「諸星大二郎 異界への扉 デビュー50周年記念」三鷹市美術ギャラリー"MOROHOSHI DAIJIRO Debut 50th Anniversary"

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小田急バス となりの職場でクラスタが発生したりなんだりで、自主的に行動制限していたですが、9/7に入れ替えする前に一度来ておこうと思ったのと、夜八時までやってる(入場は夜七時半まで)状況というのがどんなものか見たかったので、来ました。

下記は岡谷に行った時の感想。北海道と北九州には行ってません(主催者側にはスタンプラリー的な思惑もあったようですが、コロナカ道険し)

stantsiya-iriya.hatenablog.com

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今回撮ってよかったのは、ヒルコと上の絵のみ。「おらといっしょにぱらいそさ行くだ!」は、長野ではおkでしたが、今回はNGでした。

長野は親子連れが多かったでしたが、三鷹は、中央線沿線ですので、なんでもよく喰うナラモみたいな人が多かった印象です。まんがの原画を見ることが不要不急でない人たち。前回と異なり、見開きの、ぱーっと視野が開けた構図が印象に残りました。『天開眼』とか。

前回は、クトゥルーちゃんのママの「どうも遅くなりまして…」など、それほど描き込みが多いと思わなかったのですが、今回は中央線沿線なせいか、とても描きこんでると思いました。遊星ハグルマは今回はなかったです。入れ替えで出てくるのかな。陋巷にシスはそもそもなかったか、あったけど忘れたか。

ラムラムより狭い会場ですので、その分濃密な感じがしました。『鰯の』ナントカなど、私は『王の死』『会社の幽霊』etc.につらなるシリーズの一作としては弱いと思ってましたが、今回、表紙絵の元絵との比較をつぶさに見て、表情のつけかたが元絵よりウマいと思ってしまいました。これと、企業城下町でファックスの前で一生を送る人の話は、アクションピザッツ掲載をきちんと書いてあり、コンビニに置けるレベルのエロ本雑誌にもこんな書き下ろしを載せてた時代があったんだよなあとひとしきり(西遊妖猿伝ピザッツに載ってた時代がありました。地引)『影の街』掲載誌のI'mチャンピオンなんか、秋田書店の人もどんな三号雑誌だったか覚えてないのではないでしょうか。諸星マンガの掲載誌となったことで、こうして数十年後まで名前が出てくるという。

クリエイターをくるわせるこの原画展はまだ続きますが、小学館の漫画雑誌は、いにおらが参加した東京ナントカ展のほうの告知に忙しくなったので、広告載りません。或る意味よかった。後期も行きます。以上