『文壇バー―君の名は「数寄屋橋」』読了

文壇バー―君の名は「数寄屋橋」

文壇バー―君の名は「数寄屋橋」

これもたまたま図書館で手に取った本ですが…、濃かった。

数寄屋橋、という銀座のクラブが2004年に移転のため一時閉店、
その際に、馴染みの作家さんに思い出を寄稿してもらい、
画家、マンガ家さんにイラストを寄せてもらい、一冊にした本です。
前世紀に故人となったはずの手塚治虫のイラストもあったりしますが、
イムリーパー収録は、それだけ。あとは収録時お元気な方のみ。

所謂文壇作家の酒にまつわるアンソロジーを幾つも読んだ後に読めたので、
その後の文壇の栄枯盛衰や、
登場人物の移り変わりなどに思いを馳せることが出来て、良かったです。
新手の人びととしては、冒険作家やハードボイルド作家が目につきました。
つげとか、西木とか、宮城谷とか(冒険じゃないか)、大沢とか…
池井戸じゅんとか東野けいごとか東川とか宮部とか京極とか有栖川とか鉄拳は、いません。
寄稿者一覧を抜粋して、興味があれば手にとってもらうのが一番の本だと思います。
が、安易なコピーアンドペーストや打ち込みはしたくないのですが、
うまいURLが見つからないです。

出版社公式
http://www.zaikai.jp/bks-sukiya.html

上だと、イラスト作者などが洩れてます。
移転後のクラブ数寄屋橋HPから表紙画像借りると、下記です…
http://www.sukiyabashi.com/bundanbaror2.jpg
直リンは出来ないと、思います…、クラブだから…未成年は…アレだからッ…

なぜこの本が地元の図書館にあるのかよく分かりませんが、
田辺茂一さんのエッセイ集などもあるので、その縁かな。
この本の序文も、紀伊國屋書店CEOです…

【後報】
あと、この本の活字は大きいです。…
(同日)