- 作者: 末次由紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: Kindle版
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- 作者: 末次由紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: コミック
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22巻が2014年4月の三刷。23巻は初版。
22巻の広告は百人一首
23巻の広告は暗記カードと小説中学生編と連載本誌。現在進行形の連載読んでねという告知。
巻末四コマは体育祭の各部活対抗リレー。カバー折の作者コメントもそれになるくらい力を入れている様子です。
22巻はオッサンと若者の対局攻防を描いていて、かるたの迫力のうち、フィジカル面での押し合いとかが、やっぱあるのかというのを見せて頂きました。今までの試合描写の中でいちばんではないでしょうか。オッサンを描いたのが勝因と思います。頁92の上段見開き、頁139はよかった。後者は皆の記憶に残る絵になったのではないでしょうか。
クイーン戦のほうは、平等に描こうとしてもやはり弱いかなと。授乳終わったのかとか、コンタクトにしたんだとか、そういうところだけ気が付きました。
23巻は、告白シーンがありましたので、それで押しきれるくらい少女漫画としては大きなトピックというかアジェンダと思いましたが、名人が余計だった。四回留年中の塾講バイトがJKに横恋慕して「嫁」「嫁」呟いてるのもどうかと思いますが、後半一気に、名人は性格が実はとても悪いということになりましたので、人気をトーンダウンさせようという編集サイドの策略なのか、まっすぐな主人公には絶対アンチが多いはずなので、アンチを喜ばせようとしたのか、どっちだろうと思いました。白い鳩の話とかなんなんだろう。東大という設定が余計だったから貶める必要があったのか。東大はいらないなと、確かに思いました。気(象)大とか防(衛)大とか、そこはひねってもよかった気瓦斯。
頁51と、頁65ともに左下のコマがよかったです。23巻は。
クイーンの髪形は、つい最近吉田秋生のハナコ月記で見たばかりのおだんごヘアーに見えたのですが、80年代のスタンダードが、何故21世紀だと母からも祖母からも糾弾される髪形になるのだろうと、不思議でした。クイーンの学校は、東大が出たから、もうひとつのにしの梁山泊の人文研を建物だけ描いちゃった気がします。吉田神社に近いし。
白山交流館が出るとは思いませんでした。土曜午後も練習してるんでしょうか。これには参った。文京区の、六軒くらいしかない銭湯マップも置いてあるんですよね。いいところです。