ブルーベリー


ロクに実がならないほうが勢いよく育っています。もう一本、
小ぶりだがよく実がつくのがあったのですが、冬のあいだ、
なんだかよく分からないうちに刈られてしまった。なので、今はこれ一本。

ブルーベリーというと、西木正明の自伝的?小説で、
カニ族の彼が、アラスカで、米国人(イヌイット?)の奥さんとその家族と、
あちらの短い夏のあいだ、野生の獰猛なブルーベリーを摘んで蓄える場面が、
記憶に残っています。
(その後、日本人男性だから、現地マスオ生活に耐えきれず、
 彼は妻と子どもをアラスカに残して離婚帰国する)

たしかこの話は、短編と長編、両方書いていたはずだと思います。
片思いの女性(日本人)が黒人に惚れて、一緒にアラスカに渡ってしまうくだりも、
日本でライター生活でなんとか安定した作者が、
ある昼間冷たい麦茶を飲みながら新聞を読む場面もよく覚えています。
ビールでなく、麦茶だったから。

今日も、穏やかに、落ち着いて、平和に。
そして、出来ることなら、
自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。