原題は簡体字の"长江图"でなく、"長江圖"です。
日本の現在の漢字の「図」ではないです。むかしの"圖"
1989年に書かれた現代詩がじゅうような役割を果たしていて、
その万年筆の手描き字がそのまま字幕で出るのですが、
そっちはぜんぶ簡体字です。青春とは反逆なので、「嫌だーっ」の意味の、
"討厭"が、しょっちゅう出て、簡体字で"讨厌"としるされます。
http://cyoukou-ainouta.jp/ http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1484/
あの場所へ、愛は流れる。
父から譲り受けた船で発見された古びた詩集「長江」。
そこには長江流域の街が記され、導かれるよう船は へと進む。
男は行く先々で“美しい女”と再会し、過ぎ去りし記憶 ――。
ジャック&ベティの
スタンプが八個
溜まったので、
それで見ました。
今回の無料分の、
スタンプは
押してもらえ
ませんでした。
レディースデー、
シニア割、
夫婦割と
いろいろですが、
ほとんど満席で
ビックリしました。
ベルリン銀熊賞、
そんななのか。
映像は、
とてもきれいで、
うれしはずかし
改革開放の
ころの中国を
思わせる風景で、
例外:三峡ダムです。
三峡ダムのゲートだけ、21世紀だった。GDP世界二位の大国中国の風景。
逆にいうと、21世紀なのに、なぜ韓国映画鯨取りみたいな、
まばらヒゲ、セーター、コート、長い髪の、昔のトヨエツみたいな
主人公を持ってきて、ヒロインは永作が、目の下クマがひどい、
みたいな感じで、昨今のアールナントカと闘ってタバコスパスパで、
そんな映画を、なんで作ったのかなー、みたいな。
詩集が1989年と天安門の年ですが、冬という設定なので、12月なら事後、
1月2月なら事前で、どっちだろうと思いました。行間を読むと、
例の亡命ノーベル賞作家高行健へのオマージュだけど、もちろん、
おおっぴらには言えませんや、でももろわかりやん、
てなことなのかなとも思えます。
あの年に調子こいて各地方でのろしあげてその後青ざめて、
逃亡試みた知識青年たちの群れに捧げる鎮魂歌、とかなんとか。
宜賓までしか遡行できませんが、これは、前世紀の下川裕二の、
12万円で世界旅行の企画、長江をどこまで船で遡れるか、でも、
それくらいまでしか行けなかった記憶があります。成都までとか㍉。
(と思ったら、ほぼこれでよかった。成都は方向ちがい)
あちこち廟宇に立ち寄る点も、高行健っぽい。エロも高行健チック。
(でも私はこうこうけん放り投げて、あまり読んでません)
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唐突に長江源に到達しちゃいますが、長江源そんな簡単に行けるとは、
思いませんでした。ここだけ、大人の事情で、主演のまばらヒゲがないです。
黄河源は私も行ってみたかったです。砂金がとれるらしく、民国時代は、
囚人を連れてって強制労働させて、脱走した囚人が行き倒れて、
あっちこっち死体があったそうで… 西川一三とかのチベット旅行記にあった。
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途中少しオチて、気がついたら、ナマケモノの主人公と、
働き者の弟?がケンカして、弟が足スベラして長江におちて、
行方不明になる場面でした。なんなんだか。陰鬱な長江がえんえん、
映りますが、どうせなら、泥土にもぐりこんでエサをさがす、
鄢ブタの絵も入れてほしかった。私の観た、印象的な冬の長江下流域の姿。
長江エレジーとか、青いイナズマみたいな一連の流れを想起しましたが、
それらの具体的なストーリー等が思い出せません。揚子江は今も流れている。
北京ベルリンダブリンリベリア。以上
エンドロールにも名前が出てきた歌なので動画観ましたが、
こんな歌流れてたかな。寝てたときだろうか。河に落ちる弟?と、
ウィーチャットについて会話する場面は現代的です。