別冊漫画ゴラク新増刊『漫画ゴラク酒楽』読了

http://natalie.mu/media/comic/1307/extra/news_thumb_sakeraku.jpg
http://natalie.mu/comic/news/95281
http://ameblo.jp/geki-ga509/entry-11573936606.html
今日はモーニングとビッグコミックの発売日が重なり、駅の売店に行かない日なので、
コンビニに行ったらこの本もあったので買いました。また余計な買い物を…ぶつぶつ。

以下感想。

西原理恵子『本日も飲酒』
 この人のアルコールの本のアマゾンレビューに、共依存どうこうの辛辣なレビューが
 あったけど、このマンガ読んで、そうかもと思った。旦那が天国(ニライカナイ?)
 で好きな酒飲んでるとか、なぜそう考えられるのか。自分が旦那の暴力におびえてた
 日々とか旦那の小説で全然酒がうまくないのに酒がやめられない苦しみの描写とかあ
 るわけだから、酒がなくても幸せな国に旦那は行って、酒がなくても幸せな日々を送
 ってる、とゆうふうに考えてほしかった。無理か。あの世でも酒があって地獄の日々
 を送ってもらったほうがいいのか。こわい。

リアル酒のほそ道
 こうして見ると、いかにも早大漫研OBの人に見えてくるから不思議だ。絶版の著書な
 どから類推するに、食えない時代にお子さんを授かって苦労された?そんな年輪を感
 じるご尊顔でした。

ラズウェル細木酒のほそ道 スペシャル編』
 素晴らしい安定感。

泉昌之『酒の軍師』
 帽子男はこの人じゃないですよね。ウエケンですよね。漫画家のほうの人、いつ「和」
 をつけたんだろう。
 赤羽昼飲み自体は、幸せな飲酒らしいので特になんも。幸せじゃなくなって、昼飲み
 止まらなかったら注意か。たぶん雑誌とかで取り上げられてる店の外でしか飲めなく
 なるんだろうな。

桜木さゆみ『酔ったはずみでイッちゃった』
 変な酔いかたなので、バーテンがなんか混ぜたのかと勘ぐってしまいました。

イシデ電『おひとり酔いよい暮らし』
 気をつけたほうがよいと思います。焼酎がガラス一升瓶からプラボトル4ℓに変わった
 ら注意かな。さんざ問題飲酒して、今はひとり飲みが好きって、引っ掛かる。

マキヒロチ『えだまめパテ』
厚生年金入ってない人とは結婚したくないんだよねー
 カレー沢は女しか叩かなかったので、この人が男のさいていセリフを取り上げたのだ
 と思います。

モンキー・チョップ『肴(さかな)』
 ほりのぶゆきとは別の方なんですよね。ほんとうにマンガにうとくなった。

カレー沢薫フルメタル合コン』
 相変わらずの安定感。

大崎充『ちゅらちゅらさんさん!』
 この本でもっともテキトーな話。続編のほうの鉄鍋のジャンに出てくる大谷の養女み
 たいなのが語尾に「サー」をつけるだけの話。

藤野美奈子『酒と80'Sの日々』
 よい話だと思いました。情報機器が発達した現代でもこのシチュはあるのでは。

博多華丸・大吉
 ふつうの酒トークとして楽しく読みました。
いとうあさこ
 ふつうの酒トークとして楽しく読みました。

サイトウミチ『萌画・さけほそ!』
 次のマンガがすごかったので…

ケン月影『劇画・酒のほそ道
 2ちゃんねるのラズウェルスレから出てきたようなストーリー。原作を壊さない限界
 を編集者と探るのは楽しかったろうな、と思いました。最初叶精作かと思った。あま
 り尻が強調されてなかったので。

浜田ブリトニー浜田ブリトニーのパねぇモテ飲み!』
 今はこういう絵柄なんですね。

みかんのものまねクッキング
 似てると思いました。

入江喜和『今日もウチで呑んでます』
 漫画家兼メシスタントをこなすところがまずありえない。それで単行本17冊完結さ
 せるとか、超人ですね。超人願望の旦那と超人の女房。

咲良『酔っ払い女子ハンターさくら』
 いちごなんとかというマンガみたいな絵の人が出てくるな、と思いました。

そらあすか『歴女ガイドねね 酒豪伝説』
 日本の戦国時代ネタに交じって、ひとつだけ趙飛が出てくるので面喰いました。

大井昌和『おたから〜100年ギフト〜』
 よい話だと思いました。

猫原ねんず『おんな一匹ひとりのみ』
 ハウツーマンガ。

榊こつぶ『レッツゴー BAR新幹線』
 うんちくマンガ。いや、これは楽しそう。ワンカップハイボールより楽しいんでな
 いか、と思わせる。作者の勝ち。

ブロン園田『ブロン酒』
 リン酸ジヒドロコデイン

千鳥・大吾
 わたしのような読者を想定したかのようなトークがありました。以下抜粋。

すると偶然、ベロベロになっていたメッセンジャーの黒田さんと中川家さんにバッタリ。黒田さんに「松竹に優勝を奪われたのに、ようオマエら一緒に飲んでるのう」と連れていかれ、そこから延々と「チョップリン、おめでとう。ただ、笑い飯と千鳥は……」と5時間説教ですよ。僕らも辛かったですけど、優勝して楽しい酒を飲もうとしていたチョップリンは、もっと辛かったでしょうね。黒田さんが途中で帰り、やっと解放されるかと思いきや、今後は礼二さんの説教が始まるという……。そんな黒田さんと中川家さんが三人とも今はお酒をやめているかと思うと、酒は本当に怖いですよ。

ハリセンボン・春菜
 ふつうの酒トークとして楽しく読みました。

横濱マリア『世界酔いどれ漫遊記』
 独仏英3ヶ国。いちばんパソコンを使ったっぽいマンガでした。この雑誌、もう全
 員パソコンなのかなあ。

細井ちえ『昭和酒場のアケミさん』
 普通に面白く読めました。

竹村ノリヒロ『俺のモヒート』
 ミントなんかほっといても生えてくるのに、と思いました。バジルがなかなか生え
 ない。

坪石さをり『石野くんの大鉱物』
 面白く読めました。ストロングポイントがあると強いな。

ポテチ次郎『どぶろくちゃん』
 一番面白かったマンガ。ネガティブな酒にはキッパリNO!みたいな。

高倉あつこ『実録 飲んで!!呑んで!!あびて!?』
 この人もご自愛くださいという感じだと思いました。気をおつけください。

熊田プウ助『酒と泪とニャンコとホモ』
 ネコマンガ。

池田邦彦『でんしゃ通り一丁目〈特別編〉』
 カレチの人はゴラクにも書いていたのか。知りませんでした。

太田基之『さよならは夕立のあとに』
 代表作知りませんでした。今検索しました。

太田和彦『居酒屋・男の流儀』
 こないだ読んだばかりの本の人がコラム書いてる。居酒屋百名山もいつか読みます。

中村愛『ゲスな酒話!』
 ためになるコラムでした。

岩井志麻子『酒は人生のチェイサーである。』
 おえん。

島本慶の哀愁ひとり呑み
 舐めダルマ親方のお名前とは知りませんでした。誰だろうと検索して今知った。

以上、無駄に力のはいりまくった本でした。
ここまで掲載作品に粒のそろった増刊は珍しい。編集の人すごいですね。
サントリーとかキリンとかアサヒとか松竹梅とか眞露とか、
大会社の広告が一切ないのもいさぎよい。営業の人もすごい?