2025-01-01から1年間の記事一覧

『劇場』又吉直樹 "Gekijō (Theater)" by MATAYOSHI NAOKI 読了

施川ユウキ『ド嬢少年過ぐ』②に登場するピース又吉サンの芥川賞受賞作『ビーバナ』を読んで面白かったので、他の作品も読もうと思って借りました。したっけ、こりはあんまり…おもせぐねえべしゃ(うそです) 初出「新潮」2017年4月号 こっちのがコーソウは先…

君子蘭をしまいました

人形シリーズ 稲城編 11/18㈫は、それまで上下スウェットで寝ていたのですが、ふとんがあったかいから、上はTシャツでいいかなと思って、Tシャツで寝て起きて、寝覚めがよかったです。寝汗もかかなかった。まだそこまで寒くないということなんでしょう。夜…

富士山ナンバーはよく見ますが、飛鳥ナンバー初めて見ました

人形シリーズ 稲城長沼編 強運の像 明治四十年東京渋谷に宮田家具店を創業した初代総本店主宮田藤吉の座像です。 大平洋戦争末期武器調達として供出の命を受け国に没収されましたが戦後奇跡的に発見され無事返還されました。当社の守り本尊として大切に受継…

短篇『カラス』『接着剤』『狸』『酔いどれの帰宅』『わが家の戦士』『ヒッピー』(筒井康隆全集6)Short Stories "The Crow", "Glue", "Raccoon Dog", "The Drunken One's Return", "The Warrior of Our House" & "Hippie"〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉読了

『カラス』"The Crow"(「週刊言論」昭和43年(1968年)9月25日号) 解説で褒められているショートショート。私が読んだ筒井サン作品の狭い範囲では同工異曲が『無限効果』で、『無限効果』の方が出来がいいのですが、『無限効果』の方が先です。「NULL」に1…

短篇『落語・伝票あらそい』『マイ・ホーム』『亭主調理法』『時の女神』『あらえっさっさ』『わが愛の税務署』(筒井康隆全集6)Short Stories "Rakugo: The Struggle for the Receipt", "My Home", "Husband's Cooking Method", "Goddess of Time", "Arae-Sassa" & "My Beloved Tax Office"〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉読了

『落語・伝票あらそい』"Rakugo: The Struggle for the Receipt"(「漫画サンデー増刊号」昭和43年(1968年)8月) 『九十年安保の全学連』の感想を書いた時に、「安保」と「全学連」の英語の意訳をつけたら、おそろしいイキオイで字数を消費してタイトルが…

『エンガッツィオ司令塔』筒井康隆 "Engazzio Command Tower" by TSUTSUI YASUTAKA 読了

筒井サンが創価学会をおちょくりこかした作品を読もうと題名を検索していた折に出たブルータスのインタビューで、本書に北朝鮮のパロディ『首長ティンブクの尊厳』が収められていると知り、韓国と日本が交戦する処女長編『48億の妄想』が面白かったので、こ…

短篇『君発ちて後』『最終兵器の漂流』『ふたりの印度人』『懲戒の部屋』『美女』『いずこも愛は』(筒井康隆全集6)Short Stories "After You Depart", "The Adrift Final Weapon", "Two Indians", "The Disciplinary Room", "Beauty" & "Love Everywhere"〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉読了

『君発ちて後』"After You Depart"(「別冊文藝春秋」昭和43年(1968年)3月) 築地稀夢子(つきじきむこ)(30)結婚六年目、夫が蒸発して一週間。という出だしで始まるダダ小説。不条理に次ぐ不条理ですが、エロという読者の要望を外さないので、だいじょう…

ファンキーフライデーにはグイグイマン、グイグイウーマンというコーナーがあります。

人形シリーズ 稲城長沼編 ふと思ったのですが、キリコ・キュービィという中二病の権化みたいな名前の主人公はもう二度と出てこないんじゃないかと。ギャグなら分かるんですが、シリアス路線でこの名前はないよ。放送当時、『OUT』で、ブレランインスパイアと…

『九十年安保の全学連』(筒井康隆全集6)(筒井康隆漫画全集)"THE All-JAPAN FEDERATION OF STUDENT SELF-GOVERNMENT STUDENTS (Zengakuren) ON THE 1990 U.S.-JAPAN SECURITY TREADY (Ampo) PROTEST"〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉〈YASUTAKA TSUTSUI MANGA COMPLETE WORKS〉読了

(「週刊朝日」昭和43年(1968年)8月9日号)(「漫画読本」1969年1月) 全集第6巻と漫画全集両方に入ってる作品のうちのひとつ。記念すべき筒井さんの漫画家デビュー作。小説は漢数字「九十」で、マンガはアラビア数字「90」のタイトルです。全学連と安保の…

『筒井順慶』『アフリカの血』(筒井康隆全集6)(筒井康隆漫画全集)"TSUTSUI JUNKEI" & "AFRICAN BLOOD"〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉〈YASUTAKA TSUTSUI MANGA COMPLETE WORKS〉読了

実業之日本社版筒井康隆漫画全集を古書で買ったので、モトをとろうと思って、といってもこのブログはロハで、収益化とかそういうことはないので、精神的な意味ですが、それで、借りた筒井小説全集の中で、マンガとカブってる話の感想を先に書きます。漫画全…

ビッグコミック2025年10月増刊号掲載(諸星大二郎劇場46 Morohoshi Daijiro Theater Vol.46)アリスとシェエラザード|番外編 "Alice and Scheherazade : Extra Episode"『ハンミ国旅行記』"TRAVELOGUE OF HAMMI" 読了

9月17日発売でしたが忘れてしまい、21日にコンビニ七軒回ったのですが見つからず、22日に駅前書店で買いました。 bigcomicbros.net 右は今号の表紙。 カズオ・イシグロの同名小説が原作の映画「遠い山なみの光」にて、吉田羊演じる悦子の若かりし頃をみずみ…

エッセー『面白さということ』『情操教育のヒントに』『大学の未来像』『深夜族』(筒井康隆全集 2)Essays: "What Is Fun?", "Hints for Emotional Education : The significance of publishing Iwasaki Shoten's "Masterpieces of the SF World"" "The Future of Universities" "Late-Night Gang" by TSUTSUI YASUTAKA

筒井康隆全集第二巻の感想もこれでおしまい。といっても『トラブル』など短編四つ感想を書いてないので、あとで追記します。『トラブル』については書いておきたく。 『面白さということ』"What Is Fun?"(「SF新聞」3号、昭和41年(1966年)11月) 頁341 面…

Short Story : "The Rhapsody of Colored Spectacles."〈THE COLLECTION OF TSUTSUI YASUTAKA vol.6〉〈Yasutaka Tsutsui Manga Complete Works〉『色眼鏡の狂詩曲ラプソディ』(筒井康隆全集6)(筒井康隆漫画全集)読了

筒井康隆サンが公明党と創価学会をおちゃらかした短編を読もうと思って、題名を検索した際に出たブルータスの記事に本作の名前が出たので、読みました。 brutus.jp 「BRUTUS」No.838 2016年12月15日 特集|危険な読書 B 「不謹慎」であり続けることは、時代…

エッセー『ファン・クラブを大組織に発展させる方法』『『東海道戦争』あとがき』『SFを追って』『ジャズ』(筒井康隆全集 2)Essays: "How to Develop a Fan Club into a Large Organization" "Afterword to 'The Tokaido War'" "Chasing Science Fiction" and "Jazz"〈THE COLLECTION OF YASUTAKA TSUTSUI 2〉読了

『ファン・クラブを大組織に発展させる方法』"How to Develop a Fan Club into a Large Organization."(「タイムパトロール」1号、昭和40年(1965年)8月) 新たなSF同人発足を祝して、ヌルの実績だかなんだかをひっさげた筒井サンが、あることないこと毒舌…

短編『ハリウッド・ハリウッド』『ケンタウルスの殺人』『タック健在なりや』『お玉熱演』『トラブル』筒井康隆(筒井康隆全集 2)"Hollywood Hollywood""Murder by the Centaur""Is Tuck Still Alive?""Otama's Passionate Performance" and "Trouble"〈THE COLLECTION OF YASUTAKA TSUTSUI 2〉読了

『ハリウッド・ハリウッド』"Hollywood, Hollywood."(「MEN'S CLUB」昭和41年(1966年)4月号) この本でいちばん衝撃を受けた作品。むかしも読んだはずなんですが、理解してないかった。流石『時をかける少女』や『七瀬ふたたび』の作者というべきか、父親…

読書感想を書く時間を惜しんで体力回復のため寝たのでまた日記を書きます

国際ソロプチミスト稲城 寄贈 INAGI PEAR PARK いなぎ ペアパーク 人形シリーズ 稲城長沼編 なぜか大河原関係のモジュールは南武線沿いにしかないです。京王側にもあってもいいと思うんですが。 11/4㈫はごみ出しして、トイレ一回。ストレッチはあとです。お…

『太平天国演義』〈参〉甲斐谷忍(SCオールマン)"Romance of Taiping Heavenly Kingdom" vol.3 by KAITANI SHINOBU〈SC ALLMAN〉読了

別の漫画なんですが、ブッコフで大人買いしたら、最終巻だけなかったようで、読みたいという声があったので、アマゾンの出品を、さして安くもないかったのですが、えいやで買って、そのついでにこれも、同じ出品者の業者さんから三百日元切る値段で出ていた…

東アジアの、生まれたとたん一歳になって、次の正月でもう二歳になる「数え年」の習慣(誕生日無視)が零の概念の導入を阻んだ一要因ではないでしょうかとAIに質問したら、「一般的に認められた歴史的事実や数学史の定説ではありません」と一蹴されました、くやしい。灌仏会でもうガウタマ・シッタールダは一歳だったの?

人形シリーズ 南町田グランベリーパーク編 11/2㈰は美化デーです。美化っと神奈川。横浜は3R夢ですが、ここは県央。あちこちで家の前の道路やそうでない道路の雑草を毟る人たちを見かけます。もちろんほったらかしてる家も。回覧板回ってこなかったとか、そ…

一周忌の翌年に三回忌が来るのは、仏教が「二」という数を忌み嫌っているからではなく、数えで数えるので死んだ年がいきなり一回忌=葬儀だからで(一周忌は二回忌)そうなるとインドで六世紀に確立されたゼロの概念は仏教とともに東漸しなかったわけで(アラビア経由で西洋には伝わった)(伝わっていたら葬儀は零回忌になるはず)それは何故なのか

人形シリーズ 海老名編 10/31㈮はラジオ体操しました。 10/31㈮はお湯を沸かして、ストレッチして、お茶をあげて。燃えるごみの日。ねこは外から中へ。トイレ一回。 10月が31日あることを忘れていました。スキャン的なアクセスがまたすごくなって、アクセス…

令和七度目の十月十五日から二十三日までの写真

時間がないので引き写したりグーグルレンズで文字起こしして修正したりをほとんどしません。 一般社団法人 日本記念日協会 10月15日 - Wikipedia たぶん、フライパンで作るあんかけラーメン。ナスやらピーマンやらオクラやらブチこんで。葱と胡椒を載せて。 …

『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり ⑨ 』荒井ママレ 医療原案/富野浩充(ゼノンコミックス)"UNSUNG CINDERELLA - Hospital Pharmacist Aoi Midori" vol.9 by ARAI MAMARE Medical draft : TOMINO HIROMITSU〈ZENON COMICS〉読了

私の零細過疎ブログにも平均してずっとアクセスの多い記事があり、このマンガの8巻はそのひとつです。ほかは、有線の社長サンの伝記とか、JRの貼紙とか… stantsiya-iriya.hatenablog.com 正直、これまで書いたこのマンガの感想でいちばんアクセスが多いとす…

『舞妓さんちのまかないさん ㉚ 』"Maiko-san Chi no Makanai-san" vol.30(ANIME "Kiyo in Kyoto:From the Maiko House")(LIVE ACTION "The Makanai: Cooking for the Maiko House." )(少年サンデーコミックススペシャル) SHŌNEN SUNDAY COMICS SPECIAL 読了

読んでないかったのですが、その辺にあるはずが、見つからないとのことで、『凪のお暇』最終巻同様、自分で買い直しました。そしたら別のひとも読んでないから読むということで読んで、「こういう終わり方だったのね」ということで、まあよいことをしたかな…

"Ora, Ora Be Goin' Alone" (English) "Pójdę sama" (Polish) "Le dernier voyage de Momoko Hidaka" (French) "Una stanza per Momoko" (Italian) "Jeder geht für sich allein" (German) 『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子 WAKATAKE CHISAKO 読了

先日、病院への送迎のあいだの時間つぶしに入った喫茶店で、本書の帯付きを見つけ、その時は写真撮りませんでしたが、いつか帯の写真を撮ろうと思い、それで先に本を図書館で借りました。同時に第158回芥川賞(2017年下半期)を受賞した『百年泥』はインドの…

『ベムたちの消えた夜』『会いたい』『かゆみの限界』『カメロイド文部省』筒井康隆(筒井康隆全集 2)"The Night Bem and His Friends Disappeared""I Want to See You""The Limits of Itching" and "The Cameloid Ministry of Education"〈THE COLLECTION OF YASUTAKA TSUTSUI 2〉読了

『ベムたちの消えた夜』 "The Night Bem and His Friends Disappeared."(「SFマガジン」昭和41年(1966年)3月号) SF好き少年少女の心に刺さるような、リリカルな作品。夜の十一時に公園でイチャイチャしていた(と警官は思っている)少年少女を補導した警…

『火花』又吉直樹 "Spark" by MATAYOSHI NAOKI 読了

施川ユウキ『バーナード嬢斯く語りき』②に出て来るオバケ小説。「文學界」2015年2月号に掲載され、文芸誌のみならず定期刊行物全体でも珍しい「雑誌の増刷」を二度繰り返し、四万部発行の快挙。芥川賞を受賞して受賞作として掲載された「文藝春秋」2015年9月…

『ラッパを吹く弟』『遊民の街』『チューリップ・チューリップ』『赤いライオン』『トンネル現象』『マグロマル』筒井康隆(筒井康隆全集 2)Short stories: "The Little Brother Who Played the bugle""The Town of Idlers""Tulip Tulip""The Red Lion""The Tunnel Phenomenon" and "Maguromaru"〈THE COLLECTION OF YASUTAKA TSUTSUI 2〉

『ラッパを吹く弟』"The Little Brother Who Played the bugle."(「宇宙気流」昭和40年(1965年)8月号) (1) グーグル訳はトランペットだったんですが、なんとなくビューグーにしました。 bugle - Wiktionary, the free dictionary 筒井サンの作品はもっと…

『堕地獄仏法』『末世法華経』『堕地獄日記』筒井康隆(筒井康隆全集 2)"Down in Hell Buddhism," "The Lotus Sutra of the apocalypse," and "Down in Hell Diary"〈THE COLLECTION OF YASUTAKA TSUTSUI 2〉読了

AIはおそろしい。 AI による概要 『堕地獄仏法』、『末世法華経』、『堕地獄日記』は、小説家である筒井康隆氏の作品に似たタイトルですが、それぞれ別の作品です。 『堕地獄仏法』::筒井康隆氏の著作ではなく、筒井氏を意識した「筒城灯士郎」名義で発表さ…

令和七度目の十月五日から十四日までの写真

一般社団法人 日本記念日協会 10月5日 - Wikipedia 自転車に乗り出すと目に付く、ポイ捨てマスク。ヒサシブリに撮りました。 いちばん安いボールペンが歩道に落ちていて、踏まれて砕けてました。 公園にワンサと生えたきのこ。下記の可能性があるので、親切…

令和七度目の九月二十五日から までの写真(十月四日まで)

一般社団法人 日本記念日協会 9月25日 - Wikipedia 白ゴハンにのりたま、ゴーヤのおしたし、里芋のにっころがし、鶏肉の大蒜炒め、ひじき、葱と里芋の味噌汁。 稲刈り後の田んぼ。 彼岸花。 ハサミ虫。 es.wikipedia.org ダチュラ(朝鮮朝顔)のつぼみ。皮か…

昨日眠い中日常のよしなごとを下書きしておいてよかったです。今朝書くことがない

人形シリーズ 鶴間編 10/21㈫はお湯を沸かして、ごみ出しに行って、ストレッチして、ねこを家に入れて、仏壇のマッチを捨てて、お茶をあげて。トイレ二回です。ちょっと黒いかな。明日は午前中雨だそうで、今も(昨日も)顔に当たるんだか当たらないんだかが…