『シャンピニオンの魔女』"CHAMPIGNON WITCH" 〔1〕Higuchi Tachibana presents 樋口橘(花とゆめCOMICS SPECIAL)読了

ふと開いた虚構新聞の「今月の一冊」*1で紹介されてたマンガ。紹介に使われてるイラストは、一巻頁25左下のコマです。

ブッコフで¥220(税込)で買いました。帯なし。初版。

たぶん『学園アリス』はその辺にたくさんあったと思うのですが、私が手に取ったことはなく、内容も知りません。

頁086によると、表紙と裏表紙のキノコはベニテングダケだそうで、京都在住の著者は見たことないそうで、関西には生えてないんでしょうか。網で炙って醤油をつけて食べるとオイシイ(うそです)*2シイタケ栽培するんで原木を長野から持ってきたら菌がついてたんだったかな、冷蔵庫や網で炙った(うそです)の以外にも見たことはあります。

まんがParkというウェブサイトに、2019年10月から2020年3月まで掲載。第一話から第四話まで。第三話は①②に分かれてます。各話に「おまけ」があって、設定衣装集、家屋の見取り図などがこれまたウェブサイトに載って、それらをひっくるめて週イチ更新のスタイル。番外編のみ「ザ花とゆめファンタジー」という雑誌の2019年12/1号に載ったとか。

cover design装丁/黒木香ベイブリッジ・スタジオ

毒手ものでぼっちジャンルといえばいいんでしょうか。二話の、さべらない二次元の創作物の恋人が動き出して月夜に宙で踊る場面はほんとうにきれいだと思いました。で、創作にあたってのモデルになった人物が、口を開くと出て来るのが全部ホストみたいな歯の浮くようなせりふで、それでイチコロになってしまう処女がかわいそうでならなかったです(上から目線)頼むからトー横に立ってオナクラくんが小田急線に乗って見物に来るような展開にならないでほしいと祈りながら読んで、最後、その男が落ちぶれてボコボコにされて半死状態で川上からどんぶらこと流れて来たので、白魔術師界のお家騒動勃発かと思いきや、別人が流れてきたみたいです(フライングで二巻を読んだ感想)

ちゃんとヒロインを「守る」もう一人のヤソキー系男子も出るし、毒手でぼっちでもすばらしいですよと思いました。私のように道を外さなければ、そのうち電動自転車で保育園まで爆走して子どもを放り投げて帰ってくるような人生になるかもしれない(ならないかもしれない)

巻末に"THANKS"と題して、アシスタント、編集、装幀各位への謝辞。そして、"Recommended by C.Umino and You." ウミノサンが誰か分かりませんでした。ウィキペディアによると、豚の覆面の自画像を描くそうで、それでそのページに「ブタの魔法使い」と書いてあるのかと分かりました。

ちょうどこの巻のさいごのあたりから現実世界でコロナカが始まるので、どの程度作品に影を落とすかも注意して続巻を読んでみようかと思います。ブッコフで中古があったのは二巻までなので、その後は新刊を買うか決めてません。以上

*1:このまんがは本日時点でまだ「今月の一冊 バックナンバー」には反映されていません。

虚構新聞:今月の一冊一覧

*2:

www.yamakei-online.com