- 作者: 陳建一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/04/23
- メディア: 新書
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最近はもう、目標を定めてというか、読んでる本に出てくる関連本で、
読んでみたいと思った本をネットで蔵書検索して、リクエストして、
近所の分館で受け取ることが多いので、図書館の棚を冷やかすことはまれです。
でも今日は本を寄贈しに行ったので(リサイクル本に回すなら回してもらってで)、
ついでに館内を歩いたらやっぱり何か借りてしまったということです。
陳建民の奥さんの本をむかし読んだと思っていたのですが、
たぶん吉永みち子の『麻婆豆腐の女房』を読んでたのかな、と。
日記に書いてるかと思ったのですが、検索出来ませんでした。
- 作者: 吉永みち子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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四川省に行った番組を観たことがあり、あちらの住み込みの小僧さんに、
月幾ら貰っているの?と聞いた時、"你一个月薪水多少?"と聞いていて、
非常にそれが新鮮に聞こえたので、真似して使ってるのですが、
発音が悪いのか全然通じず、"你应该说工资好不好?"と言われたりは…
それはないか。鉄人も中華学校に通ってたわけなので(頁20)、
父親のことば以外に、それなりに時代に対応したことばを学んでたと思います。
薪水、いいじゃん、と思うんですが、工薪とかでも。なんで通じへんねんな。
薪水の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典
http://cjjc.weblio.jp/content/%E8%96%AA%E6%B0%B4
で、その番組で、少年应该刻苦的、みたいなことを言ってたのですが、
そのセリフは忘れてしまい、上の中文は、そのへんのオバサンに、
私が言われたセリフです。若いうちの苦労はするもんだ。
兄弟子筋の方のお店でちょろっとバイトしたことがあって、
その辺はナンシー・チーマーの読書感想かなんかに書いてたかもです。
だから、麺の締め方なんか、書いてるだけでなく、たぶんこうなんじゃ、
とか想像しながら読みました。この本は、そういえば、語りおろしの、
ライターによるテープおこしだと思います。こんな語るような文章を、
すらすら、ふつうは書けない。目次を見ると、撮影・有光浩治
編集協力・祐川巨望、沖津彩乃(アトミック)
とありました。そういうことで。
頁76、チャーハンを作る際、先に冷やご飯に生卵をかけて混ぜ合わせる、
というテクは、久住原作花のズボラめしで読んでましたが、
鉄人が先なのか久住が先なのか… たぶん同期、
シンクロニシティーと思います。
- 作者: 久住昌之,水沢悦子
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/03/08
- メディア: コミック
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頁110
ただ、僕はお酒を全然飲まない。よく酒飲みに「陳さん、人生損してるね」なんて言われるけど、大きなお世話! 僕は飲まなくても十分人生を楽しんでいるし、幸せだからだ。
またこういう引用をしてしまいました。他意はありません。
頁173、父親の味が出せなくて落ち込んだ時、妻がおいしい料理に、
歓ぶ顔が見たくて、それが原点になった話がすべてかな、と。
頁181の味噌汁の賄い、私も別の店で食べてましたが、
こういう理由ではないかったです。各家庭で形成される、
塩加減の舌を、厨房の多様な人間の味覚を通じて、均す作業。
あとなんだろう、視線料理の周富徳は、テフロンのフライパン使うな、
と口すっぱくして言ってたけど、この本は特にそれはなしです。以上