「バーフバリ 伝説誕生」(原題 "Bãhubali: The Beginning" テルグ語:బాహుబలి:ద బిగినింగ్ ヒンディー語:बाहुबली: द बिगनिंग )劇場鑑賞

https://en.wikipedia.org/wiki/Baahubali:_The_Beginning
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/d/dc/Baahubali_The_Beginning_Movie_Poster.jpg左の英語版ポスターは、ブルーハーツが「リンガリンガ♪」と歌いだしそうなポスターです。長崎ちゃんぽん♪🎩

合戦のシーン、途中で寝てしまいまして、三叉戦法の意味とか、布をなんに使ったのかとか、どこで村びとは人質にとられたのかとか、いろいろ分かりませんでした。休日でも寝る時は寝るんだなと。

テルグ語ヒンディー語のタイトルはWikipediaから簡単にコピれましたが、タミル語は、Wikipediaの項目が、前後編それぞれ活写してなくて、"பாகுபலி"(バーフバリ)しかなかったので、貼れませんでした。

他人のふんどしで角力をとってるとそうなります。

テルグ語 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B0%E8%AA%9E
Lingam Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Lingam
(1)
残虐極まりない恐ろしい部族カーラケーヤ族。兵士の数は十万人、男は鏖(みなごろし)女は嬲(てごめ、と字幕では出てましたが、この漢字、男二人に女一人がはさまれる漢字は「なぶる」です)(関係ありませんが、姦、女三人寄ると「かしましい」男三人は「むさくるしい」だそうです)という彼らの言語は何語だろうと思いながら見てましたが、架空の言語だとWikipediaにありました。多言語国家インドの各民族に配慮というか忖度。

バーフバリ 伝説誕生 キリキリ語 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%90%E3%83%AA_%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E8%AA%95%E7%94%9F#%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%AA%E8%AA%9E

(2)
本厚木でも絶叫上映やるそうで、絶叫上映の意味が分からなかったので検索しました。

本厚木の絶叫上映の告知
http://atsugieiga.com/baahubali-loud/
応援上映 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E4%B8%8A%E6%98%A0

(3)
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91jCTRJDjGL.jpg監督は、七歳の時に、"Amar Chitra Katha"というまんがシリーズでインドの神話世界に触れ、それがバーフバリの原点になったそうですが、私は、インドには日本の漫画やアメコミのようなコミックはないと思ってましたので、絵入りの児童向け読み物だろうと思い、検索しましたら、いちおうコマ割りのあるものでした。左記のアマゾンは「なか見!検索」が出来ます。
https://www.amazon.co.jp/Goddesses-Mythology-Characters-Chandrakant-Bhattacharya/dp/818482324X/ref=sr_1_22?ie=UTF8&qid=1536483367&sr=8-22&keywords=Amar+Chitra+Katha
https://www.amazon.co.jp/Heroes-Remembered-10038-Paperback-Chitra/dp/8184823800/ref=sr_1_18?ie=UTF8&qid=1536483367&sr=8-18&keywords=Amar+Chitra+Katha
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/5124EqgnOxL.jpgなぜ私がインドには日本のような漫画がないかと思ったかというと、山松ゆうきちがインドで日本の漫画翻訳して売ろうとしたルポに、そう書いてあったからです。何を売ろうとしたかというと、平田弘史血だるま剣法という漫画で、そのルポ読むまで、血だるま剣法知りませんでした。

タコシェの通販サイトにあったヒンディー語血だるま剣法の画像。まだ買えるみたいです。
http://img02.shop-pro.jp/PA01010/318/product/1167111.jpg
http://taco.shop-pro.jp/?pid=1167111

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%90%E3%83%AA_%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E8%AA%95%E7%94%9F#%E4%BC%81%E7%94%BB
私が『Amar Chitra Katha』というインドの漫画を読んだのは7歳の時でした。

https://www.forbes.com/sites/robcain/2015/08/27/an-interview-with-baahubali-director-ss-rajamouli-the-beginning/#31547a495aef
Yes, I think since I was about 7 years old. That was when I was first introduced to the comics called ‘Amar Chitra Katha’ that are published in India.

(4)
求婚の場面は、さわれる場面はさわらにゃソンソン(娘の親が出てこないかぎり)というインド人男性のスケベな側面をあますところなく描き出したと思います。で、刺青入れられて気がつかないのもおかしいですが、あの、足の角質とか食べてくれる魚、スマトラのトバ湖でつつかれたのですが、けっこう痛かった記憶があります突かれると。よくあれで熟睡出来るものだと思います。日本のあちこちのスーパー銭湯やなんかに今いる、ドクターフィッシュという魚と、同じか違うか知りませんが。水虫とかいろんな足を不平不満もいわずじっと食べ続けてくれる魚。魚よ魚。

ねとらぼ 2013/05/09
Yahoo!知恵袋「角質を食べてくれる魚を購入したい」の回答が斜め上すぎる ...
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1305/09/news095.html

(5)
王宮前の広場に幽閉ってのは、李朝朝鮮にそういうのがあったなあ、なんだっけ忘れた、と検索したら、「米びつ事件(壬午士禍)」と言うそうで。テレビをつけたら偶然韓流ドラマでその場面やってて、へ―ドラマになってるんだ、とその時はそう思っただけでしたが、今検索したら、何度もドラマになってるしソン・ガンホで映画にもなってるそうで、「きっと、うまくいく」見た時も、ボリウッドって、意外と韓流っぽいんだな、影響受けてるんだろうか、と思いましたが、今回も王妃幽閉と呪詛の場面でそう思いました。

https://www.cinemacafe.net/article/2016/03/04/38446.html

「イ・サン」「大王の道」「秘密の扉」など韓流時代劇ドラマでも度々描かれてきた、1762年の“米びつ事件(壬午士禍) ”に迫る。
このたび解禁された予告編は、韓国映画界を代表するソ・ガンホ演じる非情な王であり、父である英祖と、数々のドラマや映画で活躍中のユ・アインが演じる悲運の王子・思悼世子の痛ましいまでの対立の様子が描かれる。

(6)
日本って、こういうふくよかでマッチョで甘いマスクな男優さんいないな〜と思いました。中村獅童はこんなに甘くないし、山口メンバーがあえていえば近かったのか。知り合いをひとり、これからひそかに心の中でバーフバリというあだなで呼ぼうと思います。二人の王子に均等に戦力分配するはずが、バーフバリサイドには不平等に、強い戦車とかはぜんぶもう一人の王子に回されて、それで抗議のひとつもしてこないバーフバリに王の資格はない、と不公平な配分した伯父さん自らがのたまう場面があり、私も烈しく同感しました。インド人って、いちばんそういうところ、抗議するのに遠慮のない国民のはずなのに、なぜ甘いんだバーフバリ。抗議せずんば人にあらず。石も抗議してる。執拗に食い下がるだけが人生さ。部下の命のことも考えろバーフバリ。政治が出来ない王とか、ブッダにならなかったガウタマ・シッダールダの転輪聖王じゃあるまいし、そりゃないぜベイビーですよ、的な。

これを観なくちゃ始まらない!
王を称えよ!
バーフバリ伝説最初の物語。
 本作はバ−フバリ二部作の前編となっており、村びとに育てられた青年が自身の出生の秘密を知る物語、約50年前の祖父母と両親の物語が紡がれる。偉大なるインド版大河物語に没入せよ。劇場でのみ、そのスペクタクルが味わえる!

http://atsugieiga.com/baahubali-the-beginnin/
http://baahubali-movie.com/densetsutanjou/

見るまで前後編と知らなくて、これはヒンディー語版で、もうひとつテルグ語のロングバージョンがあるのかと思ってました。ちがった。
インドって、テルグ語の映画が多いんですね。ボンベイがそうだからなのかな。いやボンベイは違うのかな。なぞ。
前後編映画って、最近の邦画はそういうの多い気がしますが、エスピーとかからの流れなのかな。私は古い人間ですので、まず単体の一作目がヒットしてから、二作目で、カーボンフリーズされてバラーラデーヴァ国王がシヴドゥに「息子よ」で三作目に続いたり、ドク・カッタッパがデロリアンで三作目はロデオだぜ、だったりでないと面喰ってしまうです。
結局これで何がしたいんだろうと。
チャウ・シンチーの大西遊も前後編ですが、激しい天丼攻撃で笑いが止まらなかった前編に比べ、シリアスドラマが入ってしまい、カレン・モク不在でアテナ・チョウってのも白けるなーの後編だったのを覚えています。少林サッカー公開時九条会館でチャウ・シンチーナイトやったときに、いちばんみんな寝てた。

「きっと、うまくいく」「PK」を超えインド歴代興収No.1を樹立!(2015年8月15日付)

以上です。
【後報】
https://older.minpaku.ac.jp/sites/default/files/research/sc/teacher/minpack/muslim2/pdf/214.pdf
ヘナはなんちゃってタトゥーにも使うそうで、バーフバリは寝ている女性に入れる墨は、モノホンではなくて、このなんちゃってタトゥーだったのかなと思いました。本物だったら痛くて起きただろう。
(2022/8/15)