『ちはやふる 7, 8, 9 』(BE LOVE KC) 読了

ちはやふる (7) (BE LOVE KC)

ちはやふる (7) (BE LOVE KC)

読んだのは7刷。
第三十八首で、またちょんまげとか、くしゃくしゃとか見れたので、
よかったです。あとラストの前のページの、うねりがよかった。
気持ちが折れる人と向き合う場面の、丹念な描き込み。
この人は漫画好きなんですね。本当に。
ちはやふる(8) (BELOVEKC)

ちはやふる(8) (BELOVEKC)

読んだのは17刷。表紙の鼻筋の影の付け方が、
マンガで陰影を習った人だと思いました。
ギリシャ彫刻の石膏像とかでやってきた人じゃないし、
気に入った写真を絵に写してきた人でもない。
クイーンの増量はいいんですけど、このへんでヒロインが、
どうでもいい誰にでも声かける気さくな男に告られて、
貞節を失ったりする展開になる冒険とか、破滅型のものがたりの作り手なら、
誘惑に負けてやってしまうだろうなと思いました。
ちばてつやの漫画の主人公は、スポーツに打ち込む以外は、
すべて破滅するとは従来からいわれてきたこと。
ちはやふる(9) (BE LOVE KC)

ちはやふる(9) (BE LOVE KC)

読んだのは13刷。分倍河原ではっとしました。
これから徐々に、南武線ストーリーになってゆくのか。
名人の、ひらがなのワクを越えて音が違って聞こえる、ですが、
私と、伊豆諸島出身者で、
どちらも比較的標準語に近いことばのはずなんですが、
濁音が鼻濁音になる「が」の音とか、
あと私がよくひきずる、「しとり」「あさっしんぶん」
などで、あなたたちのはっちょんは違う、
チベット人に指摘されたことがあります。
そういうのありますよ。韓国でビールを注文するときの、メkチュは、
メッチュではなく、kは、「メッカ」とはっちょんするときの「ッ」の音。

あと、このまいなー競技は、どうしても部活内で完結しないので、
イキオイ社会人の地域活動とくんでゆくカタチになり、
で、私がかねて思っていた、部活やめる一大動機、
恋愛のもつれ、気まずくなる、が、地域クラブがあることで、
スポーツ自体は移籍して続けられるのではないか、が、
今後の展開で実証されてゆく(フィクションですが)のではないか、
という気がします。

今回も献血で読みました。いま既刊は三十三巻か四巻のはずですが、
さすがにそんなには置いてないだろうから、読み終えたら、
地元の献血ルームに戻ってレトルトカレーハローキティもらおう、
と思っていたらこの献血ルームは既刊コンプでしたので、一回三冊、
月イチか2で考えて、四ヶ月から八ヶ月読了までかかるのか。
でも買う気もないし、ブッコフで立ち讀むのも、う〜ん、
もう少しここ通います。以上