『邦題:人魚姫』(原題:美人鱼 MĚI RÉN YÚ)(英名 "The Mermaid")劇場鑑賞

新宿

小田原か
新宿かの二択で、
(どちらも男性
 割引デー月曜)
会津八一記念館を
ハシゴしたので、
新宿で観ました。
あと、中国語が
分かる客の
反応が知りたかったら、
新宿だろうなと
思ったのも、
あります。

満員とニュースブログに
ありましたが、
割引デーとはいえ、
平日なのでさすがに
それはなく、
しかしハコが
大きかったので、
長居でJ2観る
ような気分で、
金鳥でやってよ!的な)
しかし最終的には、
鹿島国ベルマーレ観る
くらいの入りでした。

残虐シーンというか、
ザ・コーグというか、
イルカのアレ画像
使ってるから、
日本ではこんな上映館少ないんですかね。
この映画でも、軽い日本語使う姉ちゃん出てきますが、
あれは、バトルロワイヤルのみやむーみたいなものかと。
36分くらいで、ラジオかテレビの女性アナウンサーが、日本の東証株価がどうとか、
韓国がどうとか言うところで笑いがありましたが、今その辺に転がってる動画再生しても、
何言ってるのかよく分かりませんでした。まあそういう関連付けが好きな人は、
中国が大陸国家から海洋国家へ変容する過程で深刻な環境汚染を四海にまきちry
とかの視点で見てもいんじゃいかと思いました。主人公の名前漢字で書くとサンゴだし。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/2/28/Mermaid_2016_film_poster.jpg環境問題とかは照れ隠しで、
どうでもいいような
気がします。
フクシマの子どもが
外で遊べなかったのと、
北京で、子どもはおろか、
オッサンもオバサンも
PM2.5 で外に出れず、
部屋の中で延々
マージャンやってるのとでは、
意味がちがう。
いや、いっしょかな。

中国の環境問題で
思い出すのは、
大理に前世紀
行った時、その時もう、
“像保护眼睛一样保护生态环境”
*1という標語がデカデカと
洱海のほとりに建ててあって、
それをその時
知り合った女の子が
得意げに読み上げて
くれたのですが、
その子がその後しばらくしてなんかヘソを曲げて、
飲んでた水のペットボトルをおもきしドボーンとボートの上から、
洱海に投げ込みまして、まあ女心と秋の空なんですが、
その時は、香港人がヒソヒソ話しかけて来て、
これだから大陸人は…みたいな話になってしまったのを思い出します。
チャウ・シンチーは、親かなんかが浙江から香港に逃げてきた、
(私はKMT系だと勝手に思ってるのですが)香港育ちの人間なので、
副業のファンディーチャン、不動産関係で浙江省であれこれやるたび、
大陸人は粗くてかなんな〜と思ってたとしても、驚くにはあたらないと思います。
香港は環境関係では、まだ、大陸を下に見れる、かなんな〜と思ってる、はずなので。
養女とかどうなったんだろ。そういえば、食神で咳止め中毒者演じたティン・カイマン、
(東南アジア系の顔だな〜と思いますが)、ン・マンタとか、リー・リクチーとか、
☆爺と仲直りしてるんでしょうか。ヴィンセント・コクとか、なんか知らないけど、
いろいろ、不仲説のゴシップがありすぎた。
この映画は、少林サッカーのおでぶちゃんがサービス出演してるの分かりましたが、
あと知らないです。ツイ・ハークは、まあ、刀をかざしてワイヤー・アクションだから、
リスペクト出演と思います。あと知らないです。
http://n.sinaimg.cn/ent/transform/20160211/WOf2-fxpmpqt1084525.jpg
http://ent.sina.com.cn/m/c/2016-02-11/doc-ifxpmpqp7539478.shtml
話を元に戻すと、この映画は、女性に冷たい、チャウ・シンチーの自己分析、
なのかなあと思いました。成り上がりの男性は、毛並みの点で、
代々上流の金持ち女性とは摩擦が絶えず、うまくいかないという話。
お金持ちだというカレン・モクチャウ・シンチー、結婚すればよかったのに、アホっか、
結婚出来なかった理由を棚卸して映画にしてるのかなあ、と思って見ました。
でもそれだとしたら、自分に都合よすぎ。
で、検索してたら、ふつうにカレン・モク、挿入歌広東語で歌ったりして、
チャウ・シンチーと一緒に宣材撮ったりしてるんですよね。モーウェンウェイはオトナだ*2
この映画は北京語ですが、「ポッガーイ」だけ広東語です。よく出ます。

http://baike.baidu.com/subview/5653388/19719107.htm
ニュースブログでパンフがないと取り上げられていたせいか、
係員に「パンフないの?」と聞く人が多かったです。いつも買ってるのか、
印刷業従事者のマッチポンプなのか。終映後、スタッフがいちように、
「この映画にパンフレットはございません、チラシをご参照ください」
と言ってました。そのパンフチラシだと、☆爺の経歴が『食神』から始まっていて、
なんか釈然としないです。中華民國代表として世界大会決勝で英領香港代表を打ち負かす、
出世作ゴッドギャンブラーとか、ガリー&ペッパーとか、私もアホですが、
あの自殺したレスリー・チャンとも共演してる『家有喜事』まで観てる、
そんなファンばっか来るであろう少数館上映で、そんなチラシないやろ、みたいな。
昔の西遊記の映画に出てたアテナ・チョウとか、ドニーイエンも出た?皇帝ミッションの、
カリーナ・ラウとか思い出しました。今回の映画の鶏肉屋台、皇帝ミッションの、
南宋夫婦の金国旅行の場面思い出します。あれは、とてもよかった。
いい時代だった。この映画の頃は、ポッガーイではなく、ガイタウであった。
そのカリーナ・ラウが、非情城市(この映画もポッガーイが効果的に使われてる)の、
トニー・レオンと、苦節数十年の愛を実らせ、ブータンでひっそり、
結婚式を挙げたニュースは、なんかじんわりあったかかったです。というか凄かった。
タンボーフーディエンチウシャン(唐伯虎点秋香)のタンスにゴンリー(鞏俐)、
中国を代表する大女優、中国のアウデリ・ヘッバン、ゴンリーはふつうだと思います。
あとは、喜劇王セシリア・チャンが、別の映画のスタントで大けがしたり、
例のプライベートエッチ画像をなんか富豪の若い男だか男優だかから、
大流出だったりとかも、すごいと思います。
少林サッカーヴィッキー・チャオ旭日旗事件で、
長沙コンサートで糞尿ぶちまけられたのはもう耳タコですけれど。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81VvY3zh9lL._SL1500_.jpg
前作で「中国安全だ〜」という台詞は中文でも言ってるのか?
いとうせいこうの脚色字幕ではないか? などとあらぬ疑問が私の周囲にあったりと、
(正解は、原文でも言ってる、です)いろいろありましたので、
今回いとうせいこうの名前がどこにもなくてすっきりしてますが、
上映館が少ないのは寂しいですね。コロナワールド、大丈夫なのか。
小田原そんなに中国人いるかな。爆買い箱根ツアーのダーグーダージエが、
帰りにバスで鴨の宮乗りつけて鑑賞すればいいんですけどね。
もう爆買いツアーって消滅しかけてるんでしたっけ、そういえば。以上

以上じゃないや。話を戻すと、前作で唯一日本人が共感出来る個所が、
Gメン'75の音楽でしたので、今回もBGMの中に、ゲッターロボがあると、
エンドロールにありましたが、ゲッターロボの音楽全然覚えてません。

上記の音楽ありましたかね。転がってる動画*3で検証する気はないです。
チャウ・シンチー「人魚姫」は「ワンピース(ONE PIECE)」のパクリ?動画で検証! | スギサク見聞録 チャウ・シンチー「人魚姫」は「ワンピース(ONE PIECE)」のパクリ?動画で検証! | スギサク見聞録
こういう記事もありましたが、ワンピース知らないので…
インスパイアとして許容できる範囲のような気がします。
なんとも。ここは簡単な中国語なので、場内いちばん笑いがありました。
ニワトリと街娼をひっかけた個所とか、クソもらすとかより、
品がいい場面ですし。あと、"滚开" と言ったらほんとにごろごろ転がってく場面。
グンカイ!だと思ったのですが、その辺の動画見ると、なんか耳が屎尿
否、信用出来ないです。
公式 http://www.ningyohime-movie.com/

http://themovielounge.co.nz/wp-content/uploads/2016/06/Mei-Ren-Yu-1-News1.jpg
http://themovielounge.co.nz/the-mermaid-mei-ren-yu/

【後報】
チャウ・シンチーカレン・モクが「ヤッサンゴー♪」と、広東語で歌う動画が、
今見たら全部消えてましたが、それはそれとして、新百合ヶ丘のアルテリッカの、
日本映画大学シネマ列伝」VOL.5で、この映画が取り上げられてたので、追記します。

日本映画大学シネマ列伝」VOL.5 [研究系教員の激推し大会①]
http://www.eiga.ac.jp/special/chiiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%9E%E5%88%97%E4%BC%9Dvol-%EF%BC%95/
大友りお
http://www.eiga.ac.jp/course/professor/otomo.html
http://www.shingakunavi.ne.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6-%E9%80%B2%E5%AD%A6/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%A4%A7%E5%AD%A6/%E8%AC%9B%E5%B8%AB-%E6%95%99%E6%8E%88/%E5%A4%A7%E5%8F%8B-%E3%82%8A%E3%81%8A/

人魚姫 美人魚、The Mermaid
[2016年/中国、香港/カラー/ビスタ/Ih34/DCP]
監督:周星馳チャウ・シンチー/Stephen Chow)

周星馳版『ラスト・コーション』。アンデルセンによる原作童話は、女性の身体を痛めつける究極のサディスティック・ストーリーである。下半身のない女は、快楽も自分の欲望も知ることがない。その悲劇をドタバタ喜劇は超えることができるか?


最初、張愛怜の小説とこの映画の関連にピンときませんでした。
アン・リーの映画も、トニー・レオン年とったなとか、
女子大生役の女優さんビーチク黒い、としか印象残っていなくて。

ラスト、コーション Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%80%81%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

第二次世界大戦中、日本軍による事実上の占領下となっていた香港と上海を舞台に、日本の傀儡政権である汪兆銘政権の下で、抗日組織の弾圧を任務とする特務機関員の暗殺計画をめぐって、暗殺を目論む女スパイ(工作員)と、暗殺対象となった特務機関員との間に芽生えた愛情のゆくえを描いた物語。

「色・戒」、女優さんがトニー・レオンにひかれてゆくようには、
見えなかった記憶があったりします。模造記憶なのか。
(2018/4/27)