『アフガニスタンの少女マジャミン』読了

 帚木蓬生が長倉洋海の写真集を勧めてたので読みました。

アフガニスタンの少女マジャミン

アフガニスタンの少女マジャミン

 

 すいません、この子とほかの子の貌だちのちがいにばかり目がいってしまいました。日焼けせず、赤くなるタチですよね、この子は。だんだん年がたつと変わるというか、濃くなる部分もあろうかと思います。

写真はそこに映る範囲だけで想像力も途切れてしまうので、難しいなと。二百戸あった集落が、ソ連侵攻以来の風雪を経て、今は五軒しかないとか、写真撮っちゃアカンで!で、登場させることの出来ないこの子の母親とか、ナンとユデタマゴとトマトのサラダとガラスの器で飲むお茶道具一式を運ぶ写真で、その後の食事風景を空想出来るかとか。カフワ・チャエーでしたか、その名前の緑茶なのか、それとも紅茶なのかとか、考えるのもまた楽しいですが、文章なら一行で書ける。写真は、それを撮って、それを選ばなければ、読者は見れない。

ここも支援の会があるそうで、そこで、これまでの歩みとこれから?が見れました。小平なのか。

以上