2024年9月24日初版第1刷発行と奥付にありますが、発売日は9月19日です。出版界のそういう慣習で、ディープステートがそうさせてるわけじゃありません。「裏サンデー」2024年1月8日配信分~3月4日配信分掲載作品。連載終了から六ヶ月も間を空けてるので、連載時の反響はあらかた吸収済で、それで加筆修正したとは描いてないので、たぶんそのまま単行本化してると思います(確認、ファクトチェックしてませんが)ほんとに読者の度肝を抜いたオチだったら、連載終了時に大反響だったわけなので、そこまでじゃなかったんだろうなと思いながら買って、連載時出来なかった何かをここでドカンとかましたわけでもなさそうだと思って本を閉じました。
COVER DESIGN:TADASHI HISAMOCHI(HIVEA&co.,Ltd.)今回は字がないので、雨宮純サンという方の表紙協力クレジットはありません。連載担当/千代田修平/轡田緒早 単行本編集/千代田修平/轡田緒早/堀靖樹/小野弘明(アイプロダクション)
帯。
カバー裏のFACTマークは今回たぶん月。ちがうかな。地球かな。どっちでしょう。どちらにせよ、グーグル許諾の記載はありません。小学館パワーでよそから持ってきたのか、小学館自体がが権利持ってる画像なのか、©グーグルと書かなくてよいケースなのか。さてどれでしょう。
これまではこんなの。
カバーをとった表紙と裏表紙。正直、本編読むと、茶番で終わってしまうことと、乗り越えられないことの連続ですので、カバーも白いことですし、ここも白くてよかったかなと。少なくとも、下記を入れないと、あまり響かない。
頁209
馬鹿だからだ。君を馬鹿だと思ったからだ。君は馬鹿で芯がなくて流されやすくて、操りやすいと思った。
下記も。
頁194
飯山さん、好きです。付き合ってください。
これの返事は、演出が大ゴマ返しの視覚効果だけで終わってしまったので、残念です。返事に対し理由を尋ねて、その回答があるとか、先生が突然そこで恋愛猛者のように「オイオイ、そこで理由なんて聞くかぁ? 童貞かもまい」と割り込むとか、捏ねて揉んでほしかった。
ダイナマイトがいきなり出てくるので驚きますが、大ヒットアニメ「君の名は。」にも出てくるくらいだから、実は入手しやすいのかもしれません。ガソリンでなくてよかった。
真夏の8月5日にトレンチコートだったり長袖ジャケツだったり、みんな季節感のない恰好をしているのですが、地軸が逆転して南半球になっているというオチかもしれません。『チ。』の作者によるセルフパロディ。
飯山さんがプレゼン用におろした勝負服がスカートだったんですが、これの説明はなかったなあ。
で、以下私が言いたいこと。
私は、三巻で上の2015年販売終了ドリンクが出てきた時点で、この話はコロナカ前の設定で、だからほとんどみなマスクをしてなくて、お話の陰謀論が終息したと思った刹那、世界がコロナカに包まれるというオチかと予想してたです。それまでの常識が全く通用しない一斉休校緊急事態宣言マスク入手困難時短協力休業補償リモートワークステイホーム三密回避消毒うがいmRNAワクチン給付金詐欺。誰もが激しく揺さぶられ、それまで考えられなかったようなトンデモが雨後の筍のようにワンサカ出た。
目に浮かぶようでした、渡辺くんが急進的な反ワクチン派とかコロナは風邪とかノーマスクに走って、先生がこそこそマスクして歩いてるのを見つけて「あれれ? どうしちゃったんですか先生、コロナは単なる風邪なのにマスクなんかしちゃって、おかしいですよ先生?」「先生、もしかして先生、まさかワクチン接種に行こうとしてるんじゃないでしょうね? からだに✖✖を入れに行くなんて、正気ですか先生!」
2015年販売終了のドリンクから2020年二月三月までは少し間があるので、アルバイトにあけくれながら二年か三年、FACT本部などで主人公が「勉強」を続ける描写があるのかなと思ってました。その間、飯山さんは卒業して社会に出る。父親との関係性ももう少し語られて。そして第二部「新型コロナウイルス感染症”COVID-19”」の章が堂々スタートし、「前兆」編「突入」編「感染拡大」編「蔓延」編「ロックダウン・移動制限」編「遠い解除」編が次々繰り出されますと。そういう妄想を抱いてたんですが、外れたなは。
もしホントにこうした構想があって、実在の団体や名称等があれで小学館的にダメでボツったのなら、同人にでも描いてビッグサイトほかで売ってください。私の耳に入ることはまずないと思いますが、耳に入ったら買います。以上