上は帯。book designed by akihito sumiyoshi + fake graphics
ヤンマガ'22年6号、8号、10号、12号、14号、16号、18号、20号、22号掲載。
巻末に株式会社とスタッフとスペシャルサンクスと、たぶんUN以外の主な登場人物一覧(主事はUNOBでしかないので、ここに入っています)
公式とアマゾンの9巻内容紹介。
帯裏。公式の内容紹介と、微妙に文章が違います。というか、英文をチェックしてて、ふと、"when an unexpected intruder appears from the assault satelite Ton, " てヘンじゃねーかと思いました。具体的には傍線部分。「攻撃衛星「遁」に予期せぬ侵入者が現れる」が、「攻撃衛星遁から予期せぬ侵入者が現れる」になってしまった。"appear to"だと「~のようにみえる」になってしまうし、"appear in"でいいのかどうか悩んで、朦朧とした状態で"to"の反対語"from"に手動で書いて、校了ポチッとな、とかしたのかもしれません。
主人公がこういう形で交代するのは、カムイ伝で双子の兄が出て来たり、サスケで五つ子の従兄弟が出て来たりすることへのオマージュで、白土三平師匠、師匠の遺志はオイが受け継ぎもそっと、てな感じでよいのでしょう。また、編集部には「テコ入れで、ジョナサンをジョセフにしてみやした」とかプレゼンしてもらえばそれでよいのだと思います。でも、「遁」はなあ。
ヤンマガの今の読者層、今、マンガというメディアで青年誌ジャンルを読む人たちがどこまで危機的な情況か分からないのですが、そうとうやばいんじゃないかなあ。特にアンケート結果が、サイレントマジョリティの反映ではぜんぜんない気もします。10分に一度おどかすと歓声をあげる、スピルバーグ映画の手法だけが踏襲され、内容を問うてもまともに語ることも出来ない(オナクラクンがアラジン面白かったというので感想を聞いたのですが、彼はあらすじを述べることも出来なかった)そんな時代に迎合したヒキだけの展開でインカ帝国、というか、一兆円もかけて二十万人のDNAレベルの個人データを記録したサーバがあるんなら、自衛隊ですら検討を開始してる宇宙軍、宇宙戦を想定した防御システムくらいあれよ、あるべきじゃんとしか思わなかったので。
ダーチャとかトーチカとか編集とか、いろんな人のコングロマリットで作ってて、アニメ化するんだから引くに引けないわけで、そしたらもっといろんな人による見落としチェックが、このようなじゅうような設定変更に関しては必要ではなかったでしょうか。ロシアの核兵器が〈遁〉くらい簡単に無力化出来れば、ウクライナはもちろん、ジョージアも南オセチアとかアブハジアとかとりもどせるし、モルドバも沿ドニエストルをとりもどせるし、ナゴルノ・カラバフとかチェチェン・イングーシとかもマシになるかもしれないですね。それくらいあっけなさすぎて、"遁"は、もうちょっと根性というか粘りを見せてよと思いました。ロシアは見せなくていいです。
なんか、相撲で言う死に体にすぐなって、あっさりうっちゃられる、が多い気がしますので、それが味ではあるんですが、ここは粘り腰を見せてほしかった。
わざわざドローンで刀を運ぶとか、あばれるクンがオッパイもむのはいいが、高校生だと相手はオッサンになるとか、佐藤二朗が似てないとか、細部に注目するのもいいんでしょうが、どうもなあ。
7人のシェイクスピア休載理由とは関係ないと思いますが、しかし。
「テコ入れで、ジョナサンをジョセフにしてみやした」「エルが死んだあと、メロとニアでは役不足ですたの二の舞はカンベンな」
カバーをとった表紙(部分) 左側の人の髪型が、職場の人に似ています。以上