今号も三つの記事からなっていますが、お題のチョコレートから意外と広がらなかったな、という気がします。コロナで取材に飛び回るのもなかなかしにくかったかもしれません。
最初の記事は、「ビーン・トゥー・バー」という新しい概念の説明と、障害者の雇用創出と自立支援の、二大テーマが飛び出して、さてこれからどうなりますかというところです。たぶん半永久的に、どうなりますか、どうしますかということに、エネルギーを運動に変換し続けなければいけないはず。
2015年、VOGUE。
2017年、東洋経済オンライン。
現在はここからさらに一歩二歩進めて、「ツリー・トゥー・バー」や「ファーム・トゥー・バー」を行う動きもあるそうです。カカオ豆は、産地や品種より、収穫後の発酵乾燥工程やその期間の天候により味や品質が左右されるから、果樹や農園までを一元管理しなければ思い通りのチョコに近づけないということらしいです。
次の記事は、中米の歴代王朝で珍重されたカカオ豆が、スペイン人到来後、オランダ人やイギリス人の手を経て、砂糖を加え、油脂分をコントロールしてパウダー化し、それにバター等をさらに加えて固形状のチョコレートが生み出される、それらの歴史をかんたんに記しています。コーヒー豆は南米アフリカアジアどこのプランテーションでも作られるようになりますが、カカオ豆はアフリカ西海岸、ガーナなどが有名なだけで、アフリカ東海岸やアジアでの生産は知られてない気がしますが、その辺の説明はないです。都市社会学、地域社会学の人が書いてますので、そこまで書いてもよかったような。
その次はカカオの栄養の話。管理栄養士の方から。鼻血ブーしないよう適切に付き合って行こうという。
今週のお題「チョコレート」
そんな号でした。以上