『フィジーの安さん』 (集英社漫画文庫)再読

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フィジーの安さん (集英社漫画文庫)

フィジーの安さん (集英社漫画文庫)

粕谷紀子あらすじ館 フィジーの安さん
http://www11.atwiki.jp/kasuya-noriko/pages/29.html

不要本の山から、ふと出てきた集英社漫画文庫。
酔って買ったのだと思います。
どこかの古書店に立ち寄って、めぼしいものは見つからないけれど、
手ぶらで出るのは仁義を欠くような気がして、
何か理由を探してこの本をレジに持って行ったはずです。
たぶん、理由は、「安」をアンと読むのかヤスと読むのか、みたいなこと。

最後まで読んでも分からないんですね。ルビが振ってないし。
上記のあらすじサイトでは、ヤスと読んでるみたいです。
どうも安さんと奥さんの関係というのが、砧をうつ女とか、そういうアレのようでもあるし、
そうでないようでもある。よく分からない。月光仮面
そこにフィジーだったので、パッチギ!2みたいなネタかなと思って、
手に取ったんだな、あの時は。下の動画の2時間零分コンマ8秒くらいから、みたいな。

たぶんきちんと描くつもりもなかったのだろうと思われます。作者的に。曖昧が吉。
安めぐみ、安田成美、安達祐実安藤裕子安室奈美恵安堂ロイド
余貴美子一青窈は、オープンでよいやね。華人はオープン。

今回読み返して、主人公の浪人生が、行政の支援があるかどうかは分かりませんが、
けど面倒見の良い安さん一家に家出して、
安さん一家の金銭的な負荷が限界を超え、一家崩壊、行方知れずになる、
というなんかすごい話であることに気付きました。
(そして浪人生はケロっと予備校に復帰する)
http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/500007548.jpg
電波少年ウルルンで、編集でもいい話に改造し切れず、
お蔵入りにした滞在記があったとしたら、こんな感じだろうなと思いました。
日本に帰ってもお前は私の息子だ。
前読んだときは酔ってたからテキトーでしたが、素面で読むとそんな感じ。
下記で高野秀行が、ちょっとした財産ほどのアヘンを贈られながら、
全部消費してらりぱっぱに終わり、村人から呆れられるシーン思い出しました。

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

作者は、Wikipediaには書いてないけど、この本の作者紹介では東京外大仏語科中退。
アン・ドゥ・トロワ。
この本の他の作品で、ハーミオーニというのが出てきますが、
ハーマイオニーやあ、と思いました。