストリアとスイスとギリシャとブルガリアとイスラエルとインドとオーストラリアとニュージーランドのグーグルロゴは、ハンス・クリスチャン・グラムというデンマークの細菌病理学者生誕166周年です。
https://www.google.com/doodles/hans-christian-grams-166th-birthday
韓国のグーグルロゴは、チェソク。
https://www.google.com/doodles/chuseok-2019
日本と中華圏とベトナムのグーグルロゴは、それぞれの中秋の名月。
https://www.google.com/doodles/mid-autumn-festival-2019-japan
https://www.google.com/doodles/mid-autumn-festival-2019-china-hong-kong-taiwan-malaysia
香港はあれど、シンガポールはない。
https://www.google.com/doodles/mid-autumn-festival-2019-vietnam
2555日日記を書きました。
今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。
英語タイトルは帯から。[装丁]橋田 洸 協力者の学芸大前の二軒と女性名は変わらず。 2018年の六月二回、七月八月九月が各一回、十月から十二月初旬まで続けて、漫画アクション掲載。
隔週誌の月イチはそれまでのストーリー忘れそうなので、前半は一話完結です。これまでの巻より時間の流れが変わってブツ切なので、余韻と深さに物足りなさを感じるようになります。最初の話でリボルバーぶっ放す老人が出るのですが、その後どうなったかまるで分からない。改造モデルガンにしてはリボルバーだし、検索すると、ニューナンブに似てるでFAな拳銃だなと。とすると、流された銃を拾って使えるようにしたんだろうかとか、考えるのですが、タマがアレしたところで話が終わってしまって、一話完結ですよゴホン、みたく、次の話が何事もなかったように始まるので、おいおいちょっと待ってくれと思うです。
次の話はチャット・ベイカーのイッツオールウェイズユーを聞いてると、死者の声がノイズに混ざって聴こえるという、ベストテンとか深夜ラジオの集団催眠みたいと言ったら身も蓋もない話。今は漫画に音楽使っても、曲によってはジャスラック云々の許諾ナンバー記さなくてもいいんだろか、と読みながら思いました。ファンキー末吉がなんかしたからでしょうか。
その次は、デリヘルを呼びやすいホテルの条件、風俗は金がかかるのに薄給とか、そういう話。へこきさんらぁ。手コキサンダー。その次は人魚姫。スチロール箱いっぱいのホヤ、いいなあ。その次は、牡鹿原発も電源が一個しか残ってなかったので危なかった、UFOが知らせてくれた、で、来るべきロストナントカに備えてシェルターを作ろうとする貧乏な男。
その次からが、中編もしくは長編で、保険金を使いこんでた叔母が男と逃げて、主人公はひとり残されます。
ベッシー・スミスという人の音楽の力に救われるのですが、私は心が汚れているせいか、聞いてもそんなピンとこなかったです。これもジャスラックないな~くらいしか思わなかった。小林亜星。そしてベックの悪寒。
秋には四巻が出るそうで、しかし、ベックは勘弁してけさい。以上
今週のお題「夏を振り返る」今年は暑かったです。あきらめの夏。
今週のお題「理想の老後」狩撫麻礼くらいの年でPPKがいいです。
解体途中のストレージ 海老名
小田急線(千代田線直通)
今、「進行」かな?「制作」かな?各アニメーターさんの所回って絵を集める仕事が登場しましたですね。知人がやってました。女性です。中央線沿線から西武池袋線までの強力な日芸空間。
累計60万部突破!!?
手品先輩
TVアニメアズ
本厚木 ハレンチ学園の頃から何が変わったのか。
本厚木
本厚木
厚木
本厚木
小田急線(千代田線直通)
座間
座間
座間
中央林間
小田急線
小田急線 ルミネカードの写真を撮ってあげたら、いけなかったのか、消えたことがありました。
この忍者が、消えたやつかな?
南町田
南町田駅工事など
南町田
南町田
座間
座間
バスキア展 メイド・イン・ジャパン | 森アーツセンターギャラリー - MORI ARTS CENTER GALLERY
中央林間
座間
今朝もお湯を沸かして、お茶をあげて、ストレッチして。
夜になると暑さがやわらぐようになり、助かります。扇風機のタイマーをかけ忘れて、それで起きるか起きないかの違い。台風の後片付けを少ししたので、錆とかは出来てなくて、これから下り坂だと、また出来ないんだなと。
予定を立ててその通り行かないことが、下の映画のようにありますが、そういうこともあるということで、行きます。最近銀行からお金をおろす時、手数料のかかる時間になることが多くて、そこは反省です。
今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。
http://atsuginoeigakan-kiki.com/movies/tabisekamovie/
私の心は迷子になった。
シルクロードの美しい風景の中で描かれる心の冒険
夢を見失ったとき、新しい扉が開く。
タシュケントのナヴォイ劇場完成70周年記念の合作映画だそうで(カタールも参加)、そのわりにウズベク語のタイトルひとつ書いてないのはどういうことですかと。ロケ地扱いでしかないのだろうかドキドキ。
そんなことを想い乍ら見に行ったのですが、ちゃんと事前に情報を確認しておかなかったので、見れませんでした。先週水曜、お昼の回夜の回どちらを見るべきか、大森に行ってイップマン見るべきか、悩みに悩んでけっきょく何もせんかったという(家で雑事をしてました)それで今週廻しになってた案件なのですが、上映トラブルで昨日から上映出来ていないのならそれはもう仕方ないです。千円の水曜を狙ってたわけですが、もうタイムアウトなので、また下高井戸のお世話になります。見ないという選択肢もあるのですが、ここに書いたので。それに、そしたら月見温泉で世田谷湯屋巡りの最後のスタンプ押してもらえるし。でも下高井戸のサービスデー火曜は無理なので、厚木には申し訳ないけど、正規料金で下高井戸で鑑賞ということになります。
黒沢清監督という人は、「散歩する侵略者」は見たのですが、たぶんそれまで知らない人で、唯一、前世紀特撮関係の人から、「ドレミファ娘の血は騒ぐ」のスチールの白黒コピーをみしてもらったことがあります。洞口依子という主演女優の子が可愛いでしょ、と言われ、はあと答えたのですが、その方が今世紀、難病と闘病でテレビに出てくるのを拝見することになるとは、まったく予想もしませんでした。ほんとうに世界はいろんなことがある。
スクリーン3
上映トラブルのため
上映中止となります
申し訳ございません
私のはてなブログの下書き頁には、上映劇場鑑賞の機会を逃したままの坂本順治監督「半世界」の草稿がいまだ削除せずに置いてあります。これもそこの仲間にしてもよいのですが、あげます。
以下蛇足。
私はウズベクとウイグルの区別がつかないのですが、ウズベクにもラグメンがあるのなら、ラグメンの話を書いてもいいかなと思います。ないかもしれませんが。
最近もバージウリウスーの作者の本で、西川口のウイグル料理屋のラグメンを読みましたが、新宿でも浦和でも西川口でもお滝橋でも三ツ境でも、日本でラグメン頼むと、夏場だと、本場と野菜の量がぜんぜん違うと思います。これはしょうがないことで、あちらは野菜安いので、トマトがばんばん入っていて、ラグメンといえばトマト味、毎日バス旅行の際はラグメンラグメントマト味。嫌なら種無しパンのナン買ってジャムかなんかつけてぼそぼそ喰うしかない。そんな世界だったと思うのですが、同じことが日本で出来るはずもなく、気のいい親切なトマト農家とたとえ知り合えても、現地並みにばんばんトマト使ったラグメンが客に安定的に出せるとは、とても思えないと。
そうなんですよね。農家と知り合えれば、例えばハミグワを日本で栽培して店で出せるかもしれない。いや、ハミグワが日本で出回ってないのは、検疫等で理由があるからかもしれないので、それだと農家と知り合えてもハミグワは日本で栽培出来ないかもしれない。ロマンが広がるなあ~広がらないなあ~。
後は実際に映画見たら書きます。以上
【後報】
下高井戸
下高井戸で見ました。雨が降ると予測してたので(降りませんでしたが)「工作」も見て時間を使おうと思ったので、二本だと¥3,600もかかる、いっそ¥3,500払って会員になって、 会員になると二本無料を今日使おうかと思ってその旨申し出ながらチケット料金を横目で確認すると、一本¥1,800でなく¥1,600でした(現在上映中の作品では「新聞記者」のみ¥1,800、次週かかる実写版アラジンなんかもどうだろう)つまり、二本見ても¥3,200で、会員になるより¥300も安いのです。これはしたり。まーでも会員になりました。あまり来れる距離でもないのですが、会員料金一本¥900だし。でも、映画館の人によると、来年度はさすがに値上げを予定してるとか。今は配給作品が多いぶん、何がどうなんだかがよく分からないですよ。
翔んで埼玉あれだけ大々的に上映したんだから実写版パタリロもそれなりに配給されるだろうと思ったらほとんど単館扱いで速攻終わったし。板野友美の徐福も油断してたらほとんど単館ですぐ終わった。各配給会社の推しに乗れないと、配給会社ごとに一本くらいづつしかかけられまへんのんで、しゃあないですなあという展開でしょうか。
そういう意味で東京テアトル配給のこの映画、わりとだらだらなんですが、最後東京湾が火の海になって、天下の前田敦子に「原発ですか!!!!????」って言わせてまして、最初、このセリフは左を右に振れば「韓国が攻めて来たんですか?」と同レベルの、ふつうの人はまずいきなり口から出ないセリフですよと思いましたが、まずネトウヨのしとは韓国は日本にかなわないから韓国が日本に攻めてくるはずがないと信じ込んでるので(韓国のほうがダメージがあるから来ないと理詰めで考えていて、損得抜きの感情、高揚を軽視してる)「原発ですか」に相当する右っぽいセリフは「◯◯が(朝日新聞でもNHKでも入れ替え可能)また反日ねつ造報道してるんですか、この画像ねつ造ですよね」でしょうか。それはそれとして何が言いたいかというと、このセリフがあるがゆえに、カメジローとかRBGとかが好きな客層にもアピール出来ますよ、と担当者をくすぐれるわけです。黒沢清という人の腹黒い計算(褒め言葉です)なのかちがうのか。主人公は被災地出身ですとかそういう伏線はいっさいなかったはず。
「いやいや反原発は国民感情としてマストでしょう、誰でもあの場に立ったらああ言いますよ」
てゆーか、旧ソ連の核実験場絡みの場面がたんまりあったのが、劇中撮影が認められない場所をうっかり前田敦子がハンディカムで撮ってしまい、警察に追いかけまわされる場面があったのがそれの隠喩で、すべて没収されてああいう映画にしか出来なかった(という言い訳で使い込みをごまかしてたら天才ですが、それはすぐバレるか)ような背景があって、それで「原発ですか」が出るのなら、少なくとも現場の柄本弟とかパタリロみたいな人にとっては違和感ないですよね。イリアンジャヤロケのフィルムがすべて没収された「ゆきゆきて神軍」ロケみたい。
この映画、ウズベキスタンと合作映画なのにウズベク語版がまったくなさそうで、ヘンな映画と思ってるんですが、劇中、サヴォイ劇場のくだりで、日本語が出来るウズベク人が、ここは日本人抑留者が左官仕事した場所なので、壁の装飾とかは、ウズベク人の指揮官の指示に沿ってみんな日本人がやったんだ。戦中は敵国だったのにそんなに一生懸命中央アジアの芸術事業の復興に携わってくれるなんて、信じられないとみんな感動したんだと言う場面があります。ほんとにそうならウズベク語版も作ってそこでも言えるだろと思うのですが、どうなんでしょう。
むかーし、中国でなかよくなったアウターモンゴリアの人が、知り合って半年以上たって、そろそろいいも悪いも言えるかなみたいになった時に、日頃の親日の柵を飛び越えて、シベリア出兵の際日本軍はロシア兵の俘虜を生きたまま蒸気機関車の釜に放り込んで焼いたという、まーたぶんソ連のプロパガンダじゃなかったかなみたいな話(でも北海道が生んだマンガ家、三原順のイギリスを舞台にしたマンガ『はみだしっ子』にも何故かこれをしたり顔で語る人物が出てきた)を出してきて、日本軍の蛮行はあれど、汽車の釜でにんげんを生きたまま焼くというのはいろんな国のいろんな軍に置き換え可能で流布される戦場銃後の伝説なので、それを前面で言われるのは、どうも、といい、いやいや、みんなそう教育受けた、ちがうはずがない、と言う話になって、まあやっぱ一皮剥くといろいろあるやね、と思いましたよ。
この映画も、何がどうして前田敦子(が演じるリポーター役の女の子)をえんえんおっかけるだけの映画になったのか分かりませんが、元手もかかってるし、監督の力量で、あちこちでかけれてよかったです。厚木でこれ、どれくらい客入ったんだろう。
前田敦子という人は先年見た柄本兄との共演映画「青春ダイナマイトスキャンダル」ではかなりしっかりとした奥さん役を演じていたので、この映画で小娘役になって、街中をとにかくちょこちょこ走り回る、ほとんど歩かない役をやってるので、なんでだろうと思いました。あれ、街中の人はみんな、中国人の小娘がミニスカでいきがって走ってるよ、としか思わなかったと思います。今の女の子はジージャンなんか着ないと思うんですが、なんで着てたんだろう。ワンピースは、現地のバザールなんかで買ったオーダーメイドがそれなりに組み合わされてた気がします。
行動は、非常に分かりやすくて、バザールに行こうと公共バスとかトライして辿り着けはするんですが、価格交渉して買うとかが出来なくて、店舗型の雑貨屋で買い物したり、スーパーで買い物したりする。食事も、そういうところでビスケットとか買ってきて食べちゃう。ことばの通じないバザールの屋台で食べたりする自分を夢想しても、出来ない。ひとりだし。そういう地球の歩き方ユーザーの行動をなぞらしてみたんだと思います。UMAハンターという設定は、金髪のパンチでアヘン王国とかソマリランドとか行きまくってるオッサンから借りたと思う。
とりあえずウズベク語の数字はウイグル語と同じでした。同じテュルク語。でも誰もヤクシミシースって挨拶してなかったですね。アッサラームアレイクムは言ってたけど。今はウイグルもそうなったのかな。イスラム化が進んでるようには見えない街の女性の服装でしたが、前田敦子のスカートはやや短いと思う。同じ丈のオバサンも歩いてましたが、じいさんとかが明らかに前田のなまあし見てた。
遊園地の危険なブランコは、撮影時妊娠前だったのかだけ気になりました。検索すると、クランクアップが昨年五月で、妊娠発表が九月。あーよかったです。この人の顔の造型は、21世紀なので、もうそれで。19世紀じゃないんで。まちがいない。あと声量とかボイストレーニングは、脚本を渡されてなかったなどの理由で、油断してぬかったと思うのですが、どうでしょう。練習とかバッチリ万全にしててああなのでしょうか。
ヤギは意味が分からないです。私も、野犬に喰われるに一票。さいごはファンタジーです。今検索すると、まず、サバンナの八木が第一候補になるのが悲しい。このシーンは彼で撮ってほしかった。以上
【後報】
座間
(2019/11/16)