下のランブルは、ランブル違いで、別の映画の予告です。
Rumble (2022) - Official Trailer - Paramount Pictures
映画の中でも、「ランブルで思いつくものといえば、フィッシュ」と言って、そっから話がどうもならないので速攻違うことを言う場面があります。
ふと、下高井戸シネマの興行予定を見たら、これが、19:35~終21:22になっていて、こりゃおどろいた完璧夜八時以降だよ、と思い、それだけの理由で見ました。要&急の外出、こわい!!!!!!
帰宅後検索すると、ブクロの新文芸坐、渋子のイメージフォーラム、バルス阿佐ヶ谷、シネマリンなど、いくつかの完全単館映画館が、月間スケジュール発出後に緊急事態宣言が出たけんまにあわんかったけん、みたいな感じで、午後八時以降にアシが出た上映をしていました。特にこの下高井戸は、山手線の外側なのに人口密集で、もうほかに行くところがない人がたくさんいるんだろうなあ、と思うと、居ても立ってもいられました。冷静。
Jimmy Page, "Rumble" - (It Might Get Loud)
上の動画の、リンク・レイ"Link Wray"が、比較的聞きやすかったです。断片ですが。
下高井戸のラインナップが素晴らしい。まず緊急事態宣言までが、ワンスアポンナタイムインハリウッドエクステンデッドカットという、完全に不要不急なタランティーノ映画で、次が、今回と同工異曲なドキュメンタリー。その次は黒人映画。その次はBL映画で、次がこれ。その次は何故かまた鵞鳥湖の夜(ちんちんまたお映画)その次は韓流おっさんズラブ。その次はイップマンシリーズ一挙上映で、ロベール・ブレッソンがバルタザールどこへ行くで三月の呼ぶ声。
RUMBLE: The Indians Who Rocked the World – Official Trailer
この映画は、ディスカバリーチャンネルを映画館で見るような映画で、前の上映がザ・バンドなので、ハシゴする人も多かったのではないかと。ライナーノートは必ずとっておく感じで、パンフがよく売れてたみたいです。私の整理券は26番目で、まだまだ後に入ってましたが、126席ある映画館ですから、それでも全然。多い箇所で、一列に三人くらい。Tシャツ買おうと思いましたが、MとSしかないので買えず。初日なのに、なぜでしょう。公式で通販とかしてないかと思ったのですが、してませんでした。このTシャツは、リンク・レイが外見上はただの白人にしか見えないわけですので、ただのロカビリーTシャツにしか見えません。インディアンのイの字もヒドゥンです。
ディスカバリーチャンネルのような映画が作れるようになったのは、人類第四の発明、検索に負うところが多かったのだろうと思いました。誰がネイティヴアメリカンの血を引いてるかを紙で調べるのは大変。全然関係ないけど、薬物中毒になってリハッブとシャバを往来する生活になってODで死んだ、ジェシという人は、エディー藩みたいだと思いました。似てないんですが、なんとなく。
藤沢には、らんぶる街があります。
https://www.facebook.com/rumble.fujisawa/
下は、高田馬場のらんぶる跡地と思われる場所。
遅れてきた21世紀の邦人アナーキスト、栗原康という人は、新宿らんぶる前で当時付き合っていた女性に土下座したそうです。『村に火をつけて白痴になれ』という本でそう書いていた。
私は音楽はよく分からないので、ネイティヴ・アメリカンの音楽とか、ノースカロライナの風景とか、なんか、四川省の東チベットに似てるなーと思いながら見ました。アラスカへ渡ったモンゴロイドは、チベットとどのくらい近いのだろう。鼻高の東洋人。エリオット・パティスンというアメリカ人作家が、チベットの刑務所に収容された漢人元警官を主人公にしたシリーズを書いていて、途中までは邦訳されてるのですが、ネイティヴアメリカンとチベットは同民族みたいな仮説を小説中で展開する巻くらいから、邦訳されなくなりました。ただたんに売れなかっただけのような気もしますが、そういうこともあるかと。
stantsiya-iriya.hatenablog.com
ヒップホップの腕に「戰斗」と漢字で墨が入ってたような。
なぜネイティヴアメリカンの歌を紹介しないのか、について、罪悪感(ギルティー)を抱くから、自分が彼らを圧迫したわけじゃない、とのDJたちの声をモノローグが語っていて、いずこもこういう構図はいっしょと思いました。よいインディアンは死んだインディアンだけだ。日本は植民地によいことをした。レッドゼペリン。
で、その関連だと思うのですが、黒人の血を引くネイティヴアメリカンが多い件について、当初白人はネイティヴアメリカンを奴隷にしようとしたが、彼らはしたたかで、反乱や逃亡復讐が絶えないので、黒人男性をアメリカに連れてきて奴隷にし、ネイティヴアメリカンの男性をアフリカに送った、とゆっていて、こだまひびきじゃありませんが、そんなことあらへんやろ~と思いました。それがほんとなら、アフリカに送られたインディアン男性はどうなったのか。売れるわけでもあるまいに。ぬっころしたって言いたくないからアフリカに送ったって言ってるだけな気がしました。ほかの要因として、黒人の逃亡奴隷がインディアン居住地に潜り込む例が多かった、てのは素直に納得します。なので、別にニューオリンズなんかに黒人の外見のインディアン集落があって、独特のマルディグラを祝っていてもそれはそれでいいのですが、インディアン男性をアフリカに送ったってのは、無理有ると思いました。ディスカバリーチャンネルを見る時は、だからきおつけやう。レキツのワイキョク。
以上でしょうかな。ではでは