『けがれなき酒のへど 西村賢太自選短編集』 (幻冬舎文庫)読了

平塚で読む本がなくなって、ツタヤで買った本。
『蒼氓』読み切るのが解ってたら、家からもう一冊図書館本持って行ったのですが。
西村賢太は、アレだ。苦役列車読んだ時から、
「これとブルーハーツが好きな奴は致命的にやばい」と思っていたので、
その気持ちが蘇りました。
映画苦役列車マキタスポーツ店が演じていた片足切断の工員さんは、
障害者年金になったのかなあ。森山未来は海外修行。
映画公開時、女連れの貫多が複数回映画館で目撃されたと、2ちゃんで噂されていた…


暴力癖とか、外国人労働者がいないバブル前期の肉体労働小説に共感した読者が、
作者の年収四百万に裏切られたと感じたとか感じなかったとかのネットの風聞、
など、いろいろこじらせた何かを感じつつ読み、
比喩でも「焼却炉行き赤ん坊」みたいな題を小説につけたらアカン、
子どものいない内縁夫婦とぬいぐるみの話やんけ。赤ん坊とか、びっくりさすなや。
と、またしても思ってしまいました。本当に現実に嬰児遺棄とかあるわけだから、
そういう小説かと思ってしまうので、こういうタイトルは嫌だ。
作者も、小説にかけないレベルの悪事があって、
さすがにそれは書かないみたいな計算はしてるんだろうですかね。
勘繰るのも何か消耗してしまい、疲れるので考えませんが。おしまい。