『酔っぱらい読本・漆 -A BOOZE BOOK 7-』読了

最終巻。表紙画像は後で貼ります。昭和五十四年十一月二十八日初版

<目次>
■雑学・応用篇
酒についてのクイズ32問
山本博
酒について一言
○三田村 裕編訳 作者紹介文
 ボードレール(Charles-Pierre Baudelaire)
 サミュエル・ジョンソン(Samuel Johnson)
 マルチン・ルッター(ママ)(Martin Luther)
 ロバート・ベンチレイ(ママ)(Peter Bradford Benchley)
 セルバンテス(Miguel de Cervantes Saavedra)
 サミュエル・テーラー・コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge)
 ジェローム・K・ジェローム(Jerome Klapka Jerome)
 ウイルスン・ミッツナー(ママ)(Wilson Mizner)
 トーマス・ラブ・ピーコック(Thomas Love Peacock)
 フランソワ・ラブレー(François Rabelais)
 マーク・トゥエイン(Mark Twain)
 アレキサンダー・ウォールコット(Alexander Woollcott)
 ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)
 オースチン・オマリイ(Austin O'Malley)
 ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)
 J・C・ハリス(Joel Chandler Harris)
 ルディヤード・キップリング(ママ)(Joseph Rudyard Kipling)
 チャールズ・ラム(Charles Lamb)
 バーナード・ショウ(ママ)(George Bernard Shaw)
 アデイスン・ミズナー(Addison Mizner)
グロッキー
○中島文雄
怪人タマネギ男・アルコール篇(長変マンガ)
長新太
舞台で酔う話
○戸坂康二
酔うてこそ面白けれ
茂山千之丞
酒と音楽
○門馬直美
画家と酒と
○大久保泰
ビールという言葉
○植田敏郎
バーボン
亀井俊介
どぶろく
吉行淳之介
地酒の魅力
○薩摩治郎八
アクアヴィットは水よりも濃し
○キングスレー・エイミス(Kingsley Amis) 林節雄訳
コニャック讃歌
○キュルノンスキー(Curnonsky)ドリース(Gaston Derys)大木吉甫
お気に入りの酒場
○ラードナー(Ring Lardner)常盤新平
インディアンと酒
○祖父江孝男
乾きについて
○サヴァラン(Jean Anthelme Brillat-Savarin)関根秀雄訳
日本酒文化とウイスキー文化(対談)
○池田彌三郎・吉行淳之介
■滑稽・諧謔
悪魔の辞典
ビアス(Ambrose Gwinnett Bierce)郡司利男
真夜中の原始人(漫画)
園山俊二
飲みそこねた(中国笑話)
(笑海叢珠/笑林広記/艾子雑説/拊掌録/笑賛/笑府/広笑府/雪濤諸史/韓非子内儲説篇/呂氏春秋仲冬紀篇)
駒田信二編訳
所かわれば(ふらんす小咄)
河盛好蔵編訳
二杯目のカクテル(米英滑稽譚)
○三田村裕編訳
バラ色の人生(ロシア・ジョーク)
原卓也編訳
吞み助の六匹(漫画)
加藤芳郎
酒にのまれた男たち(江戸小咄)
田辺貞之助
酒乱乱酔(恐怖対談)
長部日出雄吉行淳之介
■実用・実践篇
茶と酒
中川一政
料理と飲物
飯沢匡
正義の味方 下戸仮面(座談会)
大西信行小沢昭一西村晃黛敏郎山藤章二矢崎泰久
ウィスキーの美味しいいただき方教室
開高健
世界の二日酔い民間治療法(特別アンケート)到着順
○イタリア政府観光局伊藤/日伊協会イタリア語講師ロベルト・マッジ/グアム政府観光局中村正生/ユーゴスラビア航空広報部/日本ブラジル中央協会新志/メキシコ政府観光審議会立川光史/メキシコ料理店ラ・カシータ渡辺庸生/カナダ大使館広報部山田栄一/フランス政府観光局前田/日本モンゴル協会春日行雄/スイス政府観光局/オーストリア観光局柴田/インドネシア政府観光局金子/日本インドネシア協会/ハワイ州観光局佐藤/デンマーク政府観光局/アイルランド政府産業開発庁ジョンソン/スーダン民主共和国大使館西村/ペルー共和国大使館/ペルー料理店アレグリア・ティア・スサナ/マカオ政府観光局/ニュージーランド大使館水野潤一/オランダ王国大使館芦塚隆/日本タイ協会/ガーナ共和国大使館情報部/香港観光協会/スペイン政府観光局パブロ・ムーイェル/ドイツ政府観光局坂田史男/ヴェネズエラ共和国大使館中村/ノルウェー王国大使館/トルコ政府観光情報室安田/ベルギー政府観光局宮下南緒子/ソ連大使館広報部“ある在日ソ連人の意見”/ホンジュラス共和国大使館/モロッコ王国大使館/ギリシャ政府観光局小川英二/アメリカン・センター図書館レヴィン/日本パプアニューギニア友好協会 構成=栗間早春
ムーン・ドリンカー(漫画)
古川タク
酩酊の階級/酩酊の形容詞
○山本千代喜
船酔いと二日酔いの関係について
○小島敦夫
フランス・ワイン地図
フランス・ワイン値段表
山本博
フランス・ワイン作柄年表
グラス・クイズ
どの料理にどの酒を飲むか
○キングスレー・エイミス(Kingsley Amis) 吉行淳之介/林節雄訳
酒 好き好き(漫画)
○九里洋二
ワインを買う人のためのガイド
○キングスレー・エイミス(Kingsley Amis) 吉行淳之介/林節雄訳

下戸座談会が最高によかった。黛敏郎とか、日本にもティートータリストがいるのか、
と驚きました。過激だった。酒に関してはこんな人だったのか。

『酔っぱらい読本』(講談社文芸文庫)読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20140524/1400886624
『続・酔っぱらい読本』 (講談社文芸文庫)読書感想
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三冊目
 ↓

『酔っぱらい読本・壱 -A BOOZE BOOK 1-』読書感想
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『酔っぱらい読本・弐 -A BOOZE BOOK 2-』読書感想
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『酔っぱらい読本・参 -A BOOZE BOOK 3-』読書感想
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『酔っぱらい読本・肆 -A BOOZE BOOK 4-』読書感想
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『酔っぱらい読本・陸 -A BOOZE BOOK 6-』読書感想
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奥付にない共同編集者_徳島高義 Wikipedia
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イラスト:佐々木侃司https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E4%BE%83%E5%8F%B8
以上 後は後報で。
【後報】

頁42「酒と音楽」門馬直美
 シューマンという作曲家は、精神病で世を去ったのだが、生前はほとんど酒をたしなまなかったようである。ところが不思議に、このシューマンの歌曲には、酒と縁のあるものが他の作曲家のものよりも多い。
(中略)
 酒と音楽といえば、楽聖といわれるベートーヴェンには、酒をたたえた曲が案外にない。思えば、ベートーヴェンの祖父がぶどう酒の商売をし、父が商売用のぶどう酒を飲みすぎてアルコール中毒になってしまい、少年ベートーヴェンをいじめたという悪い想い出があるから、ベートーヴェンとしては、とても酒を讃美するなど思いもよらなかったのかもしれない。

その次の「画家と酒と」大久保泰は、自身酒が入らないと制作が出来ないことの告解から始め、ヘッセ『青春彷徨』の酒の神を讃える箇所の引用、ロートレックユトリロ、モジリアニという、酒が大量生産されるようになっていつでも比較的廉価に消費出来るようになった近代以降の酒漬け画家の例を引き、連続飲酒でも絵画生産スピードの落ちなかったロートレック、幼少期から酒を嗜み、節酒後は絵に精彩がなくなったユトリロ、正気に帰ることを拒んだモジリアニの所業を活写し、他人に飲酒を強要したり酒乱だったり酔って路上に横たわって電車を止めたりした彼らを弁護しています。

頁69「お気に入りの酒場」ジョン・ラードナー 常盤新平
 酒場の殺人と大酒飲みの当り年だった一八五五年、ニューヨーカー十人のうち三人は慢性アルコール中毒だった。(中略)今日、酒飲みとアル中の比率はせいぜい十五人に一人である。現在、公園や床屋で発生する殺人事件の犯人は酒を飲まない児童や素面のプロの殺し屋である。

ここでいう「いま」は本書刊行時の1970年代だと思います。別の個所に、1960年代はそうと書いてあるので。

頁70 同上
私見によれば、忘れてならないのは、ニューヨークの呑兵衛たちが過去からきっぱり切りはなされ、禁酒法によって、現今の習慣や生態を身につけるにいたったことである。現在のニューヨークの酒の風俗は、ちょうど近代西欧社会が中世の封建制度から発展してきたように、もぐり酒場の時代から進化してきた。もぐり酒場はそれまでの飲酒文化の伝統を一掃して、昔の安価や目をみはるほど高かった酩酊率を死滅させてしまったのである。

どうやってそうなったかの具体的な説明がこの後続きます。この比喩でいうと、ルネサンスや市民革命に相当するものは何だったのか、と聞く人もいるかもしれませんが、鏡のようにあらゆる対象がマッチする比喩なんてないと思います。

頁143「酒乱乱酔」長部日出雄吉行淳之介の対談
長部 よくこういうのがありますね。わたくしお酒がいただけませんで、一杯飲むと胸がドキドキして、二杯飲むと死にそうになって、三杯飲むと落ち着きますというのが(笑)。
吉行 それは落語のまくらかな。

この後、酒乱は昼間(素面のとき)はとてもおとなしいと繰り返し語られます。

頁158からの「正義の味方 下戸仮面」は、先にも書きましたが、とても面白かった。黛敏郎が、日本には珍しい絶対禁酒主義者として最初暴走し、辟易しているかに見えた他の出席者、大西信行小沢昭一西村晃山藤章二矢崎泰久らが、酔いが回ったわけでもないのに次々と口が滑ってゆく様が非常に興味深かった。場の相乗効果ですかね。

頁160
小沢(前略)飲みそうで飲まない人っていうと三国連太郎ウイスキーのコマーシャルまでやってるけどね。
西村 天地茂なんて飲みそうだよね、夜の顔だよね。それから植木等だって浴びるように飲みそうだけどね。
矢崎 高倉健もそうですね。
大西 日本盛の山村聡さん飲まないものね。

(中略)
黛 一つはっきりしてることは酔っぱらった演技は飲まない役者の方がはるかに上手ということはありますね。
小沢 三代目小さんかな。この人は酔っぱらいの酔態で売った人ですけど、一滴もやらなかったっていうことです。

頁161
黛 酒の力を借りなきゃなんにもできない人っていうのは、酒の力を借りたってなにもできんということでしょ。


西村(前略) それで、その遊びということでいえば、酒飲む奴は非常に遊んでるかのごとくに思う錯覚をもってるけど、俺から見ると実は遊んでないんだよ。酒に遊ばれる場合はあるけれどね、醒めた後ただ後悔が残ってね、その後悔は非常に単純な後悔なんだなあ。飲まない奴も後悔するけれど、非常に複雑な後悔の仕方をするんですよ。もう深いんだよ、慚愧の仕方が……。
小沢 それは言えるね。特に買うの後の……。
西村 (笑)あんたね、買うは後でゆっくり話すから、今は酒だから。酒飲む奴がうらやましいなと思うのは単純に反省できるっていうことですよ。飲めない奴は深く論理的に反省する。ここが違うね。
山藤 酒の上っていう便利な言葉がありますからね、とりあえずそれが通用しますよね。
小沢 本当にね、飲めたらなあと思う時ありますね。飲めたらずいぶん楽だろうなあ、今夜はってね。だから言ってみれば酒飲みは非常に安易な道をたどってるんですよ。
黛 そうですね。だから今言った遊びの精神を本当に発揮するにはやはり相当の努力がいるわけでしょう? ところが酒を飲んで遊ぶということは一番安易な道であって、つまり怠け者だから酒をまずかっくらって自分を解放するという、一番イージーな方法です。我々はそういうイージーな方法はとらんのです。

「我々は」と来たか、と、今打ちこみながら思いました。

頁162
大西 それからみなさん経験があると思うんだけど「よく酒も飲まずに女がくどけますねえ」って言われたことあるでしょ。
山藤 あれは腹立つね。

(中略)
西村 酒飲みは自分が酒飲んでくどけるがごとく錯覚に陥るけど、実はくどけないんだよ。もてないのよ、徹底的に。だから酒飲まない奴がもててると、非常に妬ましい。それでそういう言葉がでてくるんだよ。たいがいもててないよ、酒飲みって。
黛 それと一種の女性蔑視につながるんですよ。酒を飲まなきゃくどけないってことは、女っていうのはそんなにもくだらない存在かってことになる。これは明らかに差別です。
大西 そうですよ、失礼だよね。
西村 だけど酔っぱらいの女ってのもいやだねえ!

すごいなあ、と打ちこみながら思いました。のちの二代目水戸黄門だもんなあ、この人。

頁163
黛(前略)だから酒を飲んで殺人を犯しても、これは心神喪失の状態だからっていうことで情状酌量にされて、無罪にはならないだろうけど非常に刑が減刑されるってことがあるでしょ。これは実にけしからんことです。
大西 それと酒を飲む人達っていうのは疑い深いんじゃないかな。僕なんかよく言われるけど、一人だけ醒めてる奴がいるからみたいな言い方するでしょ。つまりみんな一つ酒なら酒でね、お互いに汚しっこした中で一つ穴の貉みたいなところで安心したいっていうものを酒飲みとつきあっているとすごく感じますね。

この後山藤章二山口瞳『酒飲みの自己弁護』について辛辣に批判します。

頁164
黛 酒飲みを一番許せないのは、自分が酒が好きで酒を飲んでいて自己解放ができるし、人生をエンジョイした気持に、錯覚だと思うけれども、なれるっていうのはその人個人の自由だからいいと思うんですよ。あたかも夜中に一人で書斎に閉じ込もってマスターベーションしているのと同じでね、どうぞ御自由に酒を飲んで下さいって言いたいんだけれども、それを人に強要したり、飲めない奴は人間じゃないとか、そういう意識が我慢ならないんですよ。そういう観点から酒飲みは世の中に害毒を流している存在だと思わざるをえませんね。

これは前世紀の話で、いまは21世紀ですから、アルコール分解酵素がどうの肝臓がどうの一気のみ急性その他に対する社会の理解は、飛躍的に向上していると言えます。この後黛は禁酒法施行要請運動の提唱を持ち掛け、列席から、「いい酒飲みもいるから」と反対されます。

頁164
山藤 いい酒飲みがいると同時にいやな下戸もいるもんね(笑)。

黛は次に、刑法に酩酊罪を加えてはと提案します。

頁165
西村 暮になると、道端に酔っぱらって寝ころがっているようなのは完全に酩酊罪だね。
黛 それは懲役一年とか……。
大西 それはそうだ。心神喪失情状酌量とかいうので罪にならないのが許せないね。
山藤 なんにも論理的根拠ないですよ。

心神喪失はそのくらいで終わります。「いい酒飲み」に一番接点のある話題だったと思います。

頁166
黛 不愉快なのは、高級なフランス料理屋など行くと、メニューを持ってきてまず「お飲み物は? ワインはいかがですか」とこうくる。最近は日本も経済成長のせいかどうか、みんなワインを飲む習慣がかなりポピュラーになったこともあるんでしょうね。僕はワインなどというけがらわしいものは飲まんわけで、「水」って言うとね、非常に軽蔑したような顔をするわけですよ(笑)。あれは非常に不愉快ですね。僕はフランスで長い間生活していた経験があるのですが、フランスでは「水」と言ったって決して軽蔑しませんね。「水」にもいろいろあるわけですよ。「エビアン」もある「ビッテル」もある「ビシー」もあるしね、その「水」の何を選ぶかということが我々にとっては一つの楽しみでもあるわけです。日本のレストランではワインを飲まない奴はケチだとか、食事のマナーを知らんとか、そういう非常に思い上がった根性をウェイターですらもっている。それから、ついでに言わせていただくと、ワイン飲まないと料理の味がわからんって言うでしょ。僕はあれは嘘だと思う。ワインを飲んで舌を麻痺させて料理の味がわかるはずはないんで、むしろ僕は水が大変好きなんですが、水の銘柄を飲みわけるというような微妙な舌を持っている人間こそ、料理の本当の味がわかるのではないかということで、水の魅力を再認識することを提唱したい。

こじゃれた小皿無国籍料理の居酒屋なんかで酒を頼まないグループが問題視される現在からすると、隔世の感があります。実際IT革命とかで隔世したんですが。

頁167
大西 でもね、これだけ競争の激しい世の中だと僕ら飲まないで得したっていう気はしますね。つまり女買ってからだって、博打してからだってさ、家へ帰ってから仕事も続けられるしね、本も読めるわけだよ。飲んじゃった人はだめだもんね。
山藤 その日クローズって感じでね、とりあえず。
小沢 ただ逆にクローズできない苦しみっていうのが僕らはある。果てしなく……。
大西 それはある、ある。
山藤 二十四時間営業だからね(笑)。
小沢 飲む人はどこかで終っているから完全にストレスがそれで解消されて、一日が終りになって回転している。
山藤 僕らは吉野家の牛丼だ(笑)。
小沢 それから、飲む連中は酒が相当に生活の方便になっている。
矢崎 酔ってて覚えてなかったっていうのはウソだと思うけど……。
大西 ウソウソ、絶対ウソ。
矢崎 「あの時は酔っぱらって覚えてなくてすいません」っていう。キタナイよね。
西村 そう、まったくキタナイ。

失見当はホントにあるので、こらえてつかあさいと思います。ウソもあるでしょうが…
この後ドライとウェットの比率、バランスアンバランス、革命提唱、保革逆転はノー、の話があり、嫌いな酒飲みの実名トークが始まり、初代パタリロ白石冬美のフトモモを噛んだ役者さんなどが出てきます。イニシャルトークでなく、実名トークであけすけに言える社会って、素晴らしい。フェイスブック、ライン。
最後にこの座談会の意義を推測して終わってますが、酒飲みにはなんの影響もないだろうとの出席者の冷めた意見と異なり、飲まない人間にとっては非常に勇気づけられる素晴らしい座談会だったと思いました。あんまり思いあがった意見には影響してほしくないですが。でもコペルニクス的転回というか、新しい天体くらいの意義はあったと思います。以上
(2016/8/4)