『この世界の片隅に』(英語タイトル:Kono Sekai no Katasumi ni -In a Corner of This World)(中文名:謝謝你,在這世界的一隅找到我)劇場鑑賞

英文名中文名はそれぞれWikipediaから。
https://en.wikipedia.org/wiki/Kono_Sekai_no_Katasumi_ni
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%80%99%E5%80%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9A%84%E8%A7%92%E8%90%BD

中文は台湾版のタイトルからWikipediaへ。
http://www.ato-shoten.co.jp/newweb/sas/etc/10330271.php
http://www.ato-shoten.co.jp/newweb/bookimg/10330271.jpg←この世界の片隅で
 私を探し出してくれて
 ありがとう、あなた

北川景子のドラマも
あるわりには、
外国語がさびしいです。

相変わらずGoogle
上映館一覧が
出ませんが、
厚木に来たので、
見ました。
お客は多かったです。

ハングルの
Wikipedia
ないのもさびしい。
スタッフ、
けっこうな数の
ハングル話者が
いたはずなので。

で、エンドロール、ピンイン名の固まりがありましたが、
北京の会社名があったので、納得。
ハングルのアルファベット名とピンインのアルファベット名の違いが、
いつか誰でも分かる時代にならんかなと思いました。

ヒット作のクラウドファンディングなので、
私も寄付しとけばよかったと後悔しました。
漢字名だと目立たず、かといって顔文字とかはなんだか分からずです。
私屋カヲルを見つけました。別の人は、さべあのま見つけたそうです。

英文名が一定しないのは将来困ると思います。

公式 http://konosekai.jp/

潘めぐみは潘惠子の娘で、潘惠子は民國だと思ったのですが、
その辺日本語版と中文版でWikipediaの記載も異なります。
八月十五日夜、灯火管制の、電燈のカサのあて布を取る場面は、
非情城市でも同じ場面があったのを、懐かしく思い出される方も多いかと。
お昼過ぎに太極旗が長屋の一角に翻ったのは、私も見逃しませんで、
検索してみたらすでに論争になってるとか。何がどう論争なのかは、
これから読みますが、中華人民共和国五星紅旗北ベトナムの金星紅旗は、
まだ当時ないでしょうし、北朝鮮の旗を漢字で何と呼ぶか今検索し、
当時は太極旗しかなかったのかと、そこは納得しました。

朝鮮民主主義人民共和国の国旗 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97

これが、中國國民當の青天白日旗や、
中華民國の青天白日満地紅旗なら、そんなモメなかったのに、
としか思わないのですが、それじゃダメですか。
天秤棒でジャッキー・チェンばりのカンフーアクションやるし。

話を戻すと、この映画、私は漫画を読まずに行ったので、
小姑鬼千匹で円形ハゲになるわ、お国のためにたくさん産むことが、
奨励されてたのに、なんだかワヤだわ(ここあいまいなのはホントかなしい)、
「今晩おめとこの嬶ちゃん貸してけろや」みたいなゲスの極みがあるわで、
八月六日が近づくにつれて、国に帰る展開になるんだろうそりゃ見たくないよ、
と胸がどきどきしてしまいました。武良茂と同じ腕にしなかったのは、
ひとつのものがたり作りの選択だとは思うのですが。

戦争に関して言うと、初回の呉爆撃はエヴァ第一話
「シト、襲来」みたいだと思いました。着弾とかが。
私は、ドイツ空爆はB-17による白昼攻撃、日本空爆は夜間B-29攻撃、
と思い込んでいたので、この映画で何回も昼間の空襲があって、
へえと思いました。スローターハウス5も夜間でしたかね。
あと、やっぱ板野サーカスを思い出した。まだ防空戦が出来てた時の場面。

大砲は、座間キャンプも毎日四時半になると、どん、
と鳴らしていたのですが、近年都市化とともになくなりました。
サーチライトで夜空照らすのも、近年までやってたような…

スギナをさっとゆがく、のところで、スギナ食えるのかよと思いました。
山形のひょうや、この映画でもはこべらなら分かるのですが、スギナ…

能年れいなはうまいと思いました。あと、昼寝のときは、
蚊帳吊らなかったかな、確か吊らなかったはずだけど、
でもそしたら昼間でも蚊来るよな、どうしてたっけ、
五里霧中になりました。来なかったかな?蚊。

ほんと人の運命は紙一重。ころころ変わっていく。
主人公は、小姑とか妊娠のゆくえとか、姪が目の前で、とか、
いろいろネガティヴがあるわけですが、旦那は兵隊にとられないし、
ねたばれなので言及避けますが、当日もあれでしたし、総体に言って、
ラッキーだったと思います。

主題歌聴くと、上のCM思い出します。109シネマで流れる。

色彩について。この映画も冒頭はモノクロの鉛筆画、
藁半紙かなんかに描いた漫画から始まりますが、
人間の色彩感覚はカラーテレビ登場以前と以後で、
革命的に変わっているので、水彩画のあたりは、
明らかに現代の色彩感覚を以て過去を遡行してるか、
あるいはすずさんは特異点オーパーツみたいなものかと
思いました。そういうたらゴッホオーパーツかいやと、
言われそうですが。海の青を描いた後に白浪を加える場面、
むかしの透明水彩じゃこんな真似出来ないと思います。
下地が濃い色だと、上に明るい色重ねても下地が透けて、
キレイに発色しない。ポスターカラーみたいな不透明水彩を、
併用したのなら分かりますが… 現代の、超進化した画材前提で、
ここ撮ってしまった気がします。20世紀にそんなん、
どうだったかなあ。70年代だって、上から水でボカすペンとか、
いろいろなかったと思うので。

旦那が終戦を迎える大竹は岩国のとなりで、
岩国は厚木から艦載機ナントカカントカが移転予定。
よろしくお願いします。以上