『朝のように花のように―谷澤永一追悼集』読了

朝のように花のように―谷澤永一追悼集

朝のように花のように―谷澤永一追悼集

『「酒」と作家たち』*1の編者を検索した時、
この本を編んでるのを知り、少し時間を開けて、読みました。
お弟子さんなんですね。ずっとヤザワエーイチと読んでました。
私にとってこの人は、まず、對中強硬姿勢をとろうとしてうまくとれない人、
との印象が強いです。石原元都知事ほど走れない。立ち止まって考えてしまう。
PHP新書の、童子問かな、なんだったかな、
中国にわざわざ「チャイナ」とルビ振ってた記憶があります。
日本人の論語〈上〉『童子問』を読む (PHP新書)

日本人の論語〈上〉『童子問』を読む (PHP新書)

支那、シナと書きたいんだけれども、例の、戦後すぐの文部省通達*2
アレを悪法も法として墨守して、支那と呼ばない。
あるいは、当時麗澤大でもめた*3のを受けて、呼ばない。だったのかな。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%B2%A2%E6%B0%B8%E4%B8%80

この本では、言動の背後にある、気質とか気性とかについて、
近くにいた方々がいろいろ書かれていて、こまかく読ませていただきました。
あとは、開高健の盟友ということは知っていましたので、その関連。

この本読み終わりかけの時、古本屋で安岡正篤の伝記見つけたんですが、
それは流石に買わなかった。面白そうなんだけど、また積ん読になっちゃう。

*1:http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20130626/1372245745

*2:なぜかWikipediaに原文載ってないです。公文書館とかにもないのかな。個人のサイトや桜チャンネルみてもいいんでしょうが、紙ではこの本。

本が好き、悪口言うのはもっと好き (文春文庫)

本が好き、悪口言うのはもっと好き (文春文庫)

*3:現在では大学サイトからその情報のhtmlは削除されているようです