初刷。COVER DESIGN:柳川価津夫+辻威行(SPICE)
また献血で読みました。前の巻はクイーンとの2ショットで、この巻は実姉との2ショット。八重桜対染井吉野だそうで。
この次の巻は呉服屋の後継ぎの巨乳同級生との2ショットで、急激に百合度が高まった表紙になる、と勝手に感じています。 というか42巻は裏表紙が忍者のようです。
さいごの四コマから読み始めて、コピー3コマだわはは、くらいに笑ってたのですが、本編が広瀬錫とアリスの関係に侵食されてるんだかいないんだかみたいな展開で、こういう越境って、起こりうるなと思いました。作者がドラマのキャストを見て考えてしまう。
クイーンユーチューバーの仕掛け人や、その光と影も描かれて、女性は「ブス」って書かれるとほんとに引きずるんだなと分かります。人肉検索による個人情報バラし(という半中国語)がそれほど効かないのは意外。献血の後ヨドバシで、エスカレーターから一番目につきやすい位置にGoProがあったので見たら五万円くらいでした。高いなあ。機材が高いからワシはユーチューバーになれへんねや、世の中格差社会や、なんて言い出すお子はまだおれへんのかいな。
頁32の絵とコマ割りが、相変わらず漫画への情熱は消えてないんだなあと納得の出来栄えで、いいなあこういう絵が描けて、とうらやましく思いました。
頁52の「インフルエンサー」は最近よく聞く言葉なので検索しました。ネガティヴに使われない点が腑に落ちない。
今さら聞けない!インフルエンサーとは? | Web担当者Forum
頁57、天智天皇を私は「てんちてんのう」と読んでました。「てんぢ」なのか。
頁67、クイーンがセーラー服の下にスノー丸のTシャツ着てることは分かりました。へそが見えると思った人は、本田美奈子に合掌。
頁71、ダッフルコートの季節、つまり冬に、長崎ではトマトを作っていて、まだ青いのかと。ハウス栽培でしょうが、関東とはいろいろ異なるんでしょうね。
頁139、白人が若宮詩織のコスプレしてるみたいなクイーンの絵から始まって、花沢健吾が泣いて喜びそうな幽霊の登場まで、愉快に読みました。時々超現実が起こらないと、フィクションの特権が生きないと思う。若宮詩織のスペルを確認するため各種公式見て気づいたのですが、クイーン役の役者さんって、松岡茉優なんですね。どう演じたんだろう。
二冊読めるかと思ったのですが、一冊で終わりました。次の献血は10月17日です。以上