早稲田大学會津弥一記念博物館「安藤更生コレクション受贈記念 會津八一と安藤更生―學藝の継承―」


「学芸」を「學藝」と𦾔字で書いているのに、
「継」を「繼」と書いていないのは何故か。

https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2016/10/15/1432/
『銀座細見』*1を読んだばかりだったので、面白い偶然と思い、行きました。
あと、映画が始まる前の時間調整の意味合いもありました。

ハガキや直筆の扇子などが展示されておりましたが、銀座細見關係はなかったです。
うん。

特集展示 チベット仏教の美術

https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2016/12/06/1486/
ほかの常設展示も多くもそうなんですが、ポケットに入るような大きさの
スーベニアとして戦前あちらに行けば、瑠璃廠なんかで入手出来るような、
そんなかわいい出土品が多いです。これに関しては、
チベット専攻してる人が、文字や様式を読み解いて監修して、
その成果がラベルになっているのがよいところ、だと思いました。

全然関係ないその他の収集品の、アイヌの衣服などが印象に残りました。
ゴールデンカムイ。防水性にすぐれているとか。
でも中国の赫哲族やロシアのナナイの、魚の皮で作った服ではないです。
ちゃんと植物性繊維で織った。
…そして、検索したら、アイヌも魚の皮の服作ってた。

魚皮製衣服 サハリンアイヌ みんぱく公式
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/main/aynu/04

あと富岡コレクションの近代絵画もありましたが、やはり個人蔵なので、
雑多というか、でもただ持ってると税金かかるしもったいないし保存も気を遣うし、
なんだろうなと思いました。ほんとこういうところに持ってこれるものは、
どんどん持ってくるべきと思います。断捨離。

あと、大隈重信の展示で、爆裂テロの時の破れた服が展示してあり、
確か前世紀には、吹っ飛んだ片足はホルマリン漬けになって、
麻布だか広尾だかの日赤病院に保存されてたので、
その写真があってもいいかなと思いました。以上