神保町 男子トイレのタイル
東京メトロ半蔵門線神保町駅のトイレは、掃除用具入れにも電子ナンバー錠がかかっています。
おととい遅くなったせいで昨日は家を出るのが遅れて、いつも朝ラジオ体操に行く途中見る神奈中バスがちょうど来るくらいの時間でしたので、えいやでそのバスに乗り、いつもラジオ体操しながら通り過ぎるのを眺めるバスなので、今日は逆にバスからラジオ体操を眺めて手でも振ってやろうと公園を見渡しましたら、ざんざん降りの雨で水たまりが出来ているだけで、人っ子ひとりいませんでした。雨天中止だから人はいないという当たり前。
その後、ひとりでラジオ体操しました。今日の日記のタイトルを、大友克洋の傑作アメコミ『AKIRA』に同文の落書きが登場することで知られる「人間チンボーだ」にしたいのですが、やめます。
今日は帰ってから、10分くらい走るというのを再開してみました。12月の人間ドックに向けて、無駄なあがきを始めます。その後スギナを少しやりました。その後床屋と銭湯に行こうと思ってましたが、雨模様ですし、中止。
せっかく神保町に行ったので、帰りは曙町のチベットレストランに行こうかと思ったのですが、ふといもやに行って天ぷら食べようかと思い、しかし全然関係ないロシア料理の店に行きました。
私はシャシィリクとペリメニくらいしかロシア料理食べたことありません。あとキエフ風カツレツ。ニコライ堂のバザーで買い食いするピロシキ。ロシア料理というだけなら、伊勢佐木町の一本隣、福富町になるのか吉田町になるのかにもお店はありますし、京都の四条の鴨川で、南座と東華菜館と交番とでスクエアを形成する加藤登紀子の店もあるわけですが、『サカナとヤクザ』で述べられているロシアマフィアの特徴、とりあえず粗い、を地で行くような感じとも、かつての白系ロシアへの郷愁とも違う、日ソ旅行がテレックスで手配した半自由旅行で彼の地を訪れた人が思い出すような、ペレストロイカ以降の混乱で荒廃して失われた、モスクワなど大都市の秩序を彷彿とさせるサーブがこの店にあるような気がしました。
テーブルごとに空き瓶に入れて出される水。外套は入り口でかけるよう配慮があり、ソ連末期の風景が残っている頃のロシア(モスクワとレニングラード)って、どんな劇場にも映画館にもクロークがあったなと思い出しました。今でもそうなんでしょうか。
ボルシチ。スメタナというのか、真ん中のサワークリームを溶かしてピンク色にして、パンをつけて食べたらおいしいですとのことでした。
音を立ててスープをすすったら西洋社会ではマナー違反のゲヒンな行為ですとは言われません。また、あちらでお目にかかれるようなものごっつい黒パンではないです。それはさすがに調達出来ないのか。ハイジじゃないですけど、黒パンてほんとにタンスみたいな所に入れて保管してるので、へーと思ったことがあります。シベリア鉄道で、車掌が座席のシートをぱかっと開けたら、それがフタになっていて、下が黒パン入れのスペースになっていて、ぎっしり詰まってた。
毎日限定八食のウズベキスタン風ピラフ。注文すると、丸見えの厨房に「ポロフ」とオーダーが飛びます。限定ですが、私がいた時は、テレビで紹介されたハンバーグや週替わりランチのピタカを頼む人も多かったので、さくっとありつけてよかったです。
黒沢清が世界のマエアツを主人公に長期ウズベキスタンロケで撮った映画でも、現地でプロデューサーがカネにものを言わせて仕込みの時間無視で生米のポロフを作らせて、それをマエアツに「おいしそうにリポート」させる場面があります。それで、なんとなく、これを食べようと思って店に入ったです。ウイグルのポロなら、三ツ境にも食べさせる店があるのですが、そっちもまだ食べたことないです。神保町はニンジンが入ってて、肉が多かったです。
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かちゃかちゃ、ぺろり。
スプーンのかたちが面白かったので、撮りました。この後ロシアンティーでも飲んでから店を出ればよかったのですが、読む本が一冊もない状態で入店したので、そのまま店を出ました。座席で会計です。ロシアだと、お札を置く金属のプレートにチップを添えたりするんでしょうが、まったく忘れてました。
挫折禁止
ロシア料理店ですが、何故か香港の地名のプレートなどがあって、なんだろと思いました。
店を出た後、いもやの前に行ったら、行列が全員お年寄りでびっくりしました。神保町も、変わらない店が少なくなってるのかな。車椅子で介添えの人と並んでる人もいた。
職場からメモを持って帰るのを忘れましたので、あとはうろ覚えで書けることだけ書きます。ベルマーレのパワハラも、神戸の小学校教師のいじめカレーでふっとんだ感があります。上には上がある。動画があると強い。今日はお昼、満員の三ツ沢でこころよく負けたそうで、相手は優勝争いするクラブですし、ほんといろんな歯車が嚙みあうまで、数年かかる気がします。数年かかってもなんもならんかったら、さらにプラス数年。
川崎市民ミュージアムというと、漫画ブリッコがあったのを覚えています。あれも水に浸かって駄目になったか。色即是空、空即是色。
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「ギャラ飲み」ということばを知りました。SPA!の下記の記事は、ジャーナリズムとしてどうかと思います(棒 こんなことでパブ記事書いてこの記者は得したのかどうか。
ギャランドゥともギャラクシー銀座とも関係なし。トッパライ。
おそろしいことに、今日は神保町に行く前に(昨夜の仮眠前に)すべての手持ちの本を読み終えてしまったので、帰りは何か買うかと思いつつ、中国書専門書店にも書泉にも三省堂にも東京堂書店にも研文出版の書店にも岩波のブックセンターにもよらず、ビッグコミックオリジナルをキャッシュレス2%オフのコンビニで買って帰りの東急田園都市線で読むだけにしました。
ビッグコミックオリジナル今号の感想①
卑弥呼の漫画、突然中国人の人名が北京語読みのルビ付きで語られ出してるんですが、この頃は上古音だったはずなので、現代北京語のルビを振るのはどうかと思いました。
しかしまあ、仮定の話ですが、中国人の名前を当時の音を復元して呼ぶなら、日本人の人名も、星野之宣『ヤマタイカ』で、卑弥呼を「フィミカ」と当時の音の復元で呼んでたように、復元呼称とすべきというイチャモンがあったりして、それで、卑弥呼を「ひみこ」と現代日本語音で呼ぶんだから中国人の名前も現代北京語で呼んでいいだろうという滅茶苦茶な理屈になったのかもしれないと思いました。でも、ハン=ダイナスティーの「漢」のルビ、「カン」は日本語ですし、「呉起」はゴーチィでなくウーチィです。なんで「ゴ」なんて日本語の読みになるねんと思った。普通に「りゅうほう」「ろしょう」「そんぶ」「ごき」でいいと思うのですが、「呂」を「ろ」と読むか「りょ」と読むかで高島俊男と藤井省三が論争した二の舞を避けたかったのか。あれは巨人の呂明賜の時で、呂布は「りょふ」じゃん、でも現代日本人はこの漢字を「ろ」って読むんだみたいな認識も広く根付いてるんやで、みたいな論争だったかと。
ビッグコミックオリジナル今号の感想②
ニッポンポン、小中華思想を、朝鮮は支那と同等あるいは次席であるという思想と書いてますが、これは誤り。朝鮮こそ中華であるという思想です。ウィキペディアも、日本語版はまわりくどくニッポンポンと同じように書いてますが、それでは華夷秩序を支那目線で眺める発想の枠から自由になりえてない。ハングル版のほうが単刀直入に、朝鮮こそ中華、大清王朝はオランケ(胡)と書いてます(後半は書いてないかw)グーグルのページ翻訳でサクっと読める。
下記のような、簡便な歴史刊行物でもそれは理解出来るのですが、ここを間違える人は、本省人を内省人と呼んでしまう人と、けっこう高い確率でカブってる気がする。
下記の本も、私は別に反面教師だから買ってもいいと思うのですが、ただおかしな点くらいは把握しておくにしくはなしと。
セブニレブンのマーラーまんでも食べて、頭を冷やすとよいと思います。
今日の残りも、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。