ファジルとイムサック(ラマダン六日目の朝)

人形シリーズ

自由が丘編

イランのクルド人の人形。

店内にエケコがあったので、

「この人形もペルーですか?」と訊いたら、

ちがいました。

その前に会話の流れで、東十条にはパレスチナ人の店以外に、クルド人の店もあって、たぶんイラククルド人という話を私がして、たぶんトルコのクルド人も店に入り浸ってるのかも、みたいな感じで、それを踏まえて、この人形を、

「イランのクルド人です」

と説明してくれました。

タブリーズアゼルバイジャンの話をした後でしたので、すっと入りました。あと、クルド人イラク、トルコ、イラン以外にシリアにもいて、シリアのクルド人こそ、難民キャンプやら各種欧米映画やらで取り上げられていた*1、対ISの闘士で難民ということになっていたのですが、イスラミック・ステートが下火になって、シリアがふたたびアサド政権でいちおう治まった(国内は荒廃してるはずですが)現在、なんか、抜け落ちてる気がします。さっこんのもろもろ(イラクでもシリアでもない、トルコのクルド人西川口難民問題)はよく分からない。

今朝も、四時に目覚ましを鳴らして、四時五分くらいに起きて、お湯を沸かして、ホットドッグにマスタードをケチャップ、もうひとつにはマヨネーズをのばしてオーブンで四分焼いて、缶入りりんごジュースで流し込んで、片手鍋で沸かしたお湯でネスカフェのカフェオレを作って飲み終えて、四時二十六分。

それからストレッチして、お茶をあげて。出荷のしたくをして。トイレ一回。もう少し適切なタイミングで水分補給すれば、もう一度行けるのですが、とりあえず二回目はないかったです。ねこは外に出て、また中へ。平熱です。

東京ジャーミィのラマダンカレンダー2024の英語版と日本語版を見ていたら、「真の夜明け」白い糸と黒い糸の区別がつく明るさの時間の表記がちがっていて、あれっと思いました。英語版はファジル、日本語版はイムサック。

Fajr prayer - Wikipedia

英語版ウィキペディアには、トルコ語のファジルはサバー"Sabah"と書いてあるのですが、イムサックという言い方もあるようで、そっちが使われている。真の夜明けの礼拝。

İmsak - Vikipedi

トルコのラマザンカレンダーを見ると、そのほかの時間の礼拝もすべてトルコ語呼称があるのですが、東京ジャーミィの日本語版カレンダーでは採用してません。アラビア語のズフール、アスール、マグレブ、イシャーを書いてます。真の夜明けだけ、英語版とちがう。なんでだろう。

イムサックを検索した時、インドネシアムスリムについて書かれたブログなどでも使われていたことばでしたので、てっきりデファクトスタンダートだと思ってました。アラビア語はファジルで、英語圏ではそっちとは。イムサックだとプペルのしとの相方やタイのボクシング選手に似てしまうからか。ちがう。

この日のイムサック、ファジルは、東京と横浜が04 : 26で、厚木が04 : 27でした。 マグレブは東京と横浜が17 : 57で、厚木が17 : 58。

ラマダーン - Wikipedia

すなわち、断食をするかどうかは、原則として宗教的モラルの問題である。

日本語版にはこう書いてますが、アラビア語版だと一部のイスラム諸国の法的な罰則も記載されています。

رمضان - ويكيبيديا

تنص قوانين بعض البلدان المسلمة بمعاقبة المجاهرة بالإفطار في رمضان، تختلف العقوبة من بلد لآخر من غرامة مالية إلى مدة محدودة من السجن أو تنفيذ خدمات مدنية. في بعض البلدان الإسلامية، يعتبر بالمجاهرة بالإفطار في رمضان جريمة.

(グーグル翻訳)

一部のイスラム諸国の法律では、ラマダン期間中に公然と断食を破った場合の罰則が定められており、その罰則は罰金から有期懲役や公務員の執行まで国によって異なります。一部のイスラム諸国では、ラマダン期間中に断食を破ることは犯罪とみなされます。

英語版はどうでしたか。書いてなかった気がしますが、忘れています。

さて。

今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。