- 作者: 金益見
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2012/09/30
- メディア: 単行本
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渋谷円山町周辺のラブホ街は岐阜県白川のダムで水没した村の人たちが
ギルド的にやってるみたいな箇所があり*2、
そのことを記憶だけで知人に話したところ、
この本でその説は否定されているというので読んでみました。
正確には、佐野眞一の渋谷ラブホ白川発祥説がこの本で否定されているということでした。
頁28
佐野氏の聞き取りは、少し大げさである。渋谷でホテルを経営するものはほとんど「渋谷ホテル旅館組合」に入っているが、組合のなかで白川村出身の経営者は一部であり、「後発組」とされている。
ただし、
この本で、『東電OL殺人事件』の出版年を単行本でなく文庫化の年にしているのは、
直したほうがいいと思います。
ええと、で、それ以外の感想とか連想。箇条書きで。
・大森の連れ込みは夏目漱石の小説に出てくると朝日新聞土曜版で読んだ記憶があります。
つまり明治から連れ込みはあった?
・ビジネスホテルの風呂共同の部屋は、
蒲田の七福というところで泊まったことがあります。
・半村良の何か短編で、いろんなさかさくらげの部屋を書いたのがあったけど、
タイトル忘れた。床が人工芝の部屋があったとか。
・ウォ−ターホテル、やはり人気あるのか。
・むかしのロンリープラネットのジャパン*3では、
なぜか「アベックホテル」の名称で、
ふたりたびなら予約なしの場合、宿泊先として考慮に入れてもいい、
みたいに書いてました。
・情報誌が取り上げるのが二十世紀最末期ということで、
HANAKOは取り上げなかったんだろうなと思いました。
以後思いついたら箇条書き追記。
*1:
*2:上京して旅館を作った岐阜グループの人たちの結束は、日本にいる韓国の人たちより強い。あとで初出ページさがして追記します⇒頁21(2013/1/22追記)
*3: Lonely Planet Country Guide Japan (LONELY PLANET JAPAN)