『息吹』読了 +"《大都会科幻评论》对话Ted Chiang"について

『息吹』は、SFマガジン2010.1創刊50周年特大号収録。
みんなと逆ですが、翌年1月号の『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』のほうが面白く読めています。
『息吹』は、肺がボンベってとこ以外、登場するキャラクターの外観がよく分からない。
四辺のプリズムとか、IQテストの積み木みたいで、理解出来ないと正直に言うとバカにされそうだが、理解出来ない。

"《大都会科幻评论》对话Ted Chiang"2012年1月6日はこれ⇒http://www.msfrjournal.com/?p=499
なんかたまたま見つけた。
テッド・チャンは中国系、つーか台湾外省人の両親のこどもだから、
ついつい作品のテーマを中国的に裏読みしたくなるわけで、
それは中華思想の中国の人も同じようで、
そういう質問をテッド・チャンが躱わし続けるインタビューです。
中国語で書いてありますが、
このインタビューでテッド・チャン自身が中国語はもう今はさべれないと言ってるので、
英語のインタビューと思われます。
だから、台湾系なのに幼少期(八十年代)中国本土で過ごしたことがあるというくだりとか、要注意。
原文で政治的にナイーブな表現(例えば、台湾も中国の一部分という前提で「中国」)使ったとは思えないので、
中国語に訳した時そうなってしまったんじゃないかな〜と思ったりします。

やっぱ外見とかどうでもいいんだよかな。

ちなみに、大都会はメトロポリスですが、
中国語でニューヨークメッツまで紐約大都會*1と呼ぶことに個人的な違和感。