「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody)劇場鑑賞(非応援上映)

ヤフー映画でずっと☆4.7の高評価をキープし続け、「4.7は高すぎるような気もしますが、いい映画でした」などのレビューもついていたのが、昨日ついに、4.69と、0.01ダウンし、それとはまったく関係ありませんが、下記、ローリーがフレディに扮した(イビヤ)写真入りニュースを読んで、えっフレディってインド人なん?と愕然として、見る気になって見てきました。

withnews.jp

私はスマホで予約とか気の効いたことが出来ませんし、会社の福利厚生で割引チケットを買いますので、満席満席の都内では鑑賞が難しく(正札価格で見る気なら問題ないのですが)、また家に帰って掃除もしたいので、海老名か新百合ヶ丘か迷って、時間のあう新百合ヶ丘で観ました。

www.foxmovies-jp.com

「長い、長すぎる」「この映画は賞をとるよ、これはとる、うん」などの感想が聞こえました。何故か私の横の席の女性は、腰が抜けたわけでもないでしょうが、エンドロールが終わっても立ちませんでした。失禁でもしたのか。アールなんとか指定はなかったようで、小学生くらいの娘を二人連れてきたパパママのうちパパが、フレディとジムのキスシーンで気まずさのあまりゲホゲホ空咳を始め、お父さんが若い頃熱狂したバンドなんだぞっ、と教えるつもりが、「ねーねーお父さんも若い頃誰か男の人とキスしたの?」と聞かれる羽目になって、しかしキスシーンでアールナントカ指定はありえないので、ざまぁという感じでした。成人男性のアヴァンチュールシーンをえんえん目視した小学生女子の将来や如何に。ちゅーるちゅーるちゃおちゅーる。いなばちゃおちゅーる。

しかしほんと流石ブライアンシンガーと思いました悪い意味で。ストレートへのギリギリの挑発が止まらない。こっちはいつも生きにくい思いしてるんだ、映画の疑似体験くらいなんだ、とでも言いたいのか。行きずりの男がトイレ入る前にフレディと目線合わせる描写とか、もうフレディなのかブライアンシンガーなのか区別がつかないです。エッチだなあ。LGBTとひとくちに言っても、LとGは性欲の発露の仕方が、女性的男性的だと思う。上の記事読んで、あれ?フレディってバイだったっけ?と思いましたが、フレディが"I think I am a bisexual."と言い、メアリーが"No, you are a gay."と竹を割ったように否定する場面で烈しく同感しました。男性は性欲が攻撃的なので、陰間でも衆道でもお稚児さん遊びでもサツマの若衆ナントカでもアメリカの刑務所でもいいですが、両刀使いは別に歴史的によくあることだろうので、フレディはもっと変人だろうと…

ソロになるあたりで寝てしまい、気がつくと野茂英雄デミオのCMが印象的なエイズ告知の場面になっていて、あたりそこここで鼻をすする音が聞こえ、私は完全に感情移入から取り残されていました。寝るんじゃなかった。

パルスィーは火葬じゃなくて天葬(鳥葬)だろうと思い、帰宅後検索してそのとおりと確認しました。ここ、映画に誰かもう突っ込んでると思うんですが、どうなんだろ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%95%99#%E8%91%AC%E9%80%81

前世紀は谷恒生が、アフリカにはチャイナタウンがないので、日本人のお尋ね者が逃げ込みづらい、と書いており、今世紀は北京政府が国家政策で漢族人民を送り込んでるわけですが、アフリカには伝統的に印僑がいるわけで(ユダヤ人もアルメニア人もいるそうですが)、ガンジーもそれに頼って南アに行ったし、アーミル・カーンの映画、スリー・イディオット、邦題「きっと、うまくいく」でも、ウガンダ印僑学生が嫌われ者役として登場してました。フレディは、こういうところから出てきた人間だったんだなあと。知りませんでした。記事読んでからウィキペディア読んだら、グジャラート語の名前表記 ફ્રારુક બલ્સારા‌ まで書かれていて、いつのまに、と思いました。

私のフレディ・マーキュリーに対する印象はまず、下記江口寿史のおちょくりです。

江口寿史 トーマス - Google 検索

それから、範馬勇次郎のあだな、オーガは、オウガ・バトルから来てるのかなあとか(この曲は出ません)

王さまという歌手が、アイウォントゥライマイバイスィコォウルを日本語で、じーてんしゃ、じーてんしゃ、とか歌ってたなあとか(この曲も出ません)

ジョジョ第四部のキラはまああれですけど、スポーツ観戦してると、ウィーウィルロックユーとウィーアザチャンピオンは耳タコになるくらい聴くです。スタジアムとかアリーナで。アナ雪も合唱上映は見なかったし、今日も足で床ドンドンパッとやりたかったな。館内営業中だとほかのフロアの迷惑でしょうけれど。

音楽映画というと、オリバー・ストーンのドアーズがあまりにアレですので、いい映画であっても人間にいい影響を与えるとは限らないと私は思っていて、それでこの映画に対しては、かなり警戒していました。(全然関係ないですが、数日前に観た「レディ・バード」でも、顔がいいのでよってくる女が切れないバンドマンの彼氏がジム・モリソンがどうのと話して、ヒロインは適当にジムモリスンゴイスーだよねーとか適当に話し合わせてからスーパーレジのバイトしてる人種の違う兄の所に「ジム・モリスンって誰?」と聞きに行く場面がありました)監督ブライアンシンガーだし。でもまあ、フレディもクイーンもブライアンシンガーのものではないので、いくら自己同一化されようとも、最後にはウェンブリーの大観衆と銀幕のこっち側のものになりますので、そこは安心かなと。右手つきだしてつきだしてのフレディ見て、お前はピエール瀧かといっしゅん思いましたが、電気グルーヴのほうがフレディその他を継承してるだけなわけで。ドアーズのようなダウナーな映画にならなくてよかったです。エイズ啓発週間の上映もタイムリーだし。

敬愛する女王陛下へ!クイーン!!!とがなる場面があり、耳で聞くと、フォーマジェスティック!クイーン!とゆってたですが、今度どこかで使ってみようと思った英語表現でした。以上

【後報】

その翌日さらに0.01下がって☆4.68になりました。刻んでる。

ゾロアスター教でも、病死は鳥葬しないのかなと思い調べようとしましたが、挫折しました。テムズ川に水葬するわけにもいかないでしょうし。

で、ブライアン・シンガーが2017年10月から12月にかけて、親の死を看取るだとか、そのまま職場放棄だとか、主演のインド人俳優と軋轢とか、解雇なのか降板なのかだったそうで、主演女優はその後撮影に入ったそうなのでブライアンはブライアンでもブライアン・メイに演技指導というか、本物がどういう人なのか聞いて演じたという情報がばばばっと検索出来ました。

まー私はこの人はエックスメン三作目でスーパーマン撮るから監督かわって、その後キック・アスの監督が撮ったエックスメンの新シリーズがよかったので途中から自分が監督した、という経緯と、ブライアンシンガーが監督したエックスメンがあまり好きでないので、どうしてもそこで、そんなに気持ち入れて空回りすなや、と思ってしまいます。主演フレディに似てなくてもいいじゃないか。インド人だし。ケンカすなや。監督だとそうもいかないか。

eiga.com

どういう性のジェンダーの人が独占慾支配欲が強いかなんて知りませんが、楽しんごが殴ったニュースをふと思い出しました。あまりに思い入れが強すぎて、気らくにいけなかったのか。ブライアンシンガー。テイキットイージーてな歌詞ではないしな、クイーンは。

ブライアンシンガーのおけつを拭いて映画を完成させた人は、エルトン・ジョンの映画も撮ってるそうですが、エルトン・ジョンもまた、アレな人ですので、ブライアンシンガーが、これもボクが撮りたいようと言ってきて絡んだら面白いなと思いました。私はエルトンジョンにはなんの思い入れもありませんし、だいたい世の中エルトンジョンには特に思い入れないと思いますので、もっとやれとしか思わないだろうと。以上

(2018/12/5)

【後報】

f:id:stantsiya_iriya:20181222143028j:plain

さがみ野

(2018/12/22)