『相鉄瓦版第246号 特集:当世ニホンゴ事情』読了


さがみ野
http://www.sotetsu-group.co.jp/kawaraban/default.htm
http://www.sotetsu-group.co.jp/kawaraban/book/246/index_f.html#1
特集以外の記事として、20000系車体が骨組みを用いないダブルスキン構造だとか、
3次元削り出し加工技術を用いているとかの記事もあります。
あと、そうにゃんインタビュー。次号特集は「保土ケ谷区」だとか。
相鉄線が通っているのは、旭区、瀬谷区、中区、泉区でしょうか。
戸塚区とか南区は、たぶん、通ってないと、思いますが、よく考えてません。

特集は、サンキュータツオが、言葉の経済効率という概念を用いて、
「られる」が、尊敬、受け身、可能など複数の意味を持つのに対し、
「れる」は可能一点集中で、耳で聞いて理解するまで最短距離、作業効率がいい。
というメリットがあるそうです。言葉の変化は、(そのときの)合理的な方向に、
往々にして変化するものなので、ら抜き言葉はある意味歴史の必然なんだとか。
漠然とした言い回しから、直球ストレート右から左へ抜ける明快爽快な言い方へ、
使い勝手のよいほうに言葉は変化すると。さらに傍例として、「ける」が、
かつては「かれる」「けれる」だったのに「ける」に変化した例を挙げています。
「ける」のほうが直截で分かりやすく、短く簡潔な表現だったので定着したと。

日本語の問題の要点として、英語のアイに較べて主語が多すぎる問題、
若者言葉の形容詞の少なさ、敬語などが挙げられており、
吉川美代子さんの話に、声は人格でことばは人生なので、
気持ちや想いをこめて丁寧に話すことを心がけると、
聞こえ方も違うし、自信を持って話すことも大切であるというのが、
成る程と思いました。以上