ほほー、一皿の上で異文化が交流している。愛しのNagasaki!Mr.グラバーが愛した長崎へ。


JR相模線

鎖国時代も外国に門戸を開いていた長崎は、食文化もオリジナリティに溢れています。欧米の味、中華の味はもちろん、和食のおいしさも受け入れた独特のグルメが生まれています。新鮮な海の幸、山の幸がたっぷりで、ボリュームも満点。ぜひ地元長崎に来て、至福の一品をご堪能あれ。

〜長崎ちゃんぽん〜
皿うどんと並ぶ長崎グルメの代表格。100年以上も地元民に愛されています。中国・福建省出身の四海楼創業者の陳平順さんが、故郷の面料理を参考に考案したと言われています。安くて、旨くて、栄養バランスも良い。豚肉や長崎近海の魚介、季節の野菜、ちくわ、かまぼこなどを鍋で一気に炒めて、麺を加えてこくのある白湯スープで炊き込む。具材が一体となって奏でる美味しさを、ぜひ地元長崎でご堪能ください。

熊本の太平燕のヘルシーさも捨てがたいと思う今日この頃。
ほかでも書きましたが、歌舞伎町の、朝鮮戦争後の華僑排斥で、
韓国から日本に来た韓国華僑の人がやってるちゃんぽんの店にいると、
韓国ホステスが平然とハングルに「チャンポン」という言葉を入れて注文してて、
「チャンポン」はハングルの単語になってるんだなあと分かります。

トルコライス
洋食屋さんはもちろん、喫茶店や一般食堂でも食べられる、長崎生まれのワンプレート洋食。基本はお皿にスパゲティーとピラフを半分ずつ、その上にトンカツをのせる、トマトソースやカレーソースなどがかけられています。店によって様々な組み合わせがあり、どの店もボリュームがあり、満足度も高い。登場は昭和30年代。なぜトルコかは諸説ありますが、あまり気にしないで、長崎らしい美味を頬張ってください。

むかし高田馬場の駅前、マクドが入ってるビルの二階のきっちゃてんで、
トルコライス出してましたが、ボリュームはなかった。(もうその店もない)
森田信吾『駅前グルメの歩き方』に出てくるご当地料理、
昨年やっと伊那のローメンを食べることが出来たのですが、
トルコライスはいつのことになるのか、まったく分からないままです。

佐世保バーガー
米海軍基地がある佐世保には、古き良きアメリカのグルメを出す店が数多くあります。1950年頃、駐留していた米海軍からレシピを聞いて作り始め、基地に住む人々向けに売られたという佐世保バーガー。手ごねのパテ、地元の野菜、手作りのベーコン、バンズなどにこだわり、ボリュームもたっぷり。厳しい審査に合格した店だけが「佐世保バーガー認定店」を名乗ることができ、現在約30店が独自の味を競っています。

相武台前に店舗がありますが、一度入ったきりです。
湘南のスタグルにもあった気がしますが、食べなかったと思う。

具雑煮
島原地方の代表的な郷土料理で、島原の乱天草四郎原城に篭城したとき、共に戦う兵となる農民のために付近の野草や山菜を使って作らせたといいます。丸餅や鶏肉のほか長崎白菜やさといも、大根など新鮮な野菜とれたての魚介、干し椎茸や凍り豆腐などをたっぷりのかつおと昆布の出汁で煮てつくります。栄養たっぷりのおふくろの味。正月だけでなく、家庭料理として親しまれています。