「探偵はBARにいる3」"The Detective Is in the Bar 3" 劇場鑑賞

公式 http://www.tantei-bar.com/
つきみ野

何かあったら電話してくれ

劇場にあった看板。
映画の日なので、
何か観ようと
思いましたが、
ブレランとこれの
二択しかなく、
ブレランは寝ると、
確信しましたので、
こっち見たです。

映画の日だから、
どこで観ても大抵
千円とかですので、
とほほとか、
まるきうとかで
観たかったですが、
午前中に寝乍ら
用事済ませて、
すぐ行けるとこと
いうことでACに
なってしまいました。
ACは月曜安いので、
わざわざ
映画の日
いかいでも、と、
貧乏根性が
頭をもたげたです。
エナジードリンク
飲みながら観たに。


お昼の回で、観客は三十人ほどですかね。舞台挨拶実況が午後三時からあるので、
その前の回としては入ったほうかと。駅から遠いACの平日という点も加味して。
観客はほぼどさんこーれの縁者か、原作ファンじゃいかと。事前情報なしで観たので、
マエアツと彼氏の時点で『バーにかかってきた電話』かっ!あのラストの、
女の子が便利屋をクソミソにこきおろすあの長文が、世界のマエアツの口から、
肉声音波で迸るさまを聞けるとは至福だな〜と思いましたが、そのセリフは、
なかったです。でも、満を持してというか、かのモンローが登場して、
まあ最近はデリの漫画とかも(合法になったそうなので)ありますけど、
このくらいでぼかしておくのが吉かなとも思いました。
『探偵は吹雪の果てに』をモンローでやる(四作目がもしあれば)かもしれないし、
沖縄ヤクザとあれした再登場でイメージがあれしたモンローへのオマージュとして、
映画では夢を見せてくれたのかもしれない、ということで。
モンローといい、松田龍平とならんで専属メイクがついた北川景子といい、
こういうの見てると、バングラディシュの売春宿のルポルタージュで、
十代で売られた子が、「こういう商売ずっとしてると、赤ちゃんできなくなるって
 ほんとうなの?」と著者に聞くそのセリフがわけもなく思い出されてきます。
インド亜大陸。ぜんぜん関係ないのですが、劇中車窓に映る海辺の散居見て、
モンゴルのウランバートル郊外にブルガリアが建設した住宅地が、だぶりました。

大泉洋は原作と別物として考えるとやはりよい感じで、勿論、松田龍平の、
高田も同様で、原作から、10オンスタンブラーになみなみつがれたウイスキーとか、
電子レンジで乾かす青臭いタバコ、とかをぬくと、映画になる感じです。
それでも、探偵ケラーよりきっちゃてんにいる時間のほうが長いじゃん、
とか、共通点はあります。でもどうしても原作と重ねてみてしまう。
相田はそのうち介護をするようになる、とか、高田は次回作がもしあれば、
ススキノのミニFM局でDJか、とか。カメオ出演の原作者*1
健康そうでよかったです。牛乳1ℓ二本飲んでた息子たちに養われてるのか、
いまだ家庭内別居なのか、とかはどうでもいいことで。
ススキノエッセーの解説でダンカンが書いてたんでしたか、おなかにスイカ
入れてるかと思うほどだった、というおなかがぺっこりしてるのが、
なんか今風だと思いました。胴回り85cm以上はメタボの指数を、気にしているのか。

大泉洋のネクタイ姿の場面、最近はこういうエリのワイシャツの時代なのか、
と思いました。漁船のシーンは、土竜の唄で、生田斗真がCGVFXだったので、
それでわざとハダカロケやった気がします。


もう次作作れないんじゃいかと思いながら見てましたが、
最後うれしい展開で、大泉洋がどこまでつきあえるか分かりませんが、
主役を換えても、続いてくれたらいいなあと思いました。
最初のラウンジとか畝原な気がしますし、スプラッターJKとか、
二度と読みたくない猛者女子の性欲処理の話とか、稲作北限地とか、
まだまだ見たい話はあります。この映画の空撮ドローンというので、
それだと小予算でバンバン空撮出来てイイネと思いました。
東直己は本人がエッセーで書いてますが、札幌の都会っ子なので、
荒川弘のような経験はむろんなく、その目線からの、北海道原野が、
とても面白かった。

そして。

命を燃やすものは、あるか?

北川景子であってもなくても、もうこの展開はズルい、
というか今世紀の映画はこの展開ばっかじゃいか、と憤懣しきりですが、
それでも、北川景子218なら私は813です。より正確に言うと8131935。
絶対に忘れない。死ぬまで忘れない。と脊髄反射してしまう。


以上

*1:http://www.tantei-bar.com/about/img/staff/ph01.jpg