夏休み巡回ラジオ体操が終わった後、コンビニのトイレがウォッシュレットのはずなのに水が出なくてしかたなしにタイ方式もしくはイラン方式(中国や京都ではまったくウォッシュレットなんか使わなかったのですが、私はもうあの頃には戻れません)蕎麦屋が開くまでなんかないかと探して、こういう場所があったので、事前に予約して、行きました。カフェでだらだら開くまで待てないかと思ったら、カフェも10時オープンだったので、外のビオトーブみたいなところで本を読みながら過ごしていたのですが、朝九時に、開館までまだ一時間もあるのに、入口で案内スタッフ(全員女性、制服あり)が高島屋の開店時のような挨拶をしており、なんだべと思いました。
それで、開館くらいの時間には、三々五々人が集まってきて、身長180はあろうかという英語話者の坊主頭と金髪の高そうなスーツ姿のアラサー男性二人と、私と、そこここの老人以外は、親子連れでした。湘南台からここまでのシャトルバスは、いすゞのガーラという名前のパールピンクだかステイゴールドシャンパンゴールドだかのバスで、私はそのバスを知らないので、ここからガーラ湯沢に観光に行く団体が前夜宿泊したのかと思ってました。次の時間にも白人のオバサン女性が見学メンバーにいたので、いすゞはゴーン時代のニッサンより国際性に富んでるのかもしれません。
入って少しすると、大山みたいなジオラマのとこでショーをやるとのことで、上の画面がクレイアニメと静止画像の連続だったので、それがショーかと思い込み、なんでぜんぶクレイアニメにしなかったんだろう、半分以上静止画像やないかい、予算ケチったとは考えにくいので、製作者が納期に間に合わせられへんかったんやろうなあ、と思いましたが、妄想です。
と思ったら、ジオラマの中が朝になり、実際にジオラマの中を、自動制御のミニカーが縦横無尽に走り回り、いちいち日本語と英語でその説明があるので、ははあ、そういうショーなのかと思いました。
夜明け前に、漁港から走り出るトラックや、ゴミ収集車の場面。「写真撮ってもいいですか」と係員の人に聞くと、ご自由にどうぞ、ただし乗り出して中にモノや手を入れたり、後ろの人が見えなくなるようにはしないでください、とのことでした。
夕方マンションで火事が発生して、消防車と救急車が駆けつける場面。スクールバスやら、上の高速道路の清掃車やら、いろいろ走ってます。
分かりにくいですが、大型レッカー車が故障したダンプを釣り上げて運んでいるところ。これが出るまでは、最大三軸だったので、四軸以上は出ないと思ってました。したらこれが出て、直後に四軸のコンテナトレーラーが走り去ってゆきました。
ということで、ジオラマの科学力はまだオートバイ未対応です。歩行者もいませんでした。白人二人は、始まるまで「トランスフォーミング」とか軽口を叩いていましたが、一台もロボットに変形しないので、席をたってました。
パネルのみの災害派遣自衛隊車。前は電源車として、後ろのパラボラアンテナ車は何だろうと思いました。スマホ基地局車ではないだろうし。自衛隊車はプラモにもなってるわけなので、売店ブースで自衛隊ミニチュアカーが非売品でも、おたつく必要はありません。
これもパネル展示で、警察の、ホースで水をかける車。DJポリスが乗ってるような指揮車の写真もありました。
護送車大集合。サミットで地方からかき集められた機動隊員を全員乗せるとするなら、これくらいの台数は必要かもしれません。
こういう、路線バスやら消防車やらトラックやらの中に乗れます。
二階連絡通路の装飾。
こんなことが壁一面書いてあります。
世界中からニーズを調査する模型
無人輸送でしょうか。
ペルーにそれを支払う能力があるのかどうか、というと、失礼ですよとたしなめられるでしょう。
そして、みんなで頑張ってCADかなんかでくるまを設計します。
設計大変だなあ。
いすゞのペーパーレス推進に関するイラストではないと思います。
試作品はこうやって作るが、量産品はその限りではない、という箇所。
同
試作車の模型。ファミリーカーの試作車がこういう塗装で走るのはみたことありますが、大型もあるんだなと。
こういうのを固めてバンパーとかにするよん、の箇所。
こうやって型を抜いて製品にしていくよん、という箇所。
ラインについての朝礼の箇所、と思います。
作業着など
車内に各パーツを実装する作業みたいです。
出た、看板方式だかなんかの、時間効率追求連帯責任アタック。漫画家を目指す季節工の青年が、時間内に艤装完了しないと辱めを受けるエロ同人誌を描く、というストーリーを考えました。もちろんここのスタッフなどを念頭においた、「彼も人なり、我も人なり」のジェラス。
鉄の原料。アルミはインゴッドから作るそうで、展示してました。
あっちこっちにエンジンの展示があり、これはエコエンジン。
トイレの貼り紙。
戦争中にいすゞが作ってた車。最新のとこには、連結バスがあったので、そこの展示にいたスタッフの人に、神奈中はドイツから入れたって聞いたけど、いすゞも作ってんですね、連結バス、と、白人が質問しないでふたりだけで英語でペラペラやってるので、代わりに質問すると、「メルセデスですよね、弊社の連結バスは、関東では走ってる場所が少ないのですが、日野さんが同型を作ってまして、そちらなら、みなとみらいエリアに行けば、運が良ければ見れると思います」みたいなことペラペラ言って、その該博な知識とていねいなことばづかいに、これだ、さっきの同人青年は、給料いくら知らないが彼女たちの努力に胸を打たれて原稿を削除するが、すでにコピーがさらに下種な同僚の手によっていすゞ全体にばらかれており、前代未聞の珍事に上層部は彼を呼び出し、大企業あるあるで、一度被った汚名は社内イントラ上に永遠に残ることとなり、彼はいたたまれず、設計でひとりだけ彼のマンガを見てくれた男が中国企業に一本釣りされて、河北省保定郊外の隔離環境で中国メーカー車の設計に携わっているのを知り、彼を頼って、中国でも一、二を争う人の悪い地方に远走高飞するのであった… というストーリーにしよう、だれか描かないかな。保定の中国ベンダーで働く邦人技術者には、ホントに会ったことがあります。
ベランダから見えるいすゞ工場。「商品車が通ります、道を開けてください」という自動音声アナウンスがちょくちょく流れてました。
エスカレーターは日立製。
一号車の模型
いろんな車のミニチュアの中にある、シン・ゴジラヤシオリ作戦車。
おうちプラザのチラシ。
館内ではこういうシールをからだに貼ってます。いすゞ広かった。座間日産より広かった。太田のスバルより広いかもしれない。以上