もうこの次の巻が出てるようですが、その辺にあったマンガなので。装幀・デザイン 倉地悠介(Astrorb) 初出/『ヤングエース』'21年10〜'22年2月号
私がだいたい接客業のアルバイトで働いてしまい、そぞろ歩きなどを体験していない祇園祭の宵山(しかし宵山は人出が多過ぎるので、本命とは宵々山に行くのが通京都人と聞きました)から、私がまったく知らない八朔という行事までの、いつものとおり京都の話。コロナカは作中世界にないことになっていて、それはいいのですが、舞妓めしマンガ同様、京都の地獄インバウンドもないことになってしまっていて、それはどうかなと思います。京都と浅草は、本来地獄インバウンド。日本語の聞こえない人ごみで没门儿。
地蔵盆は出ません。この次の巻か。鴨川の床は出ます。正直、人間関係がもう分からなくて、アニメ髪型の主人公が父親と宵山を歩くのですが、和菓子屋の出戻り職人とは別に父親がいるんだったっけ?くらいに混乱しています。下は、このまんが京都弁が生きたはると思ったせりふ。
頁16
「店立ち寄ってすぐに名指しで流れの分からん話振られんのめっちゃ怖ない?」
も一個。
頁139
「最後の文化祭トヨも一緒に有終の美を飾ろうさ」
冷しみたらしは食べたことないのですが(他のもですが)頁28「団子は冷やすと固なって美味しなくなんねんけど そこを柔らかいまんま食べられるようタレも団子も工夫してあんねんな」という和菓子職人のせりふ、どこをどう工夫してるのか言いよし、と思いました。タピオカ使ってんのか、とかあるやろ。
帯。頁24の女性の顔は、唐突でよかったです。
最近のマンガによく入ってる、一枚ペラのおまけ紙の一部。春の時点ではスプラトゥーン3はまだ出ていなかったでした。私の職場の人のひとりは、スプラトゥーンやりすぎで指の皮がむけたそうです。そんな五十代はいやだ。
双葉社はあくまで電話対応死守で、奥付には電話番号しか載せてませんが、角川はウェブフォーマット頼みで、そうすると外国語に対しこう但し書きをせんならんと。
以上