相鉄瓦版 Sotetsu Kawaraban 第280号(2022年7月1日更新)特集|相鉄線沿線継承者ものがたり 読了

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photograph: Akutsu Kuninobu 

表紙イラスト サタケシュンスケ

ブラジル料理店に行こうとして、かしわ台の飛び地改札を通りかかったときに偶然見つけました。七月以降も相鉄線乗ったことあったはずなんですが、気が付いてませんでした。

ズーラシアやらこどもの国やらで、自然観察コラムが充実してますが、今号はモズクガニが出てきたので、実は上海蟹と同じものだとか、高座渋谷ベトナム料理店で出て来る「ベトナムカニうどん」のカニも同じものではないかとか、そういう視点からも考察してほしかったです。

また、沿線オススメ店に一軒、近隣住民から「いつ行っても閉まってますよね」と言われる店が混ざってることは書いておこうと思います。私も行ったことありません。スリランカ料理店は、今度知人を連れて行きたいです。また、和田町にイラン料理店が出来たとは知りませんで、海老名のムスリムインディアンの店でいつ行っても材料が入荷出来ないから提供出来ないといわれているクビデケバブがふつうにメニューにあるようです。マヒチェもある。でもゼレシキポロウやフムス、コシャリはなさそう。水煙管があるので、ここもコロナカのほとぼりが冷めたらそっちに行くのかなという気もします。黒湯温泉の銭湯にもう三年くらい行ってないのですが、いい理由付けが出来たかもしれません。

継承者の「元祖 鴨南ばん 本家」は湘南台にあるそうで、湘南台整骨院に行ってた当時はそば屋に興味なかったので知りませんでしたが、メニューを見ると、玉子とじと、花巻があり、探し求めていた花巻にここで会えそうなので、行ってみます。でも合わせるほかの用事が湘南台には今のところないのがネックです。夏休み巡回ラジオ体操と組み合わせるには、開店時間までどう時間を潰したらいいかが分からない。

ショッピングセンターに入っていたお肉屋さんが、ショッピングセンター閉鎖のあとも、たくましく街で別店舗で繁盛してるという「継承」は、非常によかったです。そしてその肉屋が宝屋という屋号で、タカラヤといえばブラジルタウン大泉で、パウリスタだかなんだかの元締として、さんざん名前を聞いたところですので、関係があるのかもと思いました。もともとは東京に本店があって各地に支店があったそうですが、本店がなくなって、各地の支店が独立したんだとか。ラオシャンよりはまだ分かりやすい話です。凡そ地上のすべてと言ってもいいくらい数限りないラーメンマニアがファミリーツリーを作れず敗北し続けたラオシャンの群れ。一軒くらい、ローヒェンでもローヘンでもいいので、北京語読みでなく広東語読みしてみませんかと思いました。

継承者のもうひとり、表具師というか表装の仕事は、オダサガと相武台前の中間にもそんなお店ありますし、海老名のあゆみ橋の近くにも看板出してるおうちがあります。儲かってるのか仕事があるのか、まったく外からうかがい知れませんでしたので、世界のいちぶを覗くことが出来て、よかったです。

こういうのを紙で出し続けるのも大変だと思いますので、みんなもっと読めばいいのに。この大きさの広報誌は相鉄だけ(と思います)

【後報】

(2022/8/28)

【後報】

海老名のインド料理屋で、メニューにはあるけれども、コロナカほかで部材の肉が入手出来ないので、提供出来ないのは、クビデケバブでなくガフガジィケバブでした。クビデはキョフテで、ふつうにどこでもある、パキスタンのスィーフケバブだと思います。

で、相鉄瓦版に載っているイラン料理の店は、いつ行っても閉まっているので、意地になって、何度でも行って、その帰りか前にスタンプカードの銭湯に行こうと思ったのですが、年の功で、行く前に文明の機器、電話をかけてみることに思い至り、電話をかけて、誰も電話にでんわ状態が続いている今日この頃です。これだと銭湯のスタンプカードがたまらない。

(2022/9/12)

【後報】

イラン料理店は心臓の具合が悪くて入院手術だったそうです。営業再開してました。

(2022/10/22)