『重版出来!(2)』 (ビッグコミックス) 読了

その辺から借りたマンガです。

重版出来! (2) (ビッグコミックス)

重版出来! (2) (ビッグコミックス)

 

責了」という消しゴム印みたいのが押してあって、作者が実名宛でサインしてた。ありがとうございます。私宛じゃないですが。

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責了

kotobank.jp

装幀:関 善之(ボラーレ)

重版出来!(2) (ビッグコミックス)
 

 アオリというか柱の文句は、双葉社の週刊アクションの「刮目して待て」に尽きると思います。小学館の編集は、この部分も利用して、メーカーから飲食関係の品一年分とかねだるのがうまいイメージがあります。「月刊!スピリッツ」2013年五月~十月号掲載。一巻二巻ともにくーねるまるたの試し読みが入っていて、マルタというのはポルトガル人留学生の名前だと初めて分かりました。某石井中将の防疫給水部隊かと思ってた。そういえば、一巻頁145に、返品改装待ち在庫をばらして書店で手に取る試し読み第一話を手作業で作るばめんがあり、へーと思いました。返品そのまままた出したらダメなんですかね。いいじゃんね少しばかり背表紙の上とかがアレしてても。

頁96、製版所が紙原稿を電子データ化する箇所が見開きで、スキャンするだけなのに職人芸が必要とされるってどういうことだろうと思いました。頁76、ナナメにとるとモアレにならないとありますが、モアレってなんでしょうか。長友のプロポーズかと言ってボケて逃げたい。

ja.wikipedia.org

人間が機械にあわせるのでなく、機械が人間にあわせてほしいです。AI頑張れ。

頁109、体育会系の後輩(主人公)にSNSの使い方で抜かれた先輩編集者が、「は、そうだこいつ…(こう見えて)デジタルネイティヴだ!!小学校でPCならったヤツらだ!💜」とのたまう場面に共感しました。でもだいたいアカウント持ってるだけな気がします。

あとがきで、装幀者が作中のマンガのロゴまでやるようになった経緯が描かれています。読者からの意見が契機だったとか。気にするような絵でもないと思っていたので、う~んと思いました(´Д`)

消えた漫画家を電子版の許諾得るため捜したところ、娘とふたり生活保護で暮らしていた、というくだりは、飛び過ぎてるような気もしました。ただの貧困でなく、生活保護。娘は中学生で新聞配達。生活保護なのに。机と上履きに「生ぽ」他の落書き。ケースワーカーとかは登場しません。柏木ハルコの漫画から吉岡里帆が出てくればいいのに。で、その話が完結せず、ヒキで次巻に続いてるのですが、三巻がどこに転がってるのか分かりません。やばいです。どうなっちゃうんだろ、この話。ド根性ガエルでもないしな~、以上。

【後報】

そういえば、この漫画、一巻でいきなり井上雄彦という実在の人名が出ましたが、二巻でも、セーラームーンのセーラーマーズで北川景子、という、やはり実在の人名でかつ具体的な役目も出ました。ピンポイントで何か狙ったんでしょうか。

(2019/4/5)