『童夢』"Dōmu : A Child's Dream"(アクション・コミックス ACTION COMICS)再読

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/b/bf/Domu.png/220px-Domu.png英題は英文ウィキペディアから。

てっきりなくなったと思ってた本ですが、たまたま出て来ました。フォトライフの容量がいっぱいなので、自分で撮った800万画素のデジタル写真の表紙でないのがまことに残念です(棒 

'80年代を代表する漫画家として、諸星大二郎大友克洋の名前を聞いて、買ったのですが、出遅れていたと当時は思っていて、今回、奥付を見て、初版だったのでm9(^Д^)プギャーでした。何刷でも初版で売ってたとか、そういうことはまさかないと思います、応募プレゼントに当たると、送られてくる封筒が、集英社白泉社から双葉社に来た封筒を事務方がキレイに剥がして再利用してた双葉社に限って、まさかそんな(棒

保存状態はそれなりで、双葉社の'80年代のまんがの紙質が全開です。酸性紙だかなんだかで、黄ばんでるというより、茶色くなっています。

カバー折に、大友克洋フェアの応募用紙が切り取られず、くっついてて、昭和58年の7月1日から9月30日まで、10月30日必着分迄有効、毎月3,000名に特製ポスター、オリジナルTシャツ他が当たると書いてあり、9,000名になにがしかのモノがばら撒かれていたなら、今でも持ってる人多いんだろうなと思います。当時から、応募用をもう一冊買わせる商売が始まっていたと。VOAが、どんな駄作でもマニアが買う5,000部だけは必ず売れるので、劣悪な労働環境もあいまって、アニメ業界全体の質の低下につながってゆき、ながらくジブリだけが日本遺産として継承され続けた時代、その基礎づくりがなされたのはもう少し後でしょうか。この頃、まだ竹中平蔵は派遣法を国会に通しておらず、外国人労働者もほとんど入っていたなかったので、日雇いバブルが活況を呈していたとも思います。

Domu: A Child's Dream - Wikipedia

童夢 (漫画) - Wikipedia

頁67が、この頃、既に、友人が、映画マニトゥに同じ場面があった、と喝破したコマ。容量がいっぱいでなければ以下略。何もこれが理由で再版されないわけでもないと思いますし、21世紀は、本歌取りというか、カバーというか、パステーシュ、オマージュ、リミックス、コラボレーション、リスペクト、そのどれでもないけれど、なんて云うか忘れましたが、影響されて作品を産みだすこと自体が、明言さえすれば、線引きはけっこう確立されてる気がしますので、これくらいオッケー👌としか思えません。

指摘した友人の、父親との関係がわりと似ていたらしく、彼は出奔し、その後を知りません。団地でなく平屋の貸家で、父親は死ぬまでその家に一人、住んだです。

以上

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