絵 大畑いくの 編 東雅夫(シリーズ監修)ブックデザイン アルビレオ
そのへんにころがってた絵本。
「子どもたちに、もっと怖いお話を」 怪談えほんシリーズ刊行開始! 第一弾の原作には宮部みゆきさんも登場 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店
紀伊國屋書店によると、岩崎書店のこのシリーズがこわい絵本の火付け役だそうです。
栄えある巻頭❶が宮部みゆこ&吉田尚令和『悪い本』
❸姑獲鳥ナツコ&町田尚子『いるの いないの』
④本書
❺加門七海&軽部武宏『ちょうつがい きいきい』ここまでが第一期。
第二期は、❻恩田"ヨッパライ"陸&樋口佳絵『かがみのなか』
❼しまんこ&寺門孝之『おんなのしろいあし』
❽綾辻行人&牧野千穂『くうきにんげん』
❾小野不由美&nakaban『はこ』
第三期は❿ケガ人佐野史郎(総理)&ハダタカヒト『まどのそと』
⓫『おろしてください』広瀬有栖川有栖&市川友章、以下続刊、coming soon, 乞御期待、刮目して待て。
なんでこの本だけ転がってたのか分かりません。
帯
「怪談」を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい
幼いころから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人としてのイロハを自然に身につけてゆくのです。私たちが人生で初めて出逢う書物である「絵本」を通じて、良質な本物の怪談の世界に触れてほしい――そんな願いから「怪談えほん」シリーズは生まれました。東雅夫 シリーズ企画監修 文芸評論家
これはウソで、子どもにトラウマを植えつけたいだけだと思います。ので、こわいと言っても、スプラッタ全開のR18だと子どもが手に取れないので、ぞわぞわ系、なんとなくイヤな読後感系です。これしか読んでませんが、ほかもたぶんそうだろう。
私は、ホラーは苦手で、みんなが見てるロメロのゾンビなんかは好きですが、あれはホラーじゃないからです。最近も、諸星大二郎関連でニュース検索したら出た、ニューズウィークジャパンの日本徒歩縦断記事にあった、長野県富士見町の「稗之底村跡」について人とやりとりしていて、
富士見町を歩く【稗之底古村址散策コース】| 富士見町観光情報 - 富士見町公式ホームページ
八ヶ岳山麓、諸星大二郎『暗黒神話』の地で縄文と諏訪信仰に触れる | 内村コースケ | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
そういえば、今公開してる「ミッドサマー」って映画も諸星っぽいというか、伝奇的なストーリーらしいですよ、と言われ、検索したら、ヘレデタリーの監督の二作目だったので、コロナ対策もあるから見ませんと即答しました。鑑賞後イヤな気持ちになるらしい。
グレタ・トゥーンベリサンとは関係ありません。
話をこの絵本に戻すと、絵が素晴らしいです。適度に使われたコラージュも効果軍閥グンバツ。
で、ネタバレですが、エウリディケというかイザナミというか、黄泉の国の穢れた食べ物を口にしたから帰れないという展開と思いきや、まったくそうなりません。私どもは、彼がゆうれいのまちで立派に成人して眼鏡の公務員にでもなってくれることを期待しておったのですが、なんということでしょう、彼はゆうれいのまちでも、蓬髪ヒゲボーボー幼少期のパジャマのまま袖丈つんつるてんおなかぽこっと出た、ゲームとジャンプに人生を支配された不適応に成人してしまうのです。不適応はゆうれいのまちで、見知らぬおんなの人がオカアサンになっても不適応なのか。そういう意味で、すごくこわいと思いました。さむけというか(Ⓒロス・マクドナルド)みぶるいがする。でも平熱。から咳なし。結膜炎の症状なし。
なんでこの本だけ以下略
以上
【後報】
この記事をうpした直後に「ミッドサマー」の広告が出ました。AIその程度か。
もっと勉強しろAI。
(同日)