book designed by akihito sumiyoshi + fake graphics ヤンマガ'22年25号、27号、29号、31号、33号、36号、38号、40号、42号掲載。巻末に株式会社とスタッフとスペシャルサンクス。巻頭にあらすじと人物紹介。もう死んでる人も特に注意書きなく入ってるかもしれませんが(鬼首など)たぶん編集が忙しくて気が回らないのだと思います。あるいは思い入れの問題。
前巻、「遁」が対宇宙戦をまるで想定していない設計にアジャパーだったのですが、作者はかえって開き直れてよかったのか、こころゆくまでアホ設定を楽しんでる感じです。私は昨年末野田サトルサンの下記インタビューを読んで、ほんとそうだと思ったのですが、はなまんこの人は読んだでしょうか。読んで同じ思いを抱いてそれを、なんかデジタル作画用のボードにぶつけてたら幸甚です。
漫画が好きで読み込むタイプの読者は多少雑でも理解しようとしてくれるんです。
でもライトな読者はそうではない。一週間前のことでもすぐに忘れられてしまうし、パラパラっと読んでちょっとわかりにくいと感じたら、面白くないという評価を下され、静かに離れられる。
そしてそのライトな層が圧倒的に多いと思うんです。
可能な限り親切な描写にして、ライト層を置いていかない。でもよく読み込んでるファンも楽しめる遊び心も忘れずに描く。
その加減を『ゴールデンカムイ』で学んできた気がしています。
また、上の記事では、「一作家に一編集」が原則のヤンジャンが、編集プロダクションとサブ担当二名というサポート体制を敷いて、アイヌ世界や、さまざまなタイプの猟奇犯罪者(犯罪病理学を踏まえた?)等々、膨大な情報を読み込んだ上で一貫してエンタテイメントな「闇鍋ウエスタン」を描いたことが明かされていて、興味深かったです。『さよならスカート』みたいに、大々的にぶちあげて"Go for brock!"で行ってほんとうに玉砕(行き詰ってor体調等で休載?)するとツラい。何を以て成功とするかですが、『ゴールデン・カムイ』は、みんなが(みんなではないでしょうが)楽しく伴走出来てよかったな、という長編まんがだったと思いました。(かなり途中の巻読んでませんが)
帯。めんどくさいので、Googleのテキスト読み込みを使ってみました。私はクセで、ビックリマークなんかは全角を使っているので、OCRが読み込んだ半角を、置換で全角に直そうと思ったのですが、Microsft officeなんか私生活で使わんから買わんで買ってないので、コントロールプラスジーでキーを叩いても置換になりませんでした。ので、目視でいっこいっこビックリマークを全角に直しました。ほか、カギカッコを、原文通り書籍タイトル等に使う二重カギカッコに直してあります。
左は、なぜかグーグルレンズという単語を使うのをやめた、右クリックで出る当該画面。がんばれGoogle。
作者は最強の主人公を何回でもころせるようになったので、これはバトル場面の盛り上げ的にこころづよいはずですが、すぐ慣れて飽きられないように、もう考えてるんだろうと思いました。
帯裏。これもGoogleに読み込んでもらってクリップボードに保存してもらったテキストを貼りつけ。「遁」が「道」でした。あと、「講談」が出なかった。英文に関しては、もとからですが、「十郎たち若い世代」が"Juro's younger generation"(十郎の若い世代)になってました。生きてる口語英語を使いたがるわりに、日本語の読み込みが甘いのかもしれない(辛辣なご意見)
「おっさんと一緒」の英文は、もっとおっさんをおちょくった英語でいいと思ったのですが、"Together With the Old Men."でした。私はおっさんをおちょくった英語の言い方を知らないので教えてほしかったのですが、このくらいでいいと判断されたのか。
加藤の巨根は、私は昨年末かなり『ガマの聖談』を読むことに没頭して、こうしたことをおおっぴらにする気楽さを知りましたので、作者も似た知識の吸収経験をしたのだろうかと思いました。大きくても流れ込む血液の量は変わらないので、カチンコチンでなく半勃ちの半ばフニャチン状態で、しかしそれが大きいので膣壁にジャストフィットして、とても気持ちがいいとは女性の弁。白人にそういうペニスが多いとか。海綿体とはよく言ったもの。
そういえば、私は半村良は『妖星伝』と『太陽の世界』(どちらもとても長いので、小説を掲載誌の連載で読む世代だけが読んだ感じ)以外大体読んでると思ってたのですが、上記『巨根伝説』は読んでなかったので、読んでみます。以上