『夫婦純愛』読了

夫婦純愛

夫婦純愛

図書館から借りたのが単行本でした。
検索しましたが、文庫本との差異がよく分からない。
夫への詫び状 (PHP文庫)

夫への詫び状 (PHP文庫)

単行本では、詫びなきゃいけないことなど特にないような感じだったのですが。

はなぶさ、という字は、中国では女の子の名前に付けるイメージだそうで、
まずそこから、宿六の人は台湾人なんだなあ、と思いました。
華人墓地などの碑銘を見てると、周金、というふうに姓をふたつ重ねるのもいいかな、
と思いましたが、まあ、そこは個人個人で考え方もあるし。
それでふと思い出しましたが、
中国で日本人みたいな名前だと時々言われた北京五輪競泳代表の徐田龍子さん、元気かな。

通訳の才能のはなしとか(頁130)、「血」などにはほとんど意味がないはなしとか(頁156)、
独立派の親が訪台できないのに子供が国に関心を持つはずがない(頁155)など、
うなづきながら読みました。ホテルはスイートのところも、よかった。(頁174)
頁160の「王徳育」は、まあ、誰でも分かるでしょうが、王育徳さんの誤植です。
ここは、文庫本では直ってるだろうと思います。そう願います。