『王妃マルゴ 5 』LA REINE MARGOT (愛蔵版コミックス) 読了

王妃マルゴ 5 (愛蔵版コミックス)

王妃マルゴ 5 (愛蔵版コミックス)

Cover Illustration / MOTO HAGIO
Cover Design / LITTLE ELEPHANT

その辺に転がってたマンガです。

本巻はサンバルテルミの虐殺の話。
巻末の既刊広告ページに、在仏の方への資料提供の謝辞と、煽り文句があり、歴史劇と書いて「コスチューム・プレイ」とルビを振っています。サンバルテルミは、劇のように描かれます。劇の様だから劇的というと意味が変わりますが。池田理代子オルフェウスの窓』第二部、ロシア革命の前の、ポグロムの場面でしたか、清貧家庭を襲う暴力というサンプル場面を描いていましたが、時代時代にあった描き方があるのだと思いました。21世紀情報過多の時代の私たちの感受性は、もたらされる世界の情報だけでコップ一杯、すでにあふれて水びたしです。

この次の巻はもう今年の二月に出ていて、アマゾンでは表紙画像は表示されてません。なので、まだ出てないかと一瞬勘違いしました。集英社公式では表紙画像出てるので、何か事情やポリシーがあるのでしょう。検索しましたが、ささっと事情通のページみたいなものは出ませんでした。検索ワードが甘いのか。

帯はヤマザキマリ、帯裏はフラワーズ/ポーの一族の告知。


「マルゴの痛々しいほど豊かな感受性と逞しさ
どこまでも容赦のない権力者カトリーヌ・ド・メディシス
壮絶で残虐が極まる中にも優雅さが漂うユグノー戦争
萩尾望都にしか表現出来ない歴史劇に興奮が冷め止まない」
―――ヤマザキマリ(「テルマエ・ロマエ」作者)

「さめやらない」でなく「さめやまない」ですが、「なりやまない」とかけた洒落だと思います。

2016-05-09『王妃マルゴ (1)』(愛蔵版コミックス)読了
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160509/1462774464
2018-04-09『王妃マルゴ 4』 LA REINE MARGOT (愛蔵版コミックス) 読了