『フィリピンパブ嬢の社会学』*1『同経済学』*2を読んだ後、一年ぐらい経って、以前古本屋の店先の百円均一で見かけた『ハーフの子供たち』本橋信宏(角川新書)をブッコフで¥110で買って読んだのですが、なんとなく感想が書けませんでした。フィリピンハーフといえばで、漫画村事件の星野ロミ選手が自伝を2023年に出しているので、それでも読んだら感想が書けるかなと思ったですが、2023年の本なのにまだ新古書市場で値崩れしておらず、読みたいのは生い立ちの第一章だけなのに千数百円も払うのはどうかという感じでまだ読んでません。しかもレビューが支持者というかなんというか、「動画を見て応援したくなりました」等々、ナントカ構文や某県知事選挙も斯くやという感じで、はなじらんだのもありました。ブッコフのレビューが比較的まともだった。動画といっても、N國黨は知りませんが、ひろゆきやホリエモンなどの大物との絡みはないようです。その当時法的にはまだ違法ではなかったといっても、クリエイティブ産業は日本の大事な根幹のひとつです。それを枯らすには海賊版の横行が有効なことは漢語文化圏などを見ればすぐ分かること。つまり、職業倫理上ぜったいに手を出してはいけない分野であることは論を待たないわけで、そのことに関する反省も謙虚さもないのであれば、そういう人はもう論外と思います。というようなレビューがまったく見られず、歯にものが挟まったような言い回しが多いのが、如何にも今の日本の現状をよく表してるとは思いました。
ということまで書いてからもう一度検索すると、ロミ選手は逃亡先がフィリピンなだけで、ドイツとイスラエルの二重国籍者と邦人のハーフで、フィリピンハーフではありませんでした。orz
ありのまま。 : 秋元才加1st Photobook (TOWN MOOK) | NDLサーチ | 国立国会図書館
それでまあ、ほかのフィリピンハーフの人の本を読もうということで、本書を読みました。A5サイズ。写真集というには小さいですが、一緒に買った山本彩という人の写真集はB6で、もっとちいさかった。どちらも「さやか」と読んでなかったです。「さいか」「さや」と読んでいた。で、誰もそれを止める人はいませんでした。たぶん助言して、「読めない読み方をする方が悪い、プレキラキラネームだよね?これ?」と私に言い返されるのがめんどくさかったのでしょう。
Photographer:川田洋司(mosa inc.)Stylist:長谷川渉 Hair&Make-up:小倉康子 Location Coordinator:石井宏明、前野義君(JRエクスプレス)Assistant Photographer:高橋利行 Artist Manager:佐々木美佐子、川崎一樹、福原淳嗣(フレイヴ エンターテイメント)Writer:高橋利行 Art Director:大杉学(3.14CREATIVE)Designer:須永英司、榊原純(3.14CREATIVE+[702]DESIGN WORKS)Printing Director:笠松英明(大日本印刷株式会社)
撮影協力:フィリピン観光省、コルドバリーフビレッジリゾート 協力:写真提供:AKS Special Thanks:サンティアゴベイガーデン&リゾート、秋元康事務所、AKS、office48、太田プロダクション、プロダクション尾木、ジャパン・ミュージックエンターテイメント、林将勝、佐賀章弘、大島優子、島田晴香、横山由依、阿部マリア、市川美織 and more. Editor:時田立、伊藤渉(徳間書店)一緒に買った山本彩という人の本はワニブックス公式にまだバーンとあるのですが、本書は徳間書店のTOWN MOOK一覧にはもう出てません。品切れ再販未定も残しておけばいいのに。あと、両者の共通点として、電子版はありません。
高安の本があればそれも読みたかったですが、見つけられませんでした。高安健将という人や高安国世という人、『高安犬物語』『高安月郊研究』などいろいろ出ましたが、いずれも元関取の高安の本ではないかった。
下は山本サンの方の本の奥付。
山本サンのワニブックスのほうの奥付は、実際に本を作った人をさしおいて、秋元康がトップに来ています。こういうのって、どうなんだろう。私はアルファベット三文字とか坂一族とはずっとよく分かっておらず、握手商法とか、水商売一歩手前のことで年端もいかない若者を競争させてやりがい搾取するのは怖いと思ってました。ゴミになるCDも資源のムダだし。
いちご100% (いちごひゃくぱーせんと)とは【ピクシブ百科事典】
援交だけなら鼻の利く人間しか行かないですが、圧倒的に客側に低リスクな制服風俗の蔓延もそうで、たぶん上のまんががパラダイムシフトだったと思ってます。スラダンの後のジャンプが起こしたパラダイムシフトは(デスノートを除けば)これ。あまり作者に負荷をかけたくはないですが……
職場で小中学生のお子さんがいる人が、さしこが秋元に勝った総選挙に熱狂してましたが、「革命」好きな世代まで巻き込んだアレが、燃え尽きる前のひときわ明るい輝きだったような。大分県知事の部屋にCDが積まれてるとか、フィーバーの中にいると正しい価値判断が出来ない時代だったと思います。今は動画に左右されるので、やり方次第でなんでもSNSで炎上させられるかと思うと、同じようには動けない気瓦斯。
本書の表紙と一緒に買ったもう一冊の裏表紙。
モーニング娘。にいた保田圭のような存在がこの現象にはいないと思ってたのですが、一期や二期はまだコンセプトも固まってなかったので、いろんな人がいたんですね。それが本書でよく分かりました。前田敦子の方向性が当初から女優だったのも分かって、へえと思って面白かった。ただ、いろんなメンバーがいたはずが、①制服という画一的なツール②人気投票による淘汰、で、次第に歴史が出来て成功体験も積み重ねて方向性が定まってしまうと、異物がいなくなるというか、前に出ないから見てる方に認識されないシステムがよく分かって、さしこが最後だったんだなと改めて思いました。酉サポだから早期から別世界の人間の注意を引いていたわけで、そういうのって、もうあの世界でやる必要があると本人が思うかという。韓流でやりたい人ならまだいるかな。渡辺直美的韓流グループを作ってみたいと思う人はいるはず(もういるけど私が知らないだけかも)
裏表紙(部分)当初帯ついてないと思ってましたが、ぱらぱらめくってたら挟まってるのが発見されました。ありがとう帯を捨てなかったブッコフの人。
帯。深く考えず撮ったので、鎖骨がエロいような、帯で隠れてるヘソピアスを撮ったほうがよかったような、複雑な気持ちです。全員が同じ制服で同じ土俵で戦うというと、下記のようになるんだなあと思いました。だからといって、欅坂ならとか、新しい学校のリーダーならとか、思うは自由ですが、ダンスがヘタと書かれた本書を読むことで分かることがあります。
本書のレビューでは貧乏を隠さないところに共感しているレビューが印象に残りました。ウィキペディア等でもそこはエピソードがいろいろ書かれている。父親が寅さんのような遊び人という形容が、家族らしい気遣いと思いました。
頁49。千葉県の風景ではなく、カモテス島というセブ島の近くの母親の実家の写真らしいです。本書で見ると暑いし家の敷地の中なので短パンいっちょの親戚なのですが、こうやってさらに撮ってしまうと、裸族に見えてしまい、しくったと思いました。子豚をこうやって焼いている写真を見ると、グソマの子豚連続盗難事件を思い出す人もいるかと思いますが、あれはベトナム人の犯罪で、本書はフィリピンです。
頁54。色白だなと思いました。私のように日焼けに抵抗がない人ではないのだと思います。現地では目立つだろうな。貧乏体験の正反対の体験もしてるんだなとも思いました。
カバーをとった表紙(部分)ウィキペディアを見るとこの人は現在は子育て中で、その前は「鎌倉殿の十三人」に出てたりしたので、やはり女性にとって出産育児は社会的成功の中断があると思いました。事務所に所属してないとも書いてありましたが、そういうことは最近いろんな人が流動的ですので、傾向自体がどうなるか。
裏表紙(部分)頁65にもこの塀は載ってます。
MR.EDGAR BAIBOY AMORES
NORTHERN POBLACION
SAN FRANCISCO, CEBU(グーグル翻訳)
エドガー・ベイボーイ・ラバーズ
北部の人口
サンフランシスコ、セブ
意味が分かりませんが、イロカノ語とグーグルは判定してました。秋元サンによると、母親はビサヤ語だそうです。
フィリピンハーフより、AKBがまだ海のものとも山のものともつかぬ混沌時代の多様性(あ。)描写が面白かったです。今ならチラシ配って「LINEして」と言われても、あやしむだけだし、シカトが正解だと思う。以上