『諸星大二郎特選集 男たちの風景』 (ビッグコミックススペシャル)読了

とりあえず読みまんた、というところ。
次巻『子供の情景』に、『子どもの遊び』が入ってないな、と思い、
そう考えると、『僕とフリオと校庭で』なども入れて、全部ジュヴナイルもので揃えてしまい、
(勿論この『男たちの風景』に入れてる『生物都市』も移す)
代わりにこの巻に『ティラノサウルス号の帰還』や『復讐クラブ』『地下鉄を降りて…』を入れて、
SF+サラリーマンもの大全にしてしまえばいいかも、と思いました。
http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/i/c/aichikengei/2011081521134772c.jpg

http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/i/c/aichikengei/2011081521204046d.jpg
あの、ファックスから辞令がくるのを待つだけの大企業もの(タイトル忘れた)や、
『会社の幽霊』も入れてね。小学館もまた、揺り籠から墓場までの大企業、のイメージ。
そういうシチュエーションごとのアンソロジーだと息苦しいから、こうしたのかな。
しかしまあ、昔の『子どもの王国』や『コンプレックス・シティ』と比べると、
インフレ感ハンパないですね。昔の単行本は濃くて厚みがあった。
今は、ただ、高い。
晩婚でお子さんが大きくなると大変ということなのかな?
でも間に入る小学館が取り過ぎってことは、ないのでしょうか。

太宰治 竹青 ――新曲聊斎志異―― - 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1047_20130.html

最近ネムキプラスに短期連載した長江流域の烏伝奇ものがいつ単行本になるか、
また、昔リュウに載せたエッセイ一コママンガをこの小学館アンソロジーに入れてほしい、
そう思います。
(知り合いが来るとエアチェックしたカセットテープを強引に聴かせるという、
 マニア嫌いの作者のマニアな側面が見られる一コマエッセイマンガ。
 フォークランド紛争の音とかそういうのを聴かせる)

今回の単行本、すけぼねマンガも加筆コマ割り修正したような気もしますが、
あくまで気がするだけで、手許に前の単行本がないので比較出来ません。
『食事の時間』の世界総人口更新は、想定の範囲内でした。
巻末にこのマンガの初出1978年と明記しているのだから、更新しなくてもいいのに。
1978年に世界総人口が70億のわけないじゃん。
45億をどこかの収録で50億に一度直して、今回また直したんだったかな。

あと、この単行本にはさんであったチラシで、西武池ブル子の原画展思い出しました。*1
阿鬼Tシャツもう買っちゃったので行く必要はないんですが、
池ブル子のウイグル料理店にでも行くついでに行くかな。
http://img.47news.jp/47topics/images/TR2013110100611.jpg
http://www.47news.jp/47topics/e/247237.php
http://wscdn.bbc.co.uk/worldservice/assets/images/2012/12/21/121221101341_56_nationalities_464x261_bbc_nocredit.jpg
http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/chinese_news/2012/12/121221_new_nationality_policy.shtml
朱建榮教授まだ拘束解かれないんですね。関係ないけど。

【後報】
そういえば、浅草橋の原画展に小学館が花を出していたのは、
こういうことだったんですね。今更合点がいく。
出来得れば新作単行本を出してほしいと思いますですよ。
ウルトラジャンプの稗田の子らの新作も、単行本まだですし。
(2013/11/5)
【後報】
検索したら、池袋のウイグル料理店は閉店してたんですね。*2
来店時、北京語の予約電話がかかってて、
おばちゃんの応対の北京語がたどたどしかったのを思い出します。
(同日)