『酔っぱらい読本・参 -A BOOZE BOOK 3-』読了

*1
<目次>
もしもこの世にアルコールが無かったら?
キングズレー・エイミス(Kingsley Amis) 
 吉行淳之介・林節雄訳 後者紹介文
熱い冷たい
永井龍男
悪酒の時代/酒のサカナに肝臓薬
梅崎春生
孔乙己コンイーチー
魯迅 竹内好
ショウチュウのなぞ
星新一
詩と洋酒/飲みたくなる映画
開高健
コーヒー・ポット
○ジョン・オハラ(John O'Hara) 
 田中小実昌訳・作者紹介文
酒と試験について
北杜夫
故里と酒
瀬戸内晴美
いかにして西部は青ざめしか −二日酔の町々
○リチャード・アーダース(Richard Erdoes) 
 三田村裕訳・作者紹介文
空地
田村隆一
無粋な旅人
庄野潤三
酒精中毒者の死(詩)
萩原朔太郎
グリニッジ・ビレッジの雪
○ジョン・アプダイク(ママ)(John Hoyer Updike)
 鮎川信夫訳・作者紹介文
花見酒(古典落語
林家正蔵(八代目) 結城昌治紹介文
月下独酌(詩八篇)
○李太白 青木正児訳
君知るや名酒泡盛
坂口謹一郎
禁酒記
中野重治
アモンティラード(ママ)の樽
エドガー・アラン・ポオ(Edgar Allan Poe) 
 佐伯彰一

頁42孔乙己、竹内好が註で白酒はふつう燗をしないと書いており、
酒文ライブラリー『燗酒ルネサンス*2で山口昌伴が白酒の燗について書いていて、
どうにも信じられなかった思い出が瞬時に蘇りました。
竹内好と周作人の両巨頭をして、ふつう燗しないとした白酒のアツカン、
涮羊肉の店で燗して飲むブログが見つかってそれで捜索打ち切りましたが、
実際のとこどうなんだろう。やっぱり気になります。

頁130いかにして西部は青ざめしかは、
"How the west was Won"のパロディで、ウォンを"Wan"に変えたんだとか。

頁211中野重治の禁酒記読んで、『五勺の酒』の読書感想文*3読み直しました。以上

『酔っぱらい読本』(講談社文芸文庫)読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20140524/1400886624
『続・酔っぱらい読本』 (講談社文芸文庫)読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20140530/1401428920
三冊目
 ↓

『酔っぱらい読本・壱 -A BOOZE BOOK 1-』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160120/1453243870
『酔っぱらい読本・弐 -A BOOZE BOOK 2-』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160122/1453466728

奥付にない共同編集者_徳島高義 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E9%AB%98%E7%BE%A9
イラスト:佐々木侃司*4
以上