健康で文化的な最低限度の生活 6 (6) (ビッグコミックス)
- 作者: 柏木ハルコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/01/30
- メディア: コミック
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帯
人は人との
つながりの中でしか
生きられない…
[生活保護]新人CW奮闘劇、最新刊
アルコール依存症編 完結!!大反響!!
帯裏
アルコール依存症の受給者・赤嶺との対峙!
えみるは、彼を変えられるのか。
結論からいうと、㍉でした。
沢尻さん 人ってそんなすぐ変わんないわよ。
えみる ですかね―――…
沢尻さん そんなね〜〜〜〜〜〜 ケースワーカーが人を変えようなんてどだい無理な話なんだから!そんなこと考えてたら燃え尽きちゃうわよ。変わる時は本人が本人の力で勝手に変わるんだから!ケースワーカーにできるのは寄り添うくらいのことよ。
半田さん でも今回の支援にはいいところもありましたよ。①タイミングをはずさず、②専門家の助けを借りた。断酒に仲間が必要なように、依存症は支援する側もチームになる必要がありますからね。
或る程度あいまいにボカしてますけど、その人にかかった医療費とか、
出した上で、頁60のセリフをちゃんと書いたんだなと思いました。
頁55で第二の否認という概念が出ますが、頁118の施設長の台詞見て、
この人はこの程度の反発でよかったな、簡単に真似して預言したら大変よ、
と思いました。よりによって居酒屋バイトは、ある話な気もします。
頁115、けっこうでっかく書いてあるんですが、含むところがあったのか。
私もこの言葉はいい言葉だと思います。そのまま日記に書くのもあれなので、
てきとうにこねくりまわした言葉でお茶を濁しています。
肉親の場面は、もっと、こんな表情じゃない気もしますが、
難しいとも思いました。この辺で、家族会を持たない、
もうひとつの自助グループにシフトしています。
匿名性と広報活動との絡みが、現実に変化してる鼓動が、
そのまま反映されたと思いました。整理して、出る。
頁200とか吃驚した。中華人民共和国では、この団体どうだったか。
頁163再飲酒後の発見、よかったです。生きてて酩酊でない状態で、
再会出来て。失見当で酩酊酒乱昏睡状態で発見だと思ってました。
死んでたら嫌でしょうね。タヒに立ち会う体験積み重ねる公務員。
頁69で、所属のほぼ全員が異動を渇望してる描写がよかったです。
頁179、野球部のエースという設定は、ちょっと唐突だと思いました。
どういうスポーツでどういう経験を積んでたら、こうなっても、
けじめつけられるかどうか、私には分からないですが。
と、こうやって、もうひとつの自助グループを深く描写して、
最後、末期癌で入院中の断酒会の人が出てくる。個人としてつながりがあれば、
もうひとつのほうでも消息が伝わるものですが、匿名だと、
時として最後が分からなかったりするのが、寂寥としかいいようがないと、
思います。一ヶ月の断酒時点でこの話は終わり、
次巻は子どもの貧困編。連載開始から長期間福祉に関わってきたからか、
作者の描く顔が「みんないい人の顔」になりかけの危惧があって、
それだとリアリティが薄れると思いますし、コワイので。
ほどほどにバランスとってやってほしいです。あまりのめりこまんで。
以上
【後報】
今週のお題「ゲン担ぎ」
ゲンというか、落ち着きたい時のお題目に、頁115はよいです。
落ち着くので。
(2018/2/6)
【後報】