小説の感想:http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20140702/1404304259
プロデュースは奥山和由。
最初に、宮川一郎に捧ぐ、とキャプションが出ます。何故か分かりませんでした。
宮川一郎 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E4%B8%80%E9%83%8E
つい先日、ホットロードで、BGMのない世界、という荒技を堪能したばかりなので、
普通に頻繁にBGMの入るこの映画が凡庸に思えてしまい、
いやそうではないんだこれが普通なんだ、
あのBGMなしの静寂は、紡木たくの台詞回し、という反則的な飛び道具が前提にあって、
初めて成立するんだ、と自分に言い聞かせました。
で、致我们终将逝去的青春の東方書店の感想で、
後半がアレ、というのを読んだとき、邦画って往々にしてそうだよな、
体力不足というか、後半特にBGMと風景に頼って流してしまう、と思いました。
- 作者: 井上ひさし
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偽ブンは下半身に体力がなくて下半分が点いたり消えたりする。往々にして邦画はそう。
この映画もそんな映画だったらどうしようと、警戒していたのですが、
流石は金子修介。半身不随の運転シーンや調理シーンで、
後半集中が途切れがちな観客をより惹きつけるのに成功していました。
原作との差異はいろいろありましたが、
社会復帰後のバイト先が原作では店畳んでしまうのに、
映画では繁盛するところも、後半の盛り上げに貢献したと思いました。
なので逆に最後不整合というか、また自分勝手、と思われるような展開になった。
原作では、手に職なんかつかなかったでしたね。ただヒモになる。
タバコが、額子の吸うハイライトだけしか銘柄が見えず、
逆に酒は、いいちこワンカップまる鬼殺し、
スーパードライキリンラガー氷結XOと、いろいろ見えました。
だいたい毎回350ml缶が8缶くらい空いてるのですが、
ビールは異なる銘柄チャンポンが多くて、
煙草の銘柄ころころ変える人は浮気性と云うけれど、
ビールでそれをやる奴はどうなんだろうと思いました。
6缶パックとか買わないでいろんな銘柄買うのめんどくさくないのかな、
とも思いました。スリップして抗酒剤でのたうち回る時だけ、ロング缶でした。
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以上