『アメリカ黄金時代―禁酒法とジャズ・エイジ』読了

常盤新平さんの本。なんとなく。
1920年代について作者が書いた本の一冊です。
あとがきによると、参考資料がアメリカでたくさん出版され、
古い資料も神田の古本屋で驚くほど安く手に入ったとのこと。
アスピリン・エイジ』や『オールド・イエスタデイ』とは、
ほとんどネタ被ってません。資料は、たとえば下記。
Farewell to Sport

Farewell to Sport

The Night Club Era

The Night Club Era

The Years The World Went Mad

The Years The World Went Mad

1960年代の資料まで渉猟出来たため、サッコ&ヴァンゼッティでは、
サッコは有罪でヴァンゼッティは冤罪ではないか、など、
その時点までの最新の成果を盛り込んだ見解を出しています。
http://www.flapperjane.com/June%202004/Guntex.jpg
http://www.flapperjane.com/June%202004/guinan.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Texas_Guinan
どんな人が出てくるかというと、例えば上の人。
「ヘロー、サッカー」と客を呼ぶことで有名な、
ニューヨークナイトクラブの女王。禁酒法時代だから当然モグリ。
料金もバブルとしか言いようのないほど高い。

ルース・スナイダーという、愛人と共謀して宿六を保険金殺人した
女性で、電気椅子写真を隠し撮りされた人も出てきます。
その写真はこの本のグラビアにも載っていますが、
検索すると、ガンズ&ローゼスのUSE YOUR ILLUSION Iというアルバムの
インナーに入っているそうで、そう聞くと、
それほど貴重ではない気がします。
その事件は、共謀者の愛人が殺人を安請け合いするものの、
それを忘れるために酒にのめり込む様がリアルでした。

あとは、ベーブ・ルースとか。ルー・ゲーリックとか、
八百長野球とか、いろいろ。アル・カポネについては、
ほかに一冊書いてたような気がします。

作者が、なぜこの時代に惹かれたのか、そのほうが興味深いです。
飲み方の問題と関係あるのかどうか。
以上